なんでも道しるべ

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【新商品が仲間入り】eMAXIS Slimに待望の米国まるごと投資のインデックスファンドが誕生!

eMAXIS Slimシリーズに期待できる新たな商品がラインナップされるということです。

それは、「eMAXIS Slim全米株式」となります。

これまで、eMAXISと言えば、米国株式ということで、よく似た名前ではありますが、実は違います。

米国株式はS&P500ということで500社の指数となりますが、全米株式は米国市場の時価総額の99%をカバーするということで、まさしくまるごと米国という商品となります。

バンガード社のETFでいうと、米国株式S&P500はVOO、全米株式はVTIとなります。

どちらの商品も米国内でも人気で、日本ではS&P500の方が有名と言いますか、こちらの指数の投資信託に積立している人が多いのですが、米国では全米株式もかなりの人気のようです。

S&P500のVOOが純資産総額47.8兆円であるのに対し、全米株式のVTIは45.3兆円ですから、ほとんど変わりません。

日本ではS&P500の方が圧倒的に人気ですが、場所が変わると売れ行きもかなり変わるみたいです。

なので、S&P500と同じくらい期待できる商品だということです。

この商品、自分としてはかなり欲しい商品でした。

SBI・Vシリーズでは商品化されていたので、現在はこの商品に積立をしているのですが、最近になって感じているのが、SBI・Vシリーズはバンガード社のETFを買い付ける投資信託なので、手数料が2つ重なることになり、不利になるのではないか?と考えているのです。

というのが、オールカントリーの商品で、eMAXIS Slimは信託報酬の値下げを発表しました。

これに対し、今のところ、SBI・Vシリーズは追従姿勢を見せていないのです。

もしかすると、この値下げにはついていけないのかもしれない。

そう感じています。

手数料が二重でかかるというのは、このような追従姿勢に影響を与えるのでは?と思えてきたのです。

確かに重要なのは、隠れコストを含めた実質コストなので、信託報酬だけでは話ができないのは確かなのですが、それでも、信託報酬は目に見えるコストなので、この大小だけで買う・買わないを判断する人もかなり多いです。

したがって、ファンドの強さから言っても、やはり信託報酬が安いというのは意味があります。

もちろん、eMAXIS Slimは実績もあるので、SBI・Vには隠れコストで少し負けていますが、それでも0.01%程度の話なので、ほぼ同列と言っても良いくらいです。

信託報酬が一気に値下がりしたことで、この差も大きく開くかもしれないと感じています。

■S&P500か?全米か?

さて、新商品に関してですが、全米株式はまるごと米国なので、とりあえず米国に投資したいと思っている人は選択肢に入るはずです。

S&P500との比較が気になるところですが、実は、500社に絞られているS&P500と全米株式にはリターンの差はほとんど無いというのが有名な話です。

500社に絞っても、全米まるごとを買っても、同じようなリターンであり、切り取る時期によっては優劣が違ってくるので、まあ、どっちを買っても良いってことになります。

とはいえ、もう一つ有名な話としては、テスラ株がなかなかS&P500に採用されなかったということで、全米株式の方が有利に働いている時期があったというのもありました。

このようなことを避けたい人は、全米株式を買った方が良いかもしれません。

逆にいうと、どの時期でもリターンの差がほとんど無いということは、米国株指数って上位銘柄でほとんど動かしているというのが実際だということですね。

eMAXIS Slim全米株式の信託報酬ですが、これが0.09372%となっています。

この信託報酬はS&P500の投資信託と同じ信託報酬なので、手数料の面からもS&P500を買うのか、全米株式を買うのかって悩みの種になりそうです。

また、業界最安値の信託報酬なので、オールカントリーはもっと安い設定になっていますが、きちんと追従しているというところが、素晴らしい姿勢だなと思えます。

■新NISAは成長投資枠対象

私個人の話を書いておきますと、現時点では、SBI・Vシリーズを中心に購入していました。

毎月積立のクレカ積立では、SBI・V・全米株式を購入していますが、NISAの毎日積立では、S&P500を購入しています。

他のナスダック100指数の商品なども購入していますが、今回話題に上げたS&P500と全米株式はSBI・Vシリーズで積立を行っています。

これからどうするかですが、2023年の積み立てはこのまま継続しようと考えています。

その後、2024年になった際にはどのようにしようかと悩んでいますが、今の感じだと、eMAXIS Slimの商品で買っていくことになるかもしれません。

コスト面ではSBI・Vと大きく違わないですし、実質コストはSBI・Vの方が少し良好なのですが、今後の値下げ追従の姿勢を考えると、eMAXIS Slimの方が良いかもと考えています。

あくまで予測・推測になりますが、eMAXIS Slimは業界最安値に持って行くような気がするということです。

eMAXIS Slimにも待望の全米株式が仲間入りしました。

これまでS&P500を買っている人は、全米株式も購入検討の一つになると思います。

まあ、積立する商品はできるだけ数少ない方がベストなのですが、商品選びに悩んでいる人は、いっそのことどちらも買ってみて、比較して遊んでみるのも面白さの一つだと思います。

私もそのような使い方をしてみようかと考えているところです。