なんでも道しるべ

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【自称進スパイラル】課題を与えられないと勉強できない身体になったらダメ

中学3年の娘は受験生ですが、この受験を通じて、自分で課題を見つけて、自分で勉強時間を作って、自分自身を制御して勉強する習慣を付けてほしいと願っています。

大学受験業界では、高校の分類として、進学校と自称進学校の区分があります。

この2つ、明確な定義はないので、客観的な分け方としては、進学実績が高い高校は進学校、進学校だと思っていたけれど進学実績が低い高校は自称進学校となります。

けれども、実際の高校生からすると、このような分類法ではなく、自称進は0時間目の授業があるとか、放課後に強制補習があるとか、宿題が多いとか、進研模試ばかりを受けさせられるとか、そのような実際に受けた内容によって、自分の高校や他人の高校が自称進だと言い張ります。

けれどね、周りから見ると、その違いではなく、進学実績なんだよね。

逆にいうと、自称進は自称進だと言われるような活動をしないと、進学実績が上がらないから、先生方は仕方なくやっているんだということです。

本質論でいうと、自称進に通っている生徒は、学校から課題が与えられないと勉強しなくなるんですよ。

だから、進学実績が上がらなくなるので、高校としては生徒を勉強に縛るために様々な策を講じて、それが自称進の見本みたいになっているんですよね。

けれども、悲しいことに与えられた課題、強制された課題をいくらやっても、それらを自主的にやる人と比べると効果が低いので、結局のところ、進学実績が劣ってしまって、自称進スパイラルに陥るのだと思います。

なので、自称進に通っていることが問題なのではなく、自称進で与えられた課題で満足してしまっている生徒自身の問題であるこということです。

自称進の制度が嫌なら、自分自身で課題を見つけて、やっていけばいいんですよ。

極端な話、通知表で、5段階で1、10段階で2や1を取らない限り、留年になることはありません。

なので、朝課題や放課後補習に行かなくても、卒業はできます。

自称進の制度が嫌なら、自分自身でやれば良いだけの話です。

自称進スパイラスに陥っているから、逃げれなくなっているだけで、それは自分が高校に甘えているから何ですよね。

そのような高校生にだけは、娘はなって欲しくないなと願っています。

■自称進に通う生徒にも問題がある

自称進の定義って難しくて、よくよく考えると、中学受験で超優秀層が集まるような進学校以外は自称進なのでは?って思うことがあります。

なので、娘が目指している公立トップ校も、日本全国で考えると、自称進に入るような気がするのです。

高校受験で地域のトップ校を目指したとしても、自称進かもしれないってことなんですよね。

あとは入学してから、自分がどうしていくかが重要だと思っています。

いまでも、学校の宿題や課題の他に、塾から大量の課題や宿題が出ていますが、それをこなしていくことだけで精一杯になっていることが気になります。

それって、将来の自称進に苦しむ予行演習になってないか?って思うんですよね。

なので、私はたまに娘にいうセリフとして、「塾から与えられた課題をやることだけで満足せんといてよ。それをやるのは当たり前。みんなやっている。上位層の人達は、それ以上の課題を自分でやっているから、上位層なんやで」と激励しています。

そうなんですよ、上位層の人達って、塾の課題だけで満足していないから上位層なんですよ。

学校の先生や塾の先生って、自分達が出す課題が良いと思っているから、それをやっていれば、卒業生みたいな実績が出ますよって言ってきます。

でもそれって、本当ですか?って私は思っています。

卒業生でキラキラした実績を残している人って、学校や塾の課題だけで本当に結果を出したのでしょうか?

私は違うと思っています。

与えられた課題以上のものをやっているから上位層になっているのであって、結果を残しているのだと思っています。

だから、今の課題で大変だと言っていたら、それは自分が能力が無いって言っているようなものなんですよね。

■高校受験で課題解決力を身に付けてほしい

私が高校受験で目指してほしいのは、自分で課題を見つけて、自分でそれに取り組むスケジュールを組む練習です。

自分の弱みを見つけて、自分で解決する方法を考えるってことです。

最初の段階では、高校生が学習すべき内容をいかに早く終えるかというスケジューリングかもしれません。

それが自分でやれないと、それは難関大学に合格できなくて当たり前です。

自称進に通っている生徒は、それができない生徒が多いのだと思います。

そこだけは、中学生の段階で身に付けてほしいものです。

高校受験はあくまで通過点であり、勝負は大学受験だと思っています。

高校なんて、極端な話をすると、どこでも良いんですよね。

でもまあ、友達のことを考えると、偏差値の高い高校の方が雰囲気は良いでしょうね。

頭の良い子、上を目指している子、勉強に嫌悪感を持っていない子が集まりやすい環境ですからね。

けれども、自分自身に強い心と意志があれば、たとえ偏差値が低い高校に入学することになっても、大学受験で大逆転することが可能だと思っています。