受験当日2週間前になって、娘が急にシャドーイングを始めました。
シャドーイングとは、英文の音読をネイティブが読み上げるすぐ後ろから追いかける方法なのですが、このシャドーイングって実は非常に難しいんです。
まず、リスニングって、自分の知らない単語は聞き取れません。
同じく、スピーキングでも自分の知らない単語は発音できません。
そして、ネイティブの英語のスピードは異常なくらい早いので、集中しなければ聞き取れない。
さらに、スピーキングをしながらも、耳は次の文章や単語を聞いているので、頭がフル回転になります。
それだけ難しいシャドーイングなので、中3の娘には全然無理だろうと思っていたのですが、塾からシャドーイングの話が出たようで、急にやり始めました。
なんか以前からシャドーイングをやるように言われてたようですが、娘は知らなったということで、入試直前なのですが、急に始めたのです。
まあ、たった2週間であっても、やるのと、やらないのとでは、雲泥の差さと思いますし、そもそもシャドーイングをきちんとできるかどうかの問題もあるので、実際にやっている姿を見せてもらいました。
シャドーイングってトライしている人多いんですかね?
聞く所によると、英語の勉強法で一番良いとされるのがシャドーイングです。
けれども、あまりにも難易度が高過ぎて、ほとんどの人が挫折してしまうのもシャドーイングです。
英語を強化したいと思っている人は一度トライしてみても良いかもしれません。
シャドーイングが上手くいかない場合に、コツと、手を抜く方法もありますからね。
■聞き取れない場合はスクリプトを確認
冒頭で書いたように、シャドーイングはネイティブが読み上げているのをそのまま後ろから追いかける音読方法なのですが、一番良い教材がリスニングの問題文です。
自分に合ったリスニング教材を持ってくる必要がありますが、身近には英検のリスニング問題文などが一番良いのかもしれませんね。
娘は、塾から音声がQRコードで聞き取れる英文のプリントをもらっていました。
リスニングの問題のような感じでしたので、おそらく、高校受験用のリスニング問題文かもしれません。
シャドーイングの一番の難点は、聞き取って、すぐ後ろから追いかけてスピーキングをするのですが、それがなかなかできないです。
そもそも英単語をしらなければ、聞き取ることも、話すこともできないので、知らない英単語だらけの文章だとシャドーイングはできないでしょうね。
そして、聞き取って、すぐに話すのが出来ない場合は、最初はスクリプトを見ながら発音するのも良いみたいです。
きちんとしたシャドーイングではないですが、耳で聞き取って、口で話すという動作を一気にやるのはかなり難易度が高いので、耳で聞き取る時に目で読むのをサポートすれば、おそらくネイティブの読み方に合わせて自分も読み上げることができると思います。
それで練習を積んでから、本来のシャドーイングに入るという方法もあります。
■娘は1日2回が限界らしい
娘の場合、シャドーイングのやり方を間違えていたので修正した点は、たとえ、自分のスピーキングが追い付かなくても、気にせず飛ばすということですね。
娘のような完璧主義の人にありがちなのですが、自分が詰まってしまった場合に、気にして早戻しをして、もう一度詰まったところから再スタートしてしまうことをやりがちですが、それはやらない方が良いです。
聞き取れない、話せない、ってことは普通にあることなので、いちいち戻っていたら、せっかくのネイティブのスピードが台無しになります。
詰まったら、一気に飛ばして、再度聞き取れたポイントから再スタートする方が良いです。
おそらく、1回やっただけで、相当疲れると思います。
娘も、頭をかなり使うから、1日2回が限界って言っていました。
同じ日に何度も練習したからといって、急激に伸びるわけでは無いと思いますので、完璧に言えるまで同じものを繰り返してシャドーイングするのが良いと思います。
ついに娘もシャドーイングをやるようになったんだなと感心と同時に感激しました。
シャドーイングは一番良い英語の勉強法だと聞いていたのですが、なかなか促す機会が無かったので、塾の先生からの打診は感謝です。
シャドーイングすることで、英語の文章の構成が自然と入ってきますから、文法を座学で勉強しているのとまた違う英語勉強法になると思います。
そして、自分の知らない英単語を発見するチャンスでもありますからね。
知らない英単語は、聞けない、話せない、ということになりますから、シャドーイングできなかった英単語は知らない単語ということです。
高校入試に、娘の地域はスピーキングテストが無いのですが、東京都では開始されていますので、今後、広がっていくと思います。
聞く、話す、というのが、日本人が不得意にしている分野なので、シャドーイングで両方の練習をやっていくのは良い勉強法ですね。