なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

【商品が増えたっていい】奇麗なポートフォリオや銘柄重複のない商品選択だけが投資じゃない

投資家の投資方針は人それぞれです。

100人いたら100通りの方法があっても過言ではありません。

オルカン一択で進める人もいれば、米国の成長に期待し、全米株式(VTI)やS&P500に全振りしている人もいるでしょう。

さらに絞り込みをかけて、NASDAQ100やFANG+に全力の人もいるでしょうし、はたまた、TQQQやSOXLなどのレバレッジ商品だけで資産投資している人もいます。

投資商品を複数持つことには、様々な意見があります。

重複する銘柄が入っているのなら複数を持つことには意味がないという意見もあれば、投資商品を1つに絞ると卵を1つの籠に盛るなという考えから良くないという意見もあります。

結局、投資をしている人の感覚としては、儲かっている投資先に資産を集中させたいという想いが出てくるものです。

投資をしている、していない、という二極化もありますが、投資をしていたとしても、何の商品を持っているかでリターンが全く変わってくるというのが投資の世界ですからね。

投資をしているということは、投資で儲けたいという想いがあるということ。

だからこそ、儲かる商品に集中したいという想いが出てきて自然なわけです。

私自身も、儲かる商品に集中して、少ない商品数で効率よくやりたいなと思っている部分もありますが、一方で軟調相場の時には、少し違った商品をもっていることで、それらのパフォーマンスが良かったりすると、気持ちが落ち着くこともあります。

分散投資って、少なすぎると良くなく、多すぎても意味がないというように、ある程度、分散効果というのは証明されているのですが、たとえ、同じような商品群だったとしても、複数の商品を持つ意味はあるのかなと思います。

例えば、自分自身、グロース株が好きだったとした場合、グロース株の筆頭であるNASDAQ100だけを持てばよいのか?って話になると、そうではないと思えるのです。

同じグロース株でも、ハイテクが好きなのか、小型株が好きなのか、あるセクターに興味があるのか、そのような切り口で自分の好きな商品を複数持つというのは、リスク分散という側面では甘かったとしても、複数商品という分散には意味があると思います。

日々の値動きって面白く、同じグロース株でも、商品によって違った値動きが起きますからね。

■玉石混交のポートフォリオ

投資商品を絞ったかたちのポートフォリオってカッコよく見えるんですよね。

たまにポートフォリオの円グラフなどを見かけますが、基本的に4~5個の商品で構成されているポートフォリオって奇麗に見えます。

私自身も少ないポートフォリオでやりたいなと思った時期もありました。

けれども、結局、証券会社のページを開けてみると、10商品以上のポートフォリオになってしまっています。

さらに、NISAとiDeCoも分かれていることから、同じ商品であっても口座によって別々に管理されますので、商品欄が増えてしまうことになります。

商品数が多いと、見た目も悪いし、管理も複雑になるので、積み立てていない商品は一旦売却しようかなと昨年末に少し整理したこともあります。

けれども、2024年になって、また米国ETFを新たに購入したりすると、似通った指数であっても、投資信託とETFがあるので、商品数としては増えてしまうのです。

仕方ないなと思いつつも、減らしたいなという想いもあって、過ごしていたのですが、最近、これはこれで良いのでは?って思うようになってきました。

■毎日が平穏に投資できるのなら何でも有り

なせ投資口座内の商品数が多くても気にならなくなったのかというと、いわゆるハイテクのグロース株という括りでは一緒なのですが、私の場合、FANG+とSOXLを持っています。

さらに、一つ上位概念としてNASDAQ100も持っており、それぞれ1倍のノーマル版とレバレッジ版を持っています。

同じようなハイテク指数であっても、実は日々の値動きって微妙に異なっており、ビックテックが上昇する時もあれば、半導体銘柄が上昇する時だってあります。

また、NASDAQの上位銘柄は軟調だけれども、逆に下位銘柄が好調の時には、FANG+とSOX指数は良くないけれど、NASDAQ100指数は良いということもあるのです。

投資は短期間で勝負に出るのではなく、長期間で地道に利益を積み上げる方が良いとされています。

もちろん、短期間で儲かればそれはそれで良いと思いますが、リターンが高い商品はリスクも高いので、短期間勝負は元金を失う可能性だって高まります。

元金である種銭を失うということは退場になるのと同じことなので、それだけは避けなくてはいけません。

したがって、長期間で投資できる方法を探らないといけないのです。

その中で、稼げる商品を選ぶというところが相反するところではあるのですが、相場は読めないけど商品選びは自分次第というところがあるので、いかに毎日、狼狽することなく投資を続けられるか、そこに注力するべきことかと思います。

それに対し、商品が増えることで、日々が平穏な気分で投資を続けられるなら、それも一つの方法かと思います。

投資って難しいと感じることがあります。

それは自分自身が人間だから、様々な意見によって、考え方や価値観が変わるからです。

相場は個人ではコントロールできないので、乗っていくしかありませんが、相場に乗るための乗り物は自分で選べます。

商品選びも一つの投資の楽しみ方なのかもしれませんね。