なんでも道しるべ

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【新NISAの商品選び】信託報酬値下げラッシュはS&P500にも来るのか?他の商品を選ぶ意味ある?

オールカントリーの投資信託の値下げラッシュが起きていますが、S&P500の信託報酬値下げってこれ以上起きませんでかね?

個人的にはS&P500も同じように値下げしてほしいと願っているのですが、どこかの会社が値下げに踏み切ってくれないとなかなか難しいです。

どの会社が先陣を切るのかという感じになっていますが、まだ2024年までには4ヵ月残っていますから、どこかのタイミングでニュースが飛び込んできそうな気がします。

結局。オールカントリーが全世界株式なので、何も考えずにとりあえず積立投資をしておきたいというニーズには一番良い商品です。

どの国にも偏らず、時価総額平均であること、ある程度の割合で米国には投資できていること、かといって、新興国も無視しない割合で投資ができていて、さらに日本を含める先進国も見逃さないという意味では、オールカントリーは最強商品です。

誰がなんと言ってもこれ以外の商品は何かに偏ることになります。

先ほどのS&P500は米国100%投資になりますから、米国心中となるわけです。

オールカントリーの唯一の弱点は指数の上下が良く分からないうちに決まっているという感じでしょうか。

どのニュースをみても、世界全体の株式市場の話はしません。

インデックス指数に対する疑問も持たなければ、上がっても、下がっても、理由も明確にならないということです。

逆の意味では、相場に無関心でも投資できるというメリットもあり、世界の人口や経済成長に賭けている人は、オールカントリーを持っていればオールOKということになりますね。

なので、投資初心者は投資無関心で積立投資だけしたいという人にはオールカントリーは最適解ですが、私のように少しでも株式市場に興味関心がある人は、オールカントリーだけだと退屈なのです。

よって、成長への期待と過去の実績からS&P500に投資したくなるわけですが、何と言ってもオールカントリーに信託報酬で負けているというのが悔しいですね。

早くS&P500指数連動のインデックス商品も信託報酬0.05%台の商品を待っています。

■S&P500の信託報酬を値下げする意味は大きい

2024年の新NISAの購入商品ですが、これだけオールカントリーの信託報酬が安くなって、これからの流れからS&P500指数の商品にも波及しそうな気がすると、S&P500で固めたくなってきてしまいます。

というのが、オールカントリーの信託報酬の値下げ効果の後を追うのはS&P500くらいしか思い浮かばないからです。

そう考える理由は、S&P500以外のインデックス商品はまだ人気もあまり無いので、運用会社も販売会社もしっかりと稼がないといけないですし、競争性がないので、値下げする意味がないです。

それに対し、S&P500の場合は、オールカントリー以上に積立投資をしている人が多いので、値下げをして顧客を増やす意味が最も大きいと言えます。

したがって、オールカントリーの信託報酬の追従をするのはS&P500くらいしか思い浮かびません。

今からの時代、0.1%以下の信託報酬勝負になってきます。

つい数年前までは、1%切っていたら安かったですし、インデックス商品であれば0.5%を切っていたら、乗り換えずにそのまま投資しておいてもOKと言われていましたが、もう0.5%でも高いですね。

これからは0.1%以下の商品を選んで行こうというアドバイスが増えてくると思います。

そう考えると、少し期待できる指数だからといって、0.1%より高いインデックス指数に投資する意味に悩みが出てきます。

■もうS&P500指数商品だけで良いのかもしれない

私の場合、S&P500指数以外に、全米株式のいわゆるVTI指数関係や、ナスダック100指数の商品にも興味があり、現時点でも積立投資をしていますが、オールカントリーがここまで信託報酬が安くなり、今後はS&P500が後を追う可能性が高くなると、全米株式やスナック100の指数の商品は信託報酬が下がらないからこれらに投資する意味合いが減ってきました。

もちろん、S&P500指数と違う値動きをするので、ナスダック100や全米株式VTIに投資する意味はあるのですが、信託報酬という必ずマイナスになる要素はできるだけ排除しておいた方が無難です。

たくさんの商品に積立投資をすればするほど、各商品のリターンなどのパフォーマンスを比べたくなります。

そうなった時、S&P500指数よりも良いパフォーマンスであれば、投資していて良かったと思えますが、逆にS&P500よりもパフォーマンスが弱ければ、指数も弱い上に、信託報酬も弱いとなると、二重パンチなのでショックが大きいです。

まあ、S&P500よりもオールカントリーの方がパフォーマンスは良くなる可能性も無いことはないですが、分散投資は分散すればするほどリターンは希釈されていきますので、おそらく、S&P500よりもオールカントリーの方がリターンは良いという確率は低そうです。

今オールカントリー内の比率を見ると、S&P500が下落すると、その分、オールカントリーも下落しますからね。

上がる時よりも下がる時の方がオールカントリーの分散効果は発揮されて、パフォーマンスが良くなるって可能性はありそうですが。

まだ4ヵ月ありますが、新NISAの積立商品はかなり悩むようになってきました。

個人的にはiDeCoでオールカントリーを投資しているので、新NISAでオールカントリーを選ぶということは無いですが、S&P500で大半を固めるのか、ナスダック100や全米株式をどの程度入れるのか、インドなど新興国の比率はどうするのか、日本のアクティブ投資信託はどのくらい入れるか、これらを総合的に考えていきます

急にニュースが飛び込んでくる可能性がありますので、半分期待しつつ待ちたいと思います。