昨日、eMAXIS Slimオールカントリーが信託報酬の値下げ追従をしたという話を書きました。
実はこの改定に伴って、嬉しい誤算があったのです。
私自身、NISAと並行して、iDeCoもやっています。
NISAでSBI証券の口座をもっているので、iDeCoもSBI系の会社を利用しており、プランはセレクトプランを選択しています。
話が逸れますが、以前に記事にも書いたことですが、iDeCoの商品選びを数十個に絞っている意味が分からないです。
つみたてNISAで何千もの製品群から選択できるのに、なぜiDeCoは数十個からしら選べないのでしょうか。
手数料が高い商品しかないプランだと悲惨ですし、運用会社の競争で手数料が安くなった商品が出ることもあるので、この縛りを早く解消させてほしいものです。
さて、私の場合、iDeCoで嬉しい誤算があったのですが、今日はそのことについて書きたいと思います
■iDeCoでも運用しよう
iDeCoの商品ってみなさん何を購入していますか?
実は最も選択される商品なのは、預金商品だと知っていました?
iDeCoは節税対策で拠出している人が多いですから、運用して損をするかもしれないなら、預金商品で確実に積み立てていきたいと思っている人が多いみたいなのです。
分からなくもない選択ですが、iDeCoの仕組みを考えると、預金商品だと半分損をしています。
確かに拠出時の節税にはなりますが、運用時の節税にはなりません。
iDeCoはNISAと同じように運用益への税金がかからないので、できれば運用商品を買った方が良いということです。
2024年からNISAの制度がかわるので、NISAをやり始める人が増えると思いますが、NISAの場合は拠出時の節税にはならないので、老後資金としてしっかりと残しておきたい人は、NISAよりもiDeCoの方が良い可能性が高いです。
ただし、最低60歳までは引き出せないので、もしかすると引き出す可能性があるかな?と思う人は、iDeCoよりもNISAの方がおすすめです。
私の場合、iDeCoの商品は何にしているのか?って話なのですが、始めた時は、NISAよりもiDeCoの方が運用期間は長いのを想定していたので、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を選択しています。
この商品を100%で運用しているので、他の商品を買っていません。
まあ、月23,000円なので、これに100%投資しても、たいして投資額ではないですし、全世界なので地球の成長に賭けています。(笑)
■除く日本も同じ信託報酬に値下げ
今回オールカントリーが信託報酬0.05775%になるので、私が保有しているオールカントリー除く日本は信託報酬で損だなと思っていたのです。
というのは、日本が入っているか、入っていないか、だけの話で、手数料が0.11330%と0.05775%なので、これは損だなと思っていたのです。
iDeCoはスイッチングが使えるので、手数料の安いオールカントリーに変えようかと思っていたくらいです。
けれども、いくらスイッチングできるといっても、一度売却手続きになるので、利益確定ということになりますから、せっかく何年も運用して利益が乗っていたので、ちょっと気分的に複雑だったのです。
一度、利益がゼロに換算されますからね。
けれども、今回のオールカントリーが安くなるという記事に、除く日本も一緒に0.05775%に下げるという内容も記載されていました。
これはラッキーです。
手数料が安い方に変えようかと思っていたのですが、実は、eMAXIS Slimオールカントリーは私がやっているSBIのiDeCoの商品群に入っていない無かったのです。
オールカントリーはSBIアセットが販売している商品しか入っていなかったので、結構ショックだったのですが、今回、このようなニュース記事を見て、かなり安心しました。
というか、eMAXIS Slimを運用している三菱UFJ国際投信の本気度が分かります。
どうしても顧客を引き留めたいのだなと思うのです。
■同じ指数なら手数料の安い商品を選ぶのが必須
信託報酬という手数料は確実なマイナスなので、インデックス投資をやっている人はチェックする人が多いです。
さらに、私のようにインデックスファンドを考察している人は、手数料の大小にうるさいので、同じ指数に投資して、少しでも高いと乗り換えたくなります。
オールカントリーと除く日本はよく似た指数だったので、オールカントリーの方が安いのであれば乗り換えようかと思っていたくらいです。
今回、オールカントリーも除く日本も同じように手数料を安くしてくれますから、まさしく業界最安値状態です。
さらにiDeCoで安くしてくれるのは嬉しい限りです。
今回の手数料改定は、NISAはすぐにでも反映されそうですが、iDeCo商品への反映っていつなのでしょうね?
定期的にチェックして、iDeCo商品への適用も確認してみあす。
おそらく、早々に改訂されそうな気がしますが。