なんでも道しるべ

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【低手数料インド株インデックス】SBIから最安値のインド株投資信託商品が誕生しました!

2024年の新NISAに向けて、インド株インデックスの投資信託も安い信託報酬の商品が出てくるようになりました。

インドの経済成長はご存じのとおりで、現在のGDPは世界第5位ですが、近いうちにドイツと日本を抜いて、第3位まで上がると言われています。

その理由は間違いなく人口増加で、今年中に中国を抜いて世界第1位になるのでは?と言われています。

特に若い人の人口比率が大きいので、生産人口が多くなっていくというのがインドの特徴で、人口だけでない指標でもインドが注目されています。

とはいえ、インドは新興国ですし、先進国ほど資本主義経済が根付いていないので、企業の決算に対する疑念が出てくるもあり、株式市場ではカントリーリスクの一つとして大きな弱点であることは確かです。

また、新興国は通過がまだ安定ではなく、インフレも起きやすいので、日本から投資をしている我々からすると、通貨差損になる可能性はかなり高くなります。

したがって、カントリーリスク、通貨リスク、為替差損を考慮してでも、成長の方が期待できるインデックスに投資しなければならないってことですね。

そういう意味では、インドは新興国のなかでも期待できる国であることは間違いないと思います。

それ以外の新興国だと、怖くてそれだけで投資できないので、オールカントリーなどで分散を効かせた投資をすることになると思いますが、インドはこれらのデメリットがありながらも、リターンが期待できる背景がありますので、投資価値はあります。

とはいえ、インドを投資の中心にすることはリスクが大きく難しいので、サテライト的に、お楽しみ程度の投資にすれば良いかなと個人的には思っています。

そして、問題は、これらのリスクに加えて、インデックス投資をしようとしても、手数料の高い商品しかなかったということです。

そもそもカントリーや通貨などのリスクもあるのに、インデックスファンドの手数料も高いとなると、なかなか手が出せなかったのですが、ようやく最近になって安い投資信託の商品が出てくるようになりました。

おそらく、これからも。2024年の新NISAに向けて、信託報酬の値下げ合戦の商品が出てくると思います。

どこが仕掛けてくるのか、2023年中に仕掛けてくるのか、そこが問題です。

■ETF手数料に迫る信託報酬

インドのインデックス投資として、いま世界中で一番やすいのが、米国市場のETFです。

米国において、ドルベースでETFを購入すると、手数料は0.4%となります。

最近は、オールカントリーでも、米国指数でも、0.1%を切るような手数料の投資信託が増えているので、0.4%と聞いても安いって思えなくなりましたね。

これまでの中では、0.4%でもかなり安いです。

ここ数年で0.5%を切って、さらに値下げ合戦で0.1%を切るような手数料の商品が出てきたのですが、数年前や10年くらい前だと、0.4%なんて破格値であり、日本内の商品では全く無理な手数料でした。

それがようやく人気のある商品は0.1%前後まで安くなり、ついに、このような新興国のインド株インデックスにも派生してきたということです。

2023年の3月に、iFreeNEXTインド株インデックスという投資信託が商品化され、この商品の信託報酬が0.781%です。

これでも、ついに1%を切ったということで、インデックス投資ファンの中では話題になりました。

けれども、ついに、9月、これ以上の商品が出ることになりました。

それが、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックスです。

この商品の信託報酬が0.4638%ということで、0.781%からするとかなりの値下げとなります。

これはおそらく、新NISAの成長投資枠で購入できるようになると思いますので、インド株に興味がある人は、このSBI・iシェアーズ・インド株式が第一候補になるのではないでしょうか。

■新NISAにはサテライト投資で

この商品、ETFを購入する投資信託で、先ほどのドルベースETFの手数料0.4%であるS&P BSE SENSEXインディアETFに投資するファンドとなります。

したがって、ETFの手数料が0.4%ですから、これを差し引いた0.0638%というのがファンドの信託報酬ということになります。

これは、S&P500などのSBIの商品と同じ形式なので、この商品群は米国のETFに0.0638%を足す形の商品となります。

これって、結構、良し悪しで、ETFを購入するので安く見えますが、ファンドオブファンズ的な感じのファンドオブETFなので、必ず手数料が2つ乗っかってきます。

ETFの手数料以下の運用は出来ないので、今のところは最安値になりますが、もっと安い運用ができる投資信託ができれば、そちらに抜かれるかもしれません。

実際、最近話題のオールカントリーがその例で、ドルベースETFは0.07%の手数料ですが、三菱UFJ国際などがこれ以上の安い信託報酬を出してきたので、かなり驚いています。

とはいえ、信託報酬も気になりますが、投資信託の場合、隠れコストを含めた実施コストが出てこないと本当の実力は分かりませんから、1年後が勝負だと思います。

まあ、今回の商品は自分達で運用する商品ではなく、ETFを購入する商品なので、隠れコストはそれほど大きくないと思います。

ついにインド株もターゲットになってきましたね。

私はiFreeNESTに投資していましたが、この信託報酬の差からiシェアーズに投資しようかと思っています。

まだまだ2024年までには新商品が出てきそうな気がしますが、何を選ぶかはギリギリになって決まりそうな予感しかないです。