英検準1級の合格に向けて、単語の強化をしていこうと考えています。
準1級に合格することが第一ですが、大学受験に向けた英単語強化も同時並行で出来ればと思っています。
英検対策となれば単語帳はパス単になりますが、それを大学受験に利用するのはちょっと躊躇します。
ダメってことは無いと思いますが、結局、最大公約数の単語帳にしておかないと、漏れている単語が出た時に差が生まれます。
珍しい単語帳にするよりも、皆が使ってる単語帳できちんと付いて行くことが大切だと思っています。
大学受験用の単語帳といえば、システム英単語（シス単）かターゲット1900です。
シスタンの方はミニマルフレーズがあって良いという人もいれば、ターゲット1900の方が単語だけを覚えるのに最適だという人もいます。
どちらが良いかは人それぞれらしいのですが、1冊目はこの2冊から選ぶのがベストでしょうね。
2冊目は系統の違う単語帳である、鉄壁、単語王、LEAP、パス単などを選べばよいと思います。
もちろん、シス単とターゲット1900では重複していない単語もあるみたいなので、それをやるっていうのも一つですね。
ここまで、大学受験用の単語帳の話を書きましたが、結局、中学生向けとしたら早すぎます。
実際にターゲット1900を購入して見てみましたが、単語のレベルが高すぎました。
中学生レベルではまだまだ早いので、ターゲット1900は有名ではありますが、これをやる前に、もっと初歩的な単語帳をやるべきだということが判りました。
本日は単語帳に関して語ります。（1回で書ききれないかも）
■ターゲット単語帳の勘違い
ターゲットシリーズの単語帳は、難関大学受験用の1900以外に、レベルを下げた1400と1200が存在します。
また中学生向けのターゲット1800もあります。
ターゲット1900が有名なので、受験勉強を始めるといったら1900を覚え始める人が多いと思いますが、そもそも、中学生レベルの単語や初歩的な単語は大丈夫なのでしょうか？
また、勘違いしやすいのが、大学受験向けは、ターゲット1200、1400、1900とあるので、1900が最大単語数で、1400は包含され、さらに1200が包含されていると思ってしまいますが、実はそうでは無いのです。
1200と1400と1900は重複している単語もありますが、各単語帳それぞれにしか載っていない単語もあるみたいなのです。
素晴らしいユーチューバーの方がいて、それを調査してくれている人がいました。
その結果が下記のとおりです。
ターゲット1900と1400と1200の重複単語を調べてくれていました。
さらに別動画で、高校初期のターゲット1200と中学生向けのターゲット1800の重複調査もしてくれていたので、それも一緒のグラフにしてみました。
■ターゲットの重複単語の調査結果
大学受験の高校生向けのターゲットについてコメントしたいと思います。
まずは、ターゲット1900は1900単語、ターゲット1400も1400単語ですが、ターゲット1200は中学生の復習の200単語を加えて全部で1400単語が入っています。
また、ターゲット1200は熟語も300扱っています。
そして、3冊のターゲットに全て掲載されている単語は全部で372単語だということが判りました。
この単語数が多ければ、ターゲット1900で満足ってことになるのですが、この重複が少ないので、結局ターゲット1200や1400をやる意味があるということです。
逆にいうと、1200や1400が分かっていないのに、1900に手を出すと危険だということです。
そして、重複単語は黄色の文字で書いていますが、ターゲット1900と1400は非常に重複しており、1029単語も重なっています。
また、ターゲット1400と1200もそこそこ重複しており、640単語重なっています。
対して、ターゲット1900と1200は離れているので、あまり重複がなく、404単語に留まっています。
さらに、各単語帳のみで掲載されている単語数をみてもらうと驚くのですが、ターゲット1900は839単語あり、ターゲット1200は728単語あるのですが、ターゲット1400はたった104単語しかありません。
ということから、この3冊を全部買ってやる必要はなく、ターゲット1200をやって、その後にターゲット1900をやればOKということになります。
じゃ、104単語はどうするんだ？って話になるのですが、これを調べたユーチューバーの方は素敵で、きちんと単語リストを作ってくれています。
104単語が気になる方は、観てみてください。
■目指す大学レベルで単語帳を選ぼう
この調査からターゲット1400は不必要なのかと勘違いする人もいると思いますが、そうではありません。
ターゲット1900の単語は非常に難しく、難関大学向けになっています。
したがって、共通テストレベルでOKであれば、ターゲット1400までで良いのです。
ターゲット1200と1400の重複は640だけですから、難関大学を目指さないのであれば、1200をやって1400をやればそれで十分だということです。
下手に難しい単語に手を出すよりも、1200と1400をしっかり自分のものにする方が、英語の点数は上がってくると思います。
その理由は、共通テストにターゲット1900の後ろの方の単語はほとんど出てきていないらしいからです。
これらもユーチューバーの方が調査してくれていますので、是非とも検索してみて下さい。
現代のYouTubeは素晴らしいです。
疑問を解決してくれる動画がたくさんありますから、悩んでいる人は動画を観れば一挙に解決しますね。
本日の記事は長くなってしまったので、次の記事で、中学生はどうしたらよいのか、また、自分の娘はどうするのか、を書いていきたいと思います。
単語の覚え方も重要ですから、それもまとめていきます。
