なんでも道しるべ

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【これだけで優秀にはなれないが…】小学生で勉強必須の3つとは?

中学生になると、高校受験に向けての目標がありますから、ほとんどの生徒が勉強に力を入れ始めます。

しかしながら、小学生の時は、中学受験を目指さない限り、目標が無いので、勉強をするというモチベーションがないです。

したがって、学校の宿題であったり、単元毎のテストであったりが、日々の目標になります。

けれども、受験が控えていない小学生のうちに、何かに取り組んでおくと、後から必ず有利になります。

できれば、費用対効果というか、意義のある取り組みをした方が、良いに決まっています。

私の場合は、中学生から本格的に勉強する英語を、できるだけ小学生のうちに身に付けてほしいと思い、英語の取り組みに力を入れています。

では、他に何か取り組んでおいた方がよい教科はあるのでしょうか?

■小学生のうちに身に付けるべき3つ

私自身も非常に気になって、何を小学生のうちに勉強しておいた方が良いのかを調べました。

そうすると、立命館小学校の設立に関わり、100マス計算などの数々の書籍を世に出している蔭山先生が、これだけは身に付けておいた方が良いという3つが示されていました。

結論から書きますと、その3つは下記となります。

  1. 算数
  2. 漢字
  3. 6年生の社会

算数は積み重ねの教科だから、中学・高校とつまずかないために習熟が必要な科目。

漢字は教科書が読めないので大事。

6年生で習う歴史や公民の内容は、分かっている前提で中学校の授業が始まるから。

■算数・漢字・歴史/公民

この3つだけを基礎学習を中心にしておけば良いということです。

確かに、算数は優秀な子と不勉強な子が大きく分かれる科目だと思います。

実際、テストなどでは平均点は低くなりますし、点数の分布が広く、偏差値も差が出やすい科目ですね。

漢字は、小学校で1026字を習いますから、全部が書けないといけません。

さらに、二字熟語や四字熟語、同音異義語、慣用句などありますから、単に1026字を覚えたら良い訳ではないです。

社会が重要な3つに入っているのには驚きましたが、歴史と公民が小学校の勉強が前提で、中学校の授業が成り立っているということですか。

自分自身が勉強してきても、何を小学校で学んで、何を中学校で学んだのかを忘れてしまいましたが、確かに小学校では表面上の簡単なことしか勉強していないような気もします。

■この3つだけで優秀にはなれない

この3点については、あくまで勉強をあまり得意としていない子に対するアドバイスだと受け取りましょう。

これだけやっていれば、落ちこぼれにはならないということです。

さらに、基礎勉強だけを中心にやって、応用問題や発展問題には手を回さなくても良いとまで言われています。

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ここまで譲歩した話ですので、本当に何も勉強しない子に対しては、算数・漢字・歴史/公民の勉強だけを毎日やっていけば良いのかもしれません。

ただ、これだけで、中学から学力優秀になるのか?と言ったら、確実にNOだと思います。

■勉強は個々が自分でやるもの

以前に、友達の親で、子どもが宿題をやらないことに対し、学校が宿題を出すことに苦言を申している人がいました。

これと同様で、家庭学習にしっかりと時間をかけない子が優秀な子になるわけがないのです。

「勉強は学校でやるもの」というのは根本的に間違っており、「学校ではゼロベースから基礎基本を教わるもの」であり、「勉強は個々が自分でやるもの」です。

現状、塾などに通っている子は、塾で先取りしていますから、学校でゼロベースからではなく、積み上げたものを学校で復習になっているケースが多いのが現状です。

塾で学習、塾の宿題で学習、学校で学習、学校の宿題で学習、テスト勉強で学習というように、塾通いの学生は1つの単元を最低5回は勉強します。

宿題に苦言を言っている親の子は、塾にも通わず、宿題もせず、おそらくテスト勉強もまともにしないので、学校での学習の1回で終わりでしょう。

5回と1回に大きな差が生まれるのは当然です。

これで、学校には優秀になるように教育してくれと言われても無理ってものですね。

■家庭教育では他人と比較されることを教える

偏差値教育には賛否両論ありますが、資本主義社会では、他人と自分が比較されるのが当たり前です。

したがって、例え教育上で偏差値というシステムを取り除いても、どこかで比較されますから、人生において他人との比較から逃れることはできません。

偏差値を悪だとしても、劣勢な子を擁護しているだけで、その子の今後の人生を守ってあげることはできないのです。

勉強は自分でやるもの、そして、他人と比較されるもの、というのを小さい時からしっかりと身に付けさせておくのが、本当の家庭教育であると考えます。