エヌビディアの利確の大幅調整を受けて、そろそろ相場も怪しい雰囲気が漂っています。
まだまだチャートは高い位置にいますが、利益が良い状態の段階で、きちんとポートフォリオを精査しておく必要があると思っています。
相場が良い時って、どんどん買っていくという雰囲気が流れるので、いわゆる強欲になってしまうんですよね。
それによって、自分のリスク許容度以上のポートフォリオになっている可能性があるわけです。
投資法は様々ありますが、私にとってはコア・サテライト戦略というのは結構好きです。
オルカンやS&P500一辺倒というのも悪くはないですが、市場平均を取ることはできても、それで富裕層になるためには、入金力と時間が必要になります。
少しでも早く資産拡大をするためには、ポートフォリオは少し挑戦的になる必要がありますし、それを把握して、自分のリスク許容度と照らし合わせる必要があるのです。
金曜日にこれまでと違う調整が起きて、個人投資家界隈では変な煽りも起きています。
当たり前ですが、投資をやっている以上、誰だって下落は嫌なものです。
いくらリスク許容度が高い人でも、全く何も感じていないかというとそれは嘘でしょう。
暴落が来たら嬉しいとか、買い増しできるからラッキーなどを言う人がいますが、それは、そのようなマインドにコントロールしているだけであって、理想的には、買いながらも利益を積み重ねたいと思っているはずです。
下落が来た方が安く買えるから良いはずだというマインドを頭にぶち込んでいるから、そのように考えるようにしているだけです。
何も消費していないのに、お金が減って喜ぶ人なんていないはずですからね。
投資をやっている以上、下落すること、前日比よりマイナスになること、それは必ずあります。
ゆえに、自分のリスク許容度にあったポートフォリオにしておくことが大切なのです。
■コア・サテライト比率
ひさびさに資産運用の棚卸をしてみました。
私の場合、ちょこちょこ買っている商品数も多いのですが、実は、新NISAと旧NISAと特定口座で欄が分かれているので、同じ商品でもそれぞれの口座で買っていると3つに分かれてしまいます。
例えば、FANG+インデックスなんて、それぞれの口座で購入していましたから、1つの商品なのに、3つに分かれています。
なので、これらを全て合わせると、25の商品になっていました。
それぞれの資産総額を計算して、それぞれをコアとサテライトに分けて比率を出してみました。
ここで、何をコアとするのか、何をサテライトとするのかって結構難しく、これは人によって判断は分かれると思います。
私の場合、S&P500と全米株式とオルカン(除く日本)はコアにしました。
そして、それ以外、例えば、NASDAQ100、FANG+、インド株、アクティブファンド、テック20、レバレッジ型投信、3倍ブル米国ETF、そして、個別株などはサテライトにしました。
その結果、コアとサテライトの比率は下記のとおりになりました。
- コア:63%
- サテライト:37%
2023年の途中までは、コアの商品しか積立していなかったので、昨年の今だったらコア商品ばかりだったのですが、そこから、FANG+やレバナスに興味が出てきて、今は3倍ブルETFもスポット買いをしているので、これらの比率が急激に増えてきたと思います。
1年くらいで、すでに37%まで乗っているので、この調子で積立すると、もしかすると年末には半分くらいまでサテライトが増えてくるかもしれません。
そうなると、サテライトの方がコアよりも増えてしまうので、ちょっと気にはなってきますね。
まあ、NASDAQ100はコアにしても良いかなと思っています。
あとは、FANG+ですが、これは判断が分かれるところで、ほとんどの人からすると、FANG+はサテライトだろ?って言われると思うのですが、私からすると、レバナスや3倍ブルETFに比べると十分にコアになり得ると思うんですよね。
サテライトのままで良いのか、コアと判断しても良いのかについては、もう少し考えてみたいと思います。
これも人によって違うリスク許容度の問題だと思っています。
■3倍ブルETF比率
さらにもう少し違う観点で分析してみたのですが、全投資額のなかで、3倍ブルETFってどのくらいの比率なのかな?って思ったら下記のとおりでした。
- 3倍ブルETF:4%
3倍ブルって、ほんとに3倍なので値動きが激しいんですよね。
それに、私の性格だけの問題なのかもしれませんが、たとえ少額であってもマイナスになるのは少し腹が立つので、できればプラスに持って行きたいという気持ちで投資をやっています。
3倍ブルはブル相場では驚異的な利益を稼いでくれるのですが、2022年のようにベア相場になると、急激にマイナスが拡大するので、これを投資商品のメインにするのは私にはできないです。
せいぜい、比率を高めたとしても、10%が限界かなと思います。
私が保有している3倍ブルETFの商品は、SOXL、TQQQ、FASなのですが、ETFってポチポチと成行で買えてしまうので、ゲーム感覚で買ってしまうのは自重しなければなりませんね。
棚卸して分かったことは、まだまだコアのS&P500や全米株式、オルカン(除く日本)の比率が高かったということです。
これらの比率が高いと、今回のようにプチ暴落っぽい下落があっても、思ったより下がらんねってなるものです。
逆に、サテライト商品の指数が暴騰しても、思ったより上がらんねってなるんですけどね。(笑)