今話題に挙がっている2244投信ですが、私もポートフォリオに入れようと考えています。
これまで、積立投資に関しては、S&P500をコアとして、そこにFANG+やNASDAQ100をサテライトとして入れていました。
2023年に誕生した2244はETFでしか買えなかったので、下げた時にスポット買いするという手法で買っていっていたのですが、投資信託の商品として発売されるということで、2244投信も積立投資の対象商品にしていこうと考えています。
それを強く感じたのが、FANG+のスノーフレイクショックでした。
スノーフレイクは決算で失敗して、決算発表後に20%以上のマイナスを出しました。
その日は、CPIが予想と同一ということで、株価が爆上げした日だったので、その他の銘柄の上昇で。何とかFANG+指数の大幅マイナスは避けられましたが、他の指数は軒並み大暴騰だったので、FANG+が置いてけぼりになっていた状況です。
この惨事を見て、やはり一つの指数商品に資金を固めるのは止めた方がいいなと思ったのです。
ポートフォリオって少ない銘柄や商品で奇麗なグラフを描ける方が奇麗なので、商品を絞りたくなるものなのですが、この考えは改めた方が良いと感じました。
分散の効いたETFの方が良いといわれるのですが、それと同じくらい商品自体も分散した方が良いと私は思っています。
最近では、オルカンかS&P500かという話がでており、銘柄が被っているし、米国と相関が高いからどっちも買ってしまうと無駄という人もいますが、私はそうは思っていません。
なぜなら、FANG+と2244では重複していない銘柄があるからです。
現に、スノーフレイクはFANG+に入っているか下げましたが、2244には入っていないので無風状態だったというか、大きな値上がりの恩恵はしっかりと受けていましたからね。
こんなことを経験すると、9銘柄は重複しているFANG+と2244投信であったとしても、両方買う価値ってあると思うんですよね。
■FANG+と2244の銘柄比較
とあるユーチューバーの風丸さんという方がFANG+と2244の構成銘柄の比較円グラフを作ってくれていました。
フリー画像ってことなので、ここでも紹介できると思いますから貼り付けておきます。
FANG+は10銘柄なのですが、9銘柄はNASDAQ市場なので2244と重複がありますが、スノーフレイクだけはニューヨーク証券取引所なので、FANG+には入っているけれど、2244には含まれていない銘柄になります。
あと、やはり目に留まるのは、FANG+が10銘柄均等に対し、2244は上限ありの時価総額加重平均にしている点でしょうか。
この辺りは、好みと言いますか、どちらかというと均等割より時価総額加重平均の方が好きっていう人が多いと思いますから、2244の方を選ばれる人の方が多そうな気がします。
まあ、面白いことに、チャートを重ね合わせると、FANG+と2244ってほぼ重なるので、重ね合わせチャートを見ると、どっちかで十分じゃないかって話をする人がでてきます。
けれども、私は、同じような値動きをしながらも、一方で重複していない銘柄というのは気に留めておきたいという気持ちがありますから、どっちも買う方に賛成というわけです。
今回のスノーフレイクショックのようなことが、FANG+だけでポートフォリオを固めていると、良い時は良いのですが、悪い時にダメージを受けることがります。
そのようなケースのリスクヘッジとして、似たようなチャートであったとしても、構成銘柄が違うのであれば、自分が好きだったら買ったらよいと思いますね。
やって後悔するのと、やらずに後悔するって話と同じだと思いますから。
■新NISAポートフォリオ戦略
現時点は、新NISAはFANG+インデックス一本で進めていますが、2244投信が3月中旬に出てきたら、この商品も新NISAのポートフォリオに組み入れていこうと考えています。
どのくらいの比率にするのが良いのか考え中ですが、FANG+はレバレッジ型を特定口座でも積み立てていますから、それを考慮すると、今のところは、つみたて投資枠でFANG+を買って、成長投資枠で2244投信を買うことになるかなと思っています。
FANG+も良いのですが、組み入れ銘柄のちょっとしたリスクヘッジのための処置ってことになります。
ポートフォリオのコアはあくまでS&P500であることは忘れず、S&P500が投資総額の半分以下にならないように調整しようかと思っていますが、今年の1年目は全額をFANG+や2244投信に回しても、まだS&P500は半分以上を占めるので、ちょうど半分半分になったくらいからが調整が必要になってくると思っています。
今回の記事で一番言いたかったことは、自分が良い商品だと思ったものは、躊躇せずポートフォリオに組み入れていくべきだと思いますね。
ポートフォリオが複数銘柄や複数商品になっても構わないと思っています。
あくまで、自分の資産を早く上げるための処置だと考えるのが良いのでしょうね。