なんでも道しるべ

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【FANG+】ついに販売金額ランキング4位!上位商品から見える商品の選び方

新NISAが始まって、投資信託の販売金額ランキングに変化が見られているようです。

昨年までは、S&P500が大人気だったのですが、今はオルカン(全世界株式)が一位になっているようで、これは一般的なニュース記事にも上がっています。

なぜS&P500に代わってオルカンが人気になっているのかというと、投資専門家やファイナンシャルプランナーなどがこぞってオルカンを推奨するからです。

日本人って、人気のあるものに惹かれる傾向が強いので、みんなが買うなら自分もっていう人も多いですし、有名人が言っているなら間違いないという感じで、思考停止で選んでいる人もいます。

まあ、私はこの選択には賛成しない派なので、これは以前の記事でも書きましたが、オルカンとS&P500のデータをきちんと確認してから、それでもオルカンの分散性を選ぶなら良いですが、有名人やインフルエンサーが言っているだけで選ぶなら、それは止めた方が良いかなと思いますけどね。

オルカンはリターンの割にリスク(変動)が大きく、本当に最適解なのかは不明ですからね。

さてさて、今日の本題は、オルカンでもS&P500でもありません。

私が一押しのFANG+です。

一押しと言っても、投資初心者やこれから資産形成をしようとする人に、何のリスクも説明しないでお勧めはできない商品ですけどね。

けれども、YouTubeなどの発信力のパワーは凄いもので、この指数の投信が遂にランキング上位に来たんですよ。

■FANG+が遂に4位にランクイン

私はSBI証券を使っているので、SBI証券の投資信託の販売金額人気ランキングを見ています。

去年まではS&P500の投信が1位、2位を独占することが多かったのですが、冒頭で書いたように今はオルカンの方が人気のようなので、1位はオルカン、2位と3位はS&P500という結果になっています。

そこから、4位、5位となると、なかなか興味深い商品が入ってくるのですが、その結果を踏まえて、上位5位までのランキングを示しておきます。

  • 1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
  • 2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • 3位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • 4位 iFreeNEXT FANG+インデックス
  • 5位 ニッセイNASDAQ100インデックスファンド

このような結果となっており、1位~3位までは順当な結果だったのですが、4位と5位になると、かなりマニアックなものが入ってくるようになりましたね。

マニアックと言ったら怒られるかもしれませんが、一般人がFANG+とかNASDAQ100とかに投資するなんて私は考えもしなかったです。

これってやはりYouTubeの発信力が相当影響しているなと思えるんですよね。

それに、頭の良い金融リテラシーの高い人達が、分散性とか雰囲気とかではなく、きちんとデータを見て、リターンやリスク、シャープレシオやシミュレーション結果などを総合的に判断して、FANG+やNASDAQ100に手を出していると感じられます。

私自身もこの2つの商品を新NISAで買っているので、ちょっとポジショントークになってしまうのが嫌なのですが、ほんと、この2つの商品は良いと思います。

確かに、値動きとしては、オルカンよりも相当動きますし、S&P500が可愛く思えるくらい、この2つの商品はよく値動きがあります。

特にFANG+なんてジェットコースターですからね。

その日に暴騰していると思いきや、数日後には大きな調整が起きることも頻繁にありますし、逆もあります。

だからこそ、積立投資で口数が増やすことができるのもメリットだと思っているのですが。

日々の変動のリスクが許容できる人は、是非ともサテライト的にFANG+やNASDAQ100を持ってほしいと思いますね。

■手数料安い商品が上位ランクイン

あと、このランキングで非常に感銘を受けるのが、手数料の安い投信をきちんと選ぶ人が増えたってことですね。

SBI証券のランキングだから、もちろんそうだと思いますが、手数料の安い商品ばかりが並んでいます。

この中でFANG+は大和アセットマネジメントしか商品がないので、手数料合戦は繰り広げられていませんが、オルカンもS&P500もNASDAQ100も手数料合戦が起きています。

そして、きちんと手数料の安い商品が上位に来ているので、手数料は確実にマイナスになるというマインドがきちんと浸透しているのだろうなと思います。

このランキングが楽天証券になると、楽天ユーザー用の特別投信があるので、それらが上位に来ると思いますが、それでも、eMAXIS Slimやニッセイという手数料が安い商品は上位に並んでいると思います。

同じ指数でも手数料できちんと商品を選ぶということは大切なことです。

ところで、このようなランキングを見ていると、FANG+って他のアセットマネジメントから商品が出てくんじゃないかと思いますね。

おそらくですが、三菱UFJやSBIや楽天では、既に検討が始まっていると予想できます。

4位に入るってことは、それだけ需要があるということですし、まだまだ手数料は0.7%程度と高いですからね。

今のうちに安めの商品を出す旨味は十分にあると思います。

個人投資家からしても手数料合戦に持ち込んでくれると嬉しいですからね。