低コスト運用を目指すSBIアセットマネジメントの『EXE-iつみたてファンドシリーズ』の名称が変わったようです。
我が家の運用先でも低コストなのでEXE-iシリーズを好んで採用しています。
EXE-iという名称が意外と良いなと思っていたので、少し残念ですね。
■EXE-iの名称由来
EXE-iというのは、ETF(E)とETF(E)を掛け合わせる(X)インデックスファンド(i)ということで、EXE-iという名前をつけたそうです。
この名称由来を知らない時は、EXE-iって何だろうと思いながらも、あまり気に留めてなかったのですが、この由来を知ってからは、なかなか良い名前だなと思っていました。
ETFの組み合わせというのが良いなと思っていましたので。
ただ、ETFへの投資するファンドやETFの組み合わせという商品が、2017年後半からどんどん出てきましたので、SBIアセットマネジメントだけの特化商品ではなくなっているという現実もあります。
今回のファンド名称変更にもその要因が少しはいっているかもしれません。
■EXE-iシリーズの名称変更ファンドは3つ
さて、今回、EXE-iシリーズから名称変更になったのは、下記の3つの商品です。
- EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド
- EXE-i つみたて新興国株式ファンド
- EXE-i つみたて先進国株式ファンド
この3つの商品が2018年9月5日付けで名称が変更されます。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
名称の変更理由は、「インデックス・ファンド」を名称に付す等、ファンドをより明確にするために変更するものと発表されています。
さらに、ファンドには「ファンド愛称」というものと、「日経新聞掲載の略称」というものが存在します。
これが面白く、変更した名称を略したものではない名称です。
- 雪だるま(全世界株式)<雪だるま世界>
- 雪だるま(新興国株式)<雪だるま新興>
- 雪だるま(先進国株式)<雪だるま先進>
ファンドを名称に「雪だるま」と称されています。
<○○○>で書いたものが、日経新聞に記載される略称のようですが、ここでも「雪だるま」と前に出した略称となっています。
「雪だるま」というのは、複利をイメージしたものだと思いますが、ちょっと面白いネーミングだなと感じます。ネーミングセンスがあるのか、ないのか、は置いておいて。(笑)
「つみたて」の名称が無くなってしまったのが残念だと個人的には思うのですが、「つみたて」が付くと、つみたてが条件なのか?という勘違いにもつながるのかもしれません。
ただ、雪だるまという言い回しをファンド名称にいれるのも少し変わっていますがね。
新たに、複利の投資信託への投資の言い方として、一般ネーミングを狙っているのでしょうか?
■対楽天を鮮明に!?
この中で、一つ気になるのが、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」です。
このファンドの商品は、以前から、バンガードのVTと同じような指数になることを目指された商品だったのですが、今回の名称変更で、VTを投資信託で商品化している楽天への対抗を明確にしているような名称変更だと思います。
「グローバル(中小型含む)」よりも、「全世界株式」の名称の方が分かりやすいという判断なのではないでしょうか。
投資ブログを書いている方々は商品の中身や手数料を吟味して考察していますが、一般的な個人投資家はそこまであまり関心がないのかもしれません。
それよりも名称によるイメージの方が先行しているのではないかと想像します。
そう考えると、「全世界株式」と「インデックス」という2つのキーワードを入れることで、個人投資家に抵抗なく開始してもらえる可能性が高まるのではないでしょうか。
私もそうですが、これまでEXE-iのファンド商品を積み立てている人にとっては、投資家の数が増えるのは良い事だと思います。
純資産総額が右肩上がりになれば、それだけ効率的な運用ができることになりますからね。
ただ、インベスターリターンがファンドリターンよりも下回らないような賢い投資家が集まることが重要なのかも知れません。
■我が家では新興国株式に積立中
我が家の場合、この中で「雪だるま(新興国株式)」の積立をやっています。
SBI証券での個人資産欄での名称にも「雪だるま」と付くのかな?と少し期待して、ログインしてみましたが、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」の名称で表示されていました。
新興国株式は米国利上げに伴い、少し調子が良くないです。
今でも毎日1000円の積立をしていますが、徐々にマイナスが大きくなってきているなと感じます。
マネーの流れは、新興国から米国に流れているように見えますが、またこれが永遠には続かないものなので、ちょっとした流れの変化で積立を休止などはしないのが賢明だと思っています。
米国ではビック5の株価上昇が目立っているというニュースが最近増えてきました。
インデックスファンドへの投資が増えてきていることも影響しているのかな?と個人的には思っています。
ファンドの行方はどうなるか分かりませんが、名称が変わってもコツコツ積立に限ります!