なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

初めての人は必見!「投資信託」の勉強はこの本がおすすめ!!

これまでの記事で投資に役立つ書籍を紹介してきました。

紹介してきたものは、投資論みたいなものが多く、超有名な書籍なども含まれます。

当ブログでは「投資信託」の商品を中心に紹介していますが、今回は「投資信託」の仕組みを分かりやすく説明されている本です。

最近は、2018年から「つみたてNISA」が始まり、積立可能な商品がインデックスファンド、アクティブ系ファンド、ETFなので、投資信託の説明本が増えています。

私自身も、きちんと投資信託のことを学んでおきたいと思い、本屋で何が良いかを選びました。

書かれている内容はそれほど変わらないと思います。

実際、投資信託の仕組みなんて、どの本で学んでも一緒だと思います。

ただ、私のような素人の個人投資家にも分かるように書かれている本、適宜、図表などで説明してくれる本などは少し限られてくると思います。

今回は、私が実際読んでみて、なかなか分かりやすい説明本を紹介します。

■書籍紹介

書籍名は、『一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門』です。

著者:竹川美奈子、出版:ダイヤモンド社、価格は1,500円+税です。

この本、何が良いかというと、本当に最初から最後まで「投資信託」のことだけしか書かれていません。

一般的な投資の本になると、個別株、債券、不動産などの説明も含まれますが、この本は投資信託の説明だけです。

■投資信託は破たんしても資産は守られる

最初の章は投資信託の説明ですが、自分自身もちょっと曖昧なまま、投資信託の商品を積立しているところがありました。

まあ、実際は、見るより慣れろなので、頭で投資信託を理解するよりも、お金を出して投資した方が理解しやすいです。

そんな投資信託の仕組みがきちんと書かれています。

特に、参考になったのは、「販売会社や運用会社が破たんしても資産は守られる」ということを説明してくれている部分です。

嫌な話ではありますが、実際に破たんしたらどうなるの?というのは、誰もが疑問に思うことです。

証券会社は、ネット証券を選択する方が手数料も安いので、投資には最適です。

でも逆に、破たんリスクに関しては、フェースtoフェースではないので、質問しにくいですし、雰囲気も分からない。

さらに、ネットでの取引は、騙されて逃げられるのでは?という疑問もある人もいるかもしれません。

実際は決してそんなことは無いのですが、もし仮に何かあった場合は?という疑問に関して、きちんと書かれているので、勉強になりました。

■投資信託のお金に関すること

投資信託への投資を考えると、最も気になるのは信託報酬などの手数料です。

実際には信託報酬だけでなく、様々な手数料がかかります。

それは、投資信託だけでなく、個別株を自分で購入する場合でも売買手数料などはかかるわけですから一緒なのですが、投資信託の場合は種類が増えます。

これら投資信託の手数料に関しても説明してくれていますし、運用報告書の見方、基準価額の算出方法も書かれています。

この部分が、ページ数を使ってきちんと説明されてそうだったので、私はこの本に決めたわけですが、想像どおりかなり分かりやすかったです。

詳しいだけなら、もっと詳細を説明している本があると思いますが、この本は素人向けに分かりやすいのが良いです。

■ベンチマークの説明が分かりやすい

もう少し説明が欲しいけど、導入にはちょうど良いかなと思えるのは、ベンチマークの指標の説明です。

国内株式の投資信託ならTOPIXなどが主流ですし、日本に住んでいるので雰囲気はつかめますが、全世界への投資を考えた場合のベンチマークは複数あります。

その中で、一番良く使われるのが「MSCIコクサイインデックス(除く日本、円ベース)」です。

これは、日本以外の先進国のベンチマークですが、これ以外にも新興国のベンチマークもMSCIが良く使われています。

これの説明も世界地図と国名で書かれているので、ビジュアル的に分かりやすい。

投資の世界での、先進国と新興国の国名は多すぎて覚えてないので、いまでもたまに確認しています。

■後半は投資信託を使った運用戦略

前半は、上記にかかせてもらったような投資信託の仕組みなどの説明が中心です。

後半は、投資信託をつかった資産運用戦略のヒントが書かれています。

インデックスファンドとアクティブファンドの説明から、アクティブファンドを選ぶ注意点などは、分かっているはいるけど改めて読むと納得できます。

株式だけでなく、国内株式、海外株式、国内債券、海外債券のブレンドによるリターンとリスクについても書かれています。

アクティブファンドの説明が多いのは、やはりアクティブファンドで騙される人が多いからだと思います。

毎月分配型の欠点、アクティブファンドの運用スタイルの確認方法、アクティブファンドのアプローチの違いの説明も分かりやすいです。

最近流行り(といっても私だけかもしれませんが)の「ファンド・オブ・ファンズ」についても、メリット・デメリットが説明されています。

この本を一冊持っておくと、どうだったけ?と忘れてしまったときに、ネット検索するより確認した方が早いです。

投資信託の基本はたいていのことが説明されています。

複数の投資信託の組み合わせ戦略に関しては、私とは少しスタイルが違う所がありますが、投資を始めた人に対しては無難な戦略です。

少し慣れてくると自分の戦略スタイルが身に付いてくると思うので、導入としては申し分ないです。

投資信託に興味がある人が読み始めると、数日で読み終えれます。

なぜ投資に投資信託がおすすめなのかについて、もっと詳しく知りたい場合は、シーゲル先生などの有名本の方が良いかもしれませんね。

 ■投資関連書籍の紹介記事

■インデックス投資や米国株式に目覚めるきっかけになった本です。

マルキール氏のウォール街のランダム・ウォーカーを読んでインデックス投信に目覚める - なんでも道しるべ

株式投資一発退場!「成長の罠」に引っかかるな。シーゲル先生の超有名本の紹介。 - なんでも道しるべ

「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせる、投資家のための十戒とは - なんでも道しるべ

■2018年から「つみたてNISA」が始まります。

投資信託の積立でどんな状況下でも継続できるように、株式調整時期でも理論的に続ける根拠を教えてくれています。

「つみたてNISA」を始める前に読んでおきたい本 - なんでも道しるべ

■「ほったらかし投信」の言葉はこの本からでしょうか?

忙しいサラリーマンにインデックス投資をお勧めしています。

脱!トイレトレーダーに向けて「ほったらかし投資術」の本がおすすめ - なんでも道しるべ

■景気の循環に合わせて買付売却

なかなか面白い戦略ではありますね。

景気の循環に合わせて買付すれば1億円も夢じゃない!?「9マス分散式」積立投資信託 - なんでも道しるべ