なんでも道しるべ

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【初心者向け商品はほんの一部】分散が効いているグローバル型インデックスファンドの割合は?

先日の記事で2024年から始まる新NISAの成長投資枠対象商品について書きました。

分類として、アクティブ型とインデックス型に分けることができますが、アクティブ型が73%、インデックス型が27%となっています。

投資の基本は長期・分散・低コストなので、新NISAを利用した資産形成はインデックス型を中心としたポートフォリオになってきますが、実態としてはアクティブ型が大半を占めます。

この辺りの商品選びは非常に注意しないとせっかくの非課税枠が利用できません。

NISA制度はとても良い節税になりますが、利益が出ないと節税効果はゼロです。

それゆえ、しっかりと運用利益を出さないとダメなわけです。

ところで、2024年までに、成長投資枠には投資信託が2000本近くの対象商品が出てくると言われていますが、結局のところ、長期・分散・低コストを満たす商品となると、10本以内に収まってきますし、さらに、特定の国に偏らないという条件を加えると、もう5本以内くらいしかありません。

世の中、みんなが買っている商品は敬遠するようなちょっと偏見でものを見る人がいますが、投資に関してはあまのじゃくで買い進めても良い効果は得られません。

逆に、イナゴ投資というように、盛り上げってから世間に付いて行っても良い効果は得られません。

要は、長期・分散・低コストに見合った商品を選びだし、それをコツコツと積み立てることが大切です。

何よりも継続が全てです。

世の中のニュースや煽りに踊らされずに、毎月や毎日コツコツと積み立てて行くことで、資産形成ができるということです。

私自身も、何十年も投資経験があり、様々な投資をやってみましたが、今のところ、インデックス投資に落ち着いています。

まあ、5本以内に入るような投資ファンドを買っているわけではありませんが、2024年からスタートするような投資初心者に対してアドバイスを求められたら、間違いなく、オールカントリーのインデックス投資で0.05775%の手数料の商品を一押ししますね。

■プロや専門が正しいことを言うわけではない

成長投資枠対象の投資信託は、アクティブ型が73%、インデックス型が27%と書きましたが、もっと細分化しますと、さらに驚く結果となります。

2024年の新NISAから始めて投資をしようと思っている人に対しては、オールカントリーのインデックス投資をお勧めすると書きましたが、いわゆる全世界株インデックスファンドということになります。

商品はいくつかの運用会社から出ていますので、必ずしも一商品というわけではないのですが、インデックスファンドの商品選びのポイントは、手数料とベンチマークとのかい離です。

手数料は、信託報酬と隠れコストがありますが、まず、信託報酬はどこにでも書いていますし、運用実績は運用が1年以上あれば、運用報告書を見ることで隠れコストを見ることができます。

運用報告書を見るのが面倒であれば、とりあえず、ユーチューバーやブロガーがお勧めしている商品を選べば問題ないでしょう。

ここで、騙されているんじゃ?ってなんて考える人もいるかもしれませんが、お勧めしている人には全く得がないので、騙す必要も全く無いです。

なので、みんながお勧めする商品で問題ないということです。

さて、これらのお勧めの商品の割合についてが、今回の記事のポイントです。

■全世界株式オールカントリーは全体の中で・・・

2024年の新NISAから資産形成を始めようかと考えている人は、とりあえずは、全世界株式のオールカントリーのインデックスファンド一択だと思っています。

投資を全くやったことない人が、最初に始める商品としては、オールカントリーはまさしく分散が効いている商品だと言えます。

地域的に分散が効いていても、あくまで株式投資なんでしょ?思う人がいるかもしれません。

さらに分散をするには、債券やリートなどのアセットも分散しなければと思う人もいるかもしれませんが、初心者であれば、まずは貯金と株式投資で十分です。

というのは、分散を考えると、債券やリートも世界投資をしなければならないのですが、結局のところ、債券は金利が低いので、為替で損をすることもあれば、得をすることもあります。

債券に投資していると思いながら、かなり為替投資に近くなるので、リターンとリスクの兼ね合いからは株式が最も効率が良いと思います

なので、投資リスクが高いと思えば、貯金割合を高めてリスク調整する方が良いということになります。

少し話がずれましたが、この全世界株式のオールカントリーはグローバル株式のインデックス型になるのですが、これは全体の2.9%しかありません。

この割合を聞いただけでも低いと思う人もいると思いますが、さらに、この2.9%の中にもオールカントリーになっていないもの、いわゆる地域が限定されているものも混じっています。

したがって、初心者にお勧めのファンド商品というのは、ほんの一部しかないということです。

新NISAで購入が認められている商品は全てOKというわけではないです。

手数料が高いものであったり、実績が乏しいアクティブファンドであったり、債券やリートを含めたバランス型であったりと、初心者が不適合と思える商品も多く混じっています。

これが初心者にとっては悩む部分であり、悩むがゆえに投資を始められないという原因にもなりかねません。

2000商品前後の数がありますが、本当に適格なのはほんの一部の商品に限られるので、その辺りは注意して、それこそ、ブロガーやユーチューバーがお勧めしているものを購入した方が吉です。

間違っても、プロの専門だと思って、銀行や証券会社の窓口を叩かないことですね。(笑)