塾もいろいろあるのですが、私が塾に通わせる意義として感じているのがアウトプットです。
塾で授業を聞いているだけでは学校の授業と変わりません。
確かに、若干は難易度が高かったり、テクニックを教えてくれたり、などもあるかもしれません、その程度であれば、スタディサプリを使って先取り学習をして、問題集を解けば、学校の定期テスト程度であれば問題なく対応できるでしょう。
塾に通って、真の実力を身に付けるのは、実はインプットのところではなく、アウトプットのところなのです。
また、アウトプットに向けて学習を進めることも重要となります。
事前勉強もしないでアウトプットに望んでも意味は半減します。
何が出題されるか分からない状況で、ありとあらゆる情報から勉強していく過程こそが実力がついていくことになります。
そんななか、娘が現在通塾している馬渕教室は、公開テストと呼ばれる模試テストが年6回あります。
回数も多いですが、その時期が非常に絶妙なので、そのテスト時期が良いのかもしれないと思っています。
とはいえ、テスト勉強しなければ、どの時期でやっても効果は半減されてしまうのですがね。
■馬渕教室の公開テストの大まかなスケジュール
馬渕教室の公開テストは年間に6回行われ、その時期は、下記のとおりです。
- 第1回 3月第1日曜日(学校基準では前学年で、3学期学年末テストの後)
- 第2回 5月第1日曜日(GW明け)
- 第3回 7月第1日曜日(1学期期末テストの後)
- 第4回 9月第1日曜日(夏休み明け)
- 第5回 11月第1日曜日(2学期中間テストと期末テストの間)
- 第6回 1月第1日曜日(冬休み明け)
おおよそ、奇数月の第1日曜日が基準となりますが、場合に追っては前月の最終日曜日になったり、祝日の関係で第2日曜日になったりすることもあります。
まず、見てお分かりのように、長期連休の後に公開テストが組み込まれています。
GW、夏休み、冬休みの後、すぐの日曜日には公開テストがあります。
これが意味するところは、長期休みも後半になると、公開テストの勉強をするようにというメッセージです。
長期休みはGWを除いては、夏期講習や冬期講習があります。
さらに学校からは連休の課題もありますから、これらは前半で終わらせておかないと、公開テストの勉強ができないです。
長期休みといえども、しっかりと勉強しないと、公開テストで偏差値を上げることは難しいでしょうね。
その他は、学期中の定期テスト後というのは多いです。
実際、定期テストが終わった翌週などに公開テストがあることが多かったです。
とはいえ、定期テストの範囲が公開テストの範囲に含まれている部分もあったので、定期テストの知識のまま公開テストに望めるということもありました。
でも、全体的には準備期間が短いので、かなり厳しかったようです。
■学校の定期テストと公開テストの違い
学校の定期テストと馬渕教室の公開テストはテストのレベルがかなり違うので、テスト勉強の方法も異なってきます。
学校の定期テストは基本問題をいかに落とさないか、知識がきちんと頭に入っているか、ケアレスミスなく高得点を狙えるかが勝負となり、100点を目指して勉強を進めます。
もちろん数学などは応用問題も出されますし、凡ミスもあるので、満点を取るのはかなり難しいですが、それでもきちんと対策していれば、95点前後は取れるようになります。
大きなミスをしなければ、最低でも90点は死守できると思います。
対して、公開テストは、問題の質が違うので、基礎基本は分かっている前提で、応用問題が解けないといけませんし、時間の配分も厳しいです。
特に、英語と数学と国語は急いでといてもギリギリという状況のようなので、それゆえにミスをしやすいというのもあります。
90点以上取れれば上出来で、80点を超えていれば合格、という感じでしょうか。
公開テストは偏差値がしっかりと出されるので、自分の戦いというよりは、他人との比較が大切になってきます。
■上位になると偏差値はなかなか上がらない
スケジュールを見て分かるように、2ヶ月に1回の公開テストをタイミング良く実施されるので、基本的に休んでいる暇がありません。
学校の定期テストでも2~3週間の準備が必要ですし、公開テストでも3週間程度の準備が必要になってきます。
特に偏差値に関しては他人よりも上をいかないと、数値が上がってきませんが、他人も自分以上に勉強している人が多いので、偏差値を上げるのは相当な努力が必要です。
偏差値55以下の人は偏差値を上げるのは容易に上がりますが、偏差値55を超えてくると、上位層も勉強をしている人が多いので、そう簡単には上がりません。
特に64を超えてくると、ちょっと勉強量を増やしただけでは、偏差値1や2を上げるのも難しいのです。
長期休みの後半や、定期テストの合間に、いかに公開テストの勉強をしっかりやるかに、成績アップはかかっているということですね。