今週の注目イベントはFOMCにつきます。
そして、同日にはCPIの経済指標が発表されます。
FOMCの後は、引け後にブロードコムの決算発表があります。
日本時間の水曜の夜から木曜日の朝にかけて、ボラティリティが高い展開が予想されるわけです、それにしても、「噂で買って事実で売る」という格言が正しいのか、そのような相場状況になってますね。
ここ2日間はアップルが開発者会議をやっていたので、アップルの今後の方向性で相場が一喜一憂していました。
アップルの株がこの会議に向けてグングン上昇していることもあり、月曜日の取引では「噂で買って事実で売る」という状況になり、マイナス圏で終えていました。
一転、昨日はどうだったかというと、大きな上昇を叩き出したのです。
何か大きなニュースがあったわけでもなく、昨日のニュースとほぼ変わらない状況でしたが、それでも、アップル株は7%以上の急上昇で、史上最高値を更新しました。
おそらく、エヌビディアを再度抜き返したのではないか?と思えます。
ここからiPhoneの再逆転があるのか、SiriとchatGPTの合体はAIが生活に根付くという点では大きな転換点になりそうな気がしないでもないです。
日常生活は便利になるのか、AIが当たり前の生活になるのか、それとも、大きな問題を抱えて、大変なことが起きるのか、未来は分かりませんが、それでも、イノベーションが起きそうな展開であるというのは、興奮しますよね。
加えて、我々のような個人投資家は、その恩恵を受けたいわけです。
AIブーム、もうAIバブルになりかけているのかもしれませんが、ここで、資産を築けるかとうかは、自分次第です。
誰の責任でもありません、誰に言われるわけでもありません。
自分で考え、自分のお金で投資する。
これこそ、自己責任の醍醐味ってものです。
さあ、何に投資をすれば当たるんでしょうかね?
しっかり、じっくり、考えてみたいものです。
■勝っている時こそ緒を締めよ
さて、毎日恒例の投資信託の収益ですが、相変わらず最高値は更新し続けています。
怖いくらいに結構毎日上がっているので、俗にいう、「寝て起きたら資産が増えていた」という現象そのものだと思います。
けれども、このようなときこそ、「勝って兜の緒を締めよ」なんですよ。
調子に乗ると足元をすくわれます。
収益が上がっている時こそ、自分のポートフォリオを見直し、自分の投資先を見直し、自分の積立投資額を再度確認し、下手に興奮した投資スタイルになっていないか、そこを確認する必要があると思います。
このような状況下では、靴磨き少年とまではいかないですが、持たざるリスクというのを意識されるようになってきます。
周りが儲かっているので、自分も早く儲けたい。
いま現金で持っていても損するだけ。
いまここで入金しないと負けてしまう。
そんな焦りが失敗を生むのです。
今から、新規で入金したからといって、何%儲かると考えるのですか?
そこをもう一度自分の頭で整理して、ここからの追撃入金額をしっかりと見定める必要があるということです。
暴落は足音を立てず、ヒタヒタと近づいてくるものですからね。
■追撃入金?利確?考えても無駄
怖がらせてもダメなんですが、このような相場環境では必ずと言っていいほど、投資初心者が湧いて出てくるものなんですよね。
先々月の4月のちょっとした調整すら耐えれなかったようなリスク許容度の低い民が、急に自分ももう一度チャンスに乗りたいと意気込んでくるものなんです。
このような時に、周りの雰囲気に流されてしまうと、いくら自分がしっかりと積立投資をしていても、ここで追撃入金した方が良いのか?という気分になってしまいますし、逆に、ここで一旦利確して逃げておいた方が良いのか?という想いも出てくることがあります。
このような思考になるのは本当に要注意です。
昨年10月から右肩上がりのブル相場の状況下ですが、どこかで利確ポイントなんてありました?
利確して、10%マイナスになって、再度入り直せるポイントなんてありました?
そもそも数%程度のマイナスなんて、スイングトレードで上手く拾えるわけがないです。
仮に上手に拾えていたとしても、それはあくまでラッキーなだけです。
世の中がブル相場真っ只中で、拾えるなんてことあり得ないです。
たまたま買った時がチャート上の底のように見えていただけです。
私も、4月のちょっとした調整局面では、たまたまレバナスETFを一気に買うことができましたが、これは常に準備をしていて、下がり始めた時から、淡々と買っていたから、偶然底で大量に拾えただけです。
有事のニュースが流れて、たまたま一気に買付が出来ただけです。
これを狙ってできるかというと、まず無理ですね。
だって、どこが底なんかなんて分からないのですから。
実際、買い付けている時も、どこまで資金が持つかな?と、ちょっと不安になりながらも買い増ししていましたから。
投資なんてそんなものです。
狙って買えるものではないってことだけは、忘れてはいけないです。