なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【他人の貯金額なんて聞けない】資産ってどのくらい持っていたら勝ち組なのか?

2024年から新NISAが始まることで、資産形成ブーム、投資ブームが訪れそうな予感がします。

すでに投資をやっている人は、新NISAの神改正は待ち遠しいので、積立設定をやったり、1年の投資額でマウントをとったり、YouTubeコメントで言い争ったりして、相当楽しんでいるように見えます。

今の日本の状況を見る限り、老後は年金だけでは相当不安です。

支出を絞りに絞れば年金だけで生活できるかもしれませんが、それも約束されていません。

インフレの可能性もありますし、少子高齢化によりマクロ経済スライドによって年金額が減らされることだって十分に考えられます

したがって、貯金だけで老後に備えている人って、日本政府や日銀に自分の人税を賭けているとも言えるということです。

政府の増税施策には文句を言う人であっても、政府に老後を賭けているのですから、皮肉なもんです。

日本の政治は終わっていると言うのであれば、自分で自分の資産くらい増やさないといけないと思いますけどね。

■自分で増やす?相続を受ける?

人間というのは、他人と比べたがる生き物です。

共存共栄なんて嘘もハッタリで、他人よりも自分が良い環境であれば嬉しいものですし、他人の不幸なんて蜜の味なんです。

だから、隣の人の生活が気になるものですし、他人の家庭環境が気になるもんなのです。

けれども、お金の話なんて聞けませんよね。

他人のお金事情なんて気にしたところで質問できませんし、そんなデリカシーのない勇気のある人なんて少ないです

それに、たとえ質問したとしても、まともに答えてくれる人なんていませんしね。

それは、他人には自分の資産のことを言わない方が良いという教えと、そもそも、自分の資産を把握していない人も多いからです。

私が質問を受ければ、資産把握しているので答えてあげることはできますが、その質問者に回答したからといって自分に得はないですから、本当のところは教えませんけどね

まあ、私の感覚では、その人の格好や物欲を見ていれば、その人がどのくらいの家計なのかは想像つきますけどね。

分からないのは、相続による資産です。

こればかりは、全く想像つかないです。

相続って、その人の性格や学歴や現状の年収に関係ない部分ですからね。

相続がゼロなのか、数百万なのか、数千万なのか、それによって、金融資産は一気に変わりますし、さらに現金や保険金で相続されるのか、不動産で相続されるのか、株式などで相続されるのかによっても、全く変わってくると思っています。

結局のところ、分からないわけですし、想像してもおそらく当たらないので、他人の財布事情なんて想像しても無駄ってことですね。

そんなことよりも、自分の立ち位置が、日本人平均のどの程度なのか、を知っておいた方がまだ意味があるかもしれません。

知ったところで、自分のお金は増えないのですが、目標といいますか、位置を知ることで、指標にはなりますね。

それに他人には全く迷惑かけないですし、無駄な質問もしなくて良いですから。

■日本人の平均ってどのくらい?

老後資金が気になる年代って、おおよそ40代以上です。

20代、30代って、もちろんお金は気になると思いますが、老後に向けて貯めるというよりも、今の自分にどう投資するかの方が重要だと思います。

年齢と共に経験はお金で買えなくなってきますからね。

若い時は時間も体力もありますから、少額の投資で十分な計画を積むことができます。

なので、私のお勧めとしては、借金するほど頑張らなくてもよいですが、20代、30代は、経験することに全力投資した方が良いと思います。

年齢を重ねると好奇心も減りますし、体力も落ちてくるので、その時くらいから老後資産を考えれば良いと思います。

皆が気になる資産ですが、金融広告中央委員会ってところがきちんと調べてくれています。

単身世帯よりも二人以上世帯の方が、資産が多いのは常ですで、目標にするなら二人以上世帯の方が良いと思います。

また、平均値よりも中央値の方が、多額の資産を持っている人に引っ張られないので、実態に近いと言われますが、これも目標にするなら平均値の方が良いでしょうね。

とりあえず、二人以上の平均資産額と、カッコ書きで中央値を示してみます。

40代 825万円(250万円)
50代 1,253万円(350万円)
60代 1,819万円(700万円)
70代 1,905万円(800万円)

このような調査って、資産がない人ってまともに回答しないと思いますので、実態はもっと低いと思いますが、一応、これが正しいとしておきましょう。

老後2,000万円問題って話が出てからか知りませんが、資産額が2,000万円近く世帯は多くなっていますね。

一般的に60代以上は退職金があるから資産が増えると言われますが、このデータを見る限り、一気に60代以上で増えたというよりも、老後資産を蓄えている人は40代であってもそれなりに持っているということです。

これが、自分でゼロから資産を増やしたのか、先ほど書いたような相続などで得たものなのかは分かりません。

けれども、相続環境というのは自分ではどうしようできないので、ない人はない人なりの増やし方、ある人はある人なりの維持の仕方があるのかなと。

平均値と中央値からすると、老後が始まる段階で2,000万円あれば、勝ち組ってことではないでしょうかね。

これからインフレがあるかもしれませんから、貯金なのか株・債券などの金融資産のかによって、状況はかわると思いますけど、その辺りは自分でリスクヘッジする必要があります。