なんでも道しるべ

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【借金の為に国はインフレを目指す】もう「投資が怖い」なんて言えない時代がやってくるかも?

数年後には「投資は怖い」なんて言うことができない時代がやってくるかもしれません。

日本人は金融リテラシーが低く、投資よりも貯金が大好きな人種であることは周知の事実です。

それでも、日本人は貧乏な人が少なく、少ない給与でも、少ない年金でも、何とかやっていけている人が多いのは、日本がデフレだったからというのが理由の一つです。

デフレの時代は紙幣が強くなっていきますから、貯金をして、自分自身で消費を我慢すれば、何とか生活はできるものです。

けれども、政府や日銀はインフレを目指し、金融緩和を続けています。

それは何故か、答えは単純で「国債による借金を目減りさせたいから」というのが、一つの理由として考えられます。

インフレが起きると、紙幣の価値が下がりますから、借金も価値が下がっていきます。

結局のところ、経済を良くするには、インフレを起こすことが最も良いということになります。

■インフレは必ず目標とされる

日本は平成の間、ずっとデフレだったので、経済が停滞していました。

それにより、家庭でも投資なんてリスクをとる人が少なく、貯金をして、家計を回していた人がほとんどです。

投資は一部の富裕層がやるものだという認識が今でも根強いですが、投資しないとインフレ対応できなくなってくる時代がやってくるかもしれません。

とはいえ、もしかすると、日本のデフレが根強く残り、いつまでも借金の価値が下がらないって可能性もあるかもしれませんが、まあ、少子高齢化で社会保険料からまともに年金も払えない時代になってくるので、それは目指さないと言いますか、インフレにならなくても、日銀と政府はインフレを目指し続けるでしょうね。

たとえ、円安で1ドル200円を突破したとしても、それでインフレになれば良いと思っている政治家は多いはずです。

輸入が値上がりして、国民の生活が苦しくなっても政府は何とも思わないはずです。

だったら、企業が賃上げすれば良いだけの話だと思っているでしょうし、スタグフレーションが起こったとしても、インフレが起これば良いと思っている人もいるはずです。

結局のところ、自分の資産は自分で構築しなければなりませんし、自分の資産は自分で守らなくてはいけません。

もちろん、デフレに賭けて、現金を貯金し続ける人も間違いではないと思っています。

投資でリスクを取る人もいれば、貯金でリスクを取る人がいても、不思議ではないと思っていますので。

私は、このブログで投資を書いていることからも、貯金でリスクを取るようなことはしませんけどね。

だって、貯金はデフレに強いかもしれませんが、金利が少ないので、ほとんど増えないです。

デフレ分は勝てるかもしれませんが、そんなものは、年利1%もありません。

デフレ時代のGDPの成長率を見ても、せいぜいマイナス1%程度で、もっとも低い年でもマイナス4%程度ですからね、現金に賭ける方が負ける確率は高そうです。

そもそも、国はインフレを目指している訳ですから、逆行していますし。

よく言われる、給与と貯蓄と投資額の関係性ですが、様々な人が、様々なことを言っているので、ちょっと面白いなと思っています。

■年収は上がらないけど、投資はしたくない日本人

日本の平均給与ってどのくらいか?って話ですが、だいたい年収400万円台くらいでしょ?って思っている人が多いと思いますが、それは男女の平均です。

実際、性別で分けると下記のようになります。

  • 男性の平均年収 約530万円
  • 女性の平均年収 約302万円
  • 世帯の平均年収 約630万円

自分はこの平均より少ないって人が多いはずです。

その理由は、平均は一部の青天井の高収入の人に引き上げられるという性質がありますから、貯蓄額と同じで低い方から並んでちょうど半分の中央値になると、これよりも必ず下がります。

なので、この平均よりも少なくても悲観する必要はありませんが、できれば平均くらいは狙いたいですよね。

加えて、投資比率という話になると、どうなるでしょう?

  • 現金・預金 54%
  • 株式 10%
  • 投資信託 4%
  • 保険・年金 28%
  • その他 4%

このような感じなので、日本人は貯金が大好きなわけです。

ちなみに、米国は貯金が13%程度で、株式が37%、投資信託が13%という感じになっています。

投資が根付いている米国なので、株式を持っている人が多いですよね。

もちろん投資信託も多いですが。

結局のところ、年収も増えないし、投資もしない、少ない収入で、細々と貯金をして生活している、老後に備えている、そんな人が大半なのが日本ということです。

とある人がした試算だと、2023年現在で、どの世代も貯蓄1,000万円ある人は、老後は大丈夫ってシミュレーションしてくれた人がいます。

この中身を確認すると面白いのですが、60歳前後の間もなく年金がもらえる人は貯金でも逃げられるけれど、30代前後の人は1,000万円持っていても8割方投資に回さないと、インフレと年金の目減りで老後破綻って計算でした。

まあ、分からなくもないですが、たとえ、若者の金融リテラシーが上がったとしても、8割投資は無理でしょうね。

だって、投資大国の米国ですら、株式と投資信託で50%くらいなのですから。

皆さんは、インフレ目標と、貯金と投資の関係ってどう思われますか?