いま現在、年金を貰いながら働いている高齢者が約半数いると言われています
働く理由がお金のためなのか、働き甲斐なのかは、分からないのですが、少なくとも年金が少なくて働いている人はいると推測できます。
私は年金が不安だからとか、国が信用できないからとか、そのような理由で株式投資をするつもりはないのですが、一つの目標として、世の中の人の平均値や中央値くらいは資産を持っておきたいなと思っても良いかなと思います。
平均値は一部の資産家によって引き上げられているので高くなる傾向にありますが、中央値って少ない人から並べて半分の位置になるので、資産に関しては中央値の方が現実を示していると言われています。
最初に、年金受給者の約半分が働いていると書きましたが、もし働いている人が、年金が少ないからという理由であれば、中央値以上の資産を持っていれば働かなくても良いと考えることもできます。
一つの指標として中央値を基準で持っておいて、資産形成をするのはどうでしょうか。
■世の中の貯蓄額(平均値・中央値)
ここに貯蓄額の平均値と中央値のデータがあります。
二人以上世帯と単身世帯の両方があるので、自分に当てはまる方を参考にすれば良いと思います。
二人以上世帯の方が貯蓄を貯める傾向にあるようですが、その分、支出も増えるので、どちらが有利かは分かりません。
言えることは、二人以上世帯が専業主婦なのかダブルインカムなのかの違いはありますが、二人以上世帯は貯めないといけないってことですね。
私は専業主婦家庭には反対派です。
どうしても働けない身体の場合は仕方ないのですが、そうでなければ、働く方が良いと思っています。
今の時代は何でもそろっている時代です。
時短ができる家電も多いですし、時間勤務も認められる職場が多いですし、育休は男でも取れる時代です。
それでも、専業主婦の家庭って、昭和の時代からタイムスリップしてきたのですか?って言いたくなります。
子育ては大変と言いますが、お金を稼ぐ方がもっと大変で、子どもが成長してお金が必要になった方が解きの方がさらに大変です。
稼いで、貯めて、運用しなければ、二人以上の世帯は破産と隣り合わせになります。
それでも専業主婦にこだわるのは、単に仕事をしたくないだけでしょ?って思っています。
■2,000万円問題なんて必要ない?
中央値のデータを参考にすると、二人以上の世帯で800万円、単身の世帯で490万円あれば、世の中の平均以上ですから、働く必要がないかもしれません。
働くことがお金ではないのであれば、働いてお金を稼いだ方が資産は減りませんから有利であることは間違いないです。
ただ、高齢になると体力もやる気も減っていきますから、働くことが嫌になった場合には、しっかりと貯蓄があれば辞めれば良いとも思えます。
これは若い時に専業主婦になるのと、高齢者になって仕事を引退するのでは、全く違う意味になります。
若い時は稼ぐことが力になります。
お金が人生のパワーになることは間違いないので、貯蓄がしっかりと貯まっていない段階で辞めるという選択だけは考え直した方が良いですね。
ここで疑問に思いませんか?
政府が言っていた老後2,000万円問題ってどこにいったんだ?って。
そうなんです、世の中の人って、2,000万円持っている家庭って少ないんですよね。
60歳代や70歳代になると退職金が入りますから、貯蓄が2,000万円や3,0000万円以上持っている家庭が増える傾向にあるのは間違いないです。
しかしながら、退職金がある職場に働いている人の方が今は少数派なので、貯蓄がゼロっていう家庭もかなり多いです。
60歳代以上になると、貯蓄は二極化します。
なので、自分はどちらの世帯に入るかは、現役時代にどれだけ稼いで、それだけ貯蓄して、運用しているかで決まるってものですね。
もしくは、退職金がある企業で30~40年程度働くことになりますが、それは最初の段階で決まってしまいますので、退職金が無い人は仕方ないので、運用することを考えた方が良いでしょうね。
私は年金のために運用していません。
そのような理由でやると、ガチホする力が弱くなると思っているからです。
他人や年金と比べるのではなく、投資でしっかり稼いでやるぞって気持ちが大切だと思っていますからね。
ただ、一般的には何か目標があった方が良いと思いますから、このようなデータをみて、中央値もしくは平均値を上回ることを目標にして、全世帯の半分以上にいるっていう優越感のために頑張るのもよいのではないでしょうか。