最近の米国市場は好調すぎるので、チャートのヨコヨコは大歓迎です。
移動平均線から離れていくと、相場の緊張は高まっていきます。
特に、一部のハイテク銘柄だけで上昇を牽引している状況ですから、それだけでも歪な相場だと言われているのにも関わらず、さらに移動平均線からのかい離も大きくなると、もう怖い、怖いの連続になってしまいます。
なので、移動平均線からのかい離だけでも抑えてもらえるように、調整をしないまでも、ヨコヨコに動いてもらって、かい離率を抑えていってほしいです。
昨日の米国市場は、そういう意味では、騰落が均衡していて、とてもよいガス抜きになったのではないでしょうか。
相変わらず半導体セクターは強かったですが、エヌビディアの目標株価が引き上げられ、最新モデルの販売が好調なのでは?という憶測も流れており、半導体が引っ張った日になりました。
エヌビディアの牽引が無かったら、もしかしたらマイナスだったかもしれません。
今の関心事は、いつ利下げが始まるのか?ってことと、FRBメンバーが利下げを匂わせるのか、ってことになっているでしょう。
今日からパウエルさんが議会証言に立ちますし、木曜日はCPI、金曜日はPPIの指標発表があります。
ここで今年の利下げが確定されるのか、それとも、また憶測しかならないのか、1回なのか、2回なのか、これらによって相場は大きく動きそうな予感がします。
■もうすぐ節目の50%収益率
投資信託の収益が更新されました。
金曜日の米国市場は上昇したので、収益率も収益額も過去最高を更新しています。
収益率は50%が視界に入りつつあります。
大きな調整や暴落、円高リスクを考えると収益率はいくら高くても良いです。
2022年の利上げショックの時、FANG+指数は80%マイナスがあったそうです。
この時は、円安だったので、ファンドの基準価額はそこまで下がっていないかもしれませんが、それでも、今後、円高にならないとも限りません。
株安円高の調整になった場合には、たとえ50%の収益率があったとしても、その含み益を吐き出す可能性だってあると考えています。
なので、収益率はいくら高くても良いと思っています。
一つの区切りとして、50%収益率は達成感があるといえばありますね。
過去の実績でも、暴落時だとS&P500の指数の場合には50%くらいで止まっているってこともありました。
あくまで、円建ての投資なので、過去のデータがどこまで安心材料になるか分かりませんが、それでも、50%は節目としては良いポイントだと思います。
今でも積立投資を続けているので、収益率を上げるのは苦労する部分もありますが、ようやく投資額も上がってきたので、追加入金分のウエートも下がってきました。
ここからがバイアンドホールドの正念場だと思っています。
■ブル相場はチキンレース
昨日の米国市場は騰落が均衡していて、良い相場だったと受け止めています。
相場は時に調整という言葉で下落を受け止めることがありますが、今のブル相場では調整が押し目買いの良いポイントになっていて、それほど長い調整が来なくなっています。
だからこそ、買うポイントが無いというように焦る人が増えてくるのですが、ここは焦らずに次の追撃入金タイミングを待つしかありません。
私も、追撃入金の資金は常に準備万端です。
何かあれば、すぐにETFで追撃買付をする準備は整っています。
けれども、できれば、そんな機会は来ないで、今の新NISA積立投資で進んでいければかなり良い相場だと思っています。
まあ、無理でしょうけどね。
新NISAは早い人で、最短4年1ヶ月で入金完了にするにしても、あと3年半くらいは入金が必要になります。
そこまで、このブル相場が続いているか分かりませんし、途中で調整相場が来るのかどうかも分かりません。
それに、新NISAの入金が終わって、直後に大きな調整や暴落が来ても嫌ですけどね。
このブル相場はチキンレースになっていると思っています。
新NISAで投資している人は、非課税枠の兼ね合いから、基本はバイアンドホールドになっているはずです。
あとは、利確の我慢と、暴落の恐怖に耐えることだけです。
そして、本当に調整が来た場合には、追撃入金をしていく。
ここからが勝負なので、こんなところで疲れていてはダメだなと思いますね。