受験YouTubeを見ますが、先日見たもので、コスパの良い進学方法はという話が出ていました。
主題は別だったのですが、話の進め方で、大学受験に向けた中学と高校への進学は、どのルートがコスパで優れているのか?という話です。
結論的には、「公立の中高に進学して、塾に行くこと」でした。
私が思っていたことと一致していたのですが、理由も含めて、そのように考える流れを書いていきたいと思います。
■難関大学に進学するには
難関大学に進学することを前提に考えます。
分かりやすく「東大」を目標とした場合に、どのように進学すれば良いかと考えます。
東大なんて無理と思うかもしれませんが、別の難関大学であればこのルートは少し違ってきます。
なぜなら、私大であれば、たとえ難関であっても、受験科目が絞られますし、指定校枠も充実しています。
京大・一橋・東工大や旧帝大であれば、東大とほぼ同じ感じで勉強しなければならないと思いますが、それ以下の大学であれば、そこそこ勉強すれば良く、逆転合格も可能なので、ちょっと話が違ってきます。
あくまで勉強一筋でやり切る場合を想定します。
■中高一貫校で先取り学習したいが
個別指導塾をやっている先生から言わせると、国立難関大学に合格する為には、何よりも「先取り学習」に限ると言われています。
高校3年生に勉強する内容が受験に出ますから、学校の通常のカリキュラムで勉強していたら、絶対に間に合わないということです。
そうなると、最も良い進学先が「中高一貫校」になります。
中高一貫校の場合は、学校の進度が早いですので(特に進学校に限るかもしれませんが)、高校2年のうちに全カリキュラムを修了してくれるそうです。
公立高校の場合は、それが難しいので、結局は中高一貫校に通うことになるということです。
ここからは、私の見解も入りますが、中高一貫校の弱点は、第1に学費、第2に中だるみ、第3に指定校枠だと言えます。
中高一貫校は圧倒的に私立が多いですので、学費が高いのは仕方ありません。
また、中学3年の時などでは「中だるみ」が発生するようです。
したがって、これらを防止するために、高校受験を併用している学校もあり、高校受験組により刺激を与えてもらうという狙いがあるそうです。
それでも、関東の私立は、進学実績のデータと少子化の観点から、高校受験組は募集しないとする学校が増えているようですが。
最後は、指定校枠ですね。
中高一貫校といっても、受験したのは小学生の時です。
小学生の時は優秀だったのかもしれませんが、それが高校3年生まで維持できるのは一握り。
大半はだらけていきますから、結局は、指定校枠で落ち着くということです。
楽できるのであれば、そっちに流れる人は大勢いるでしょう。
■コスパの面では公立中高で塾併用
そういった考えから、個別指導の先生の意見としては、公立中高で塾を併用するというのが、コスパが良いという考えでした。
結局は、私立に通っていたとしても、学校の勉強だけでは難関国立大学への進学は難しく、大半は塾に通っているということです。
したがって、それであるなら、中途半端な自称進学校にいって、無駄な補習や宿題を大量にこなすのであれば、公立中高で時間を有効に使い、塾で勉強するというのが良いということです。
まあ、塾の先生が言っているので、商売的にはその考えにはなりますが、親目線の私からしても、その考えには同意です。
公立中高の方が確実に学費は安いですからね。
その分、塾費用に充てることができるということです。
私の個人的な考えとしては、公立中高一貫に入れる方が良いのかもしれないと思っています。
費用は公立並みですし、高校受験も無いです。
進度は私立程ではないかもしれませんが、高校受験が無いのは大きなメリットです。
まあ、学費が安いので、中学受験の倍率が異常に高いですが。
■公立中高で塾併用して先取り学習が最強!?
私も個人的には、「公立中高に通って、塾を併用して、先取り学習を進める」というのが、コスパの面でも、効率の面でも、最も良いと思っています、
ちょっと個別指導塾やYouTubeに洗脳されているのかもしれませんが、結局、勉強は自学自習であることからも、これが一番の方法だと思います。
実際、東大や医学部を狙う人は、数学や英語を先取りで学習しているようですし、下手すると中学生の段階で高校内容まで学習していると聞きます。
一部の優秀な生徒だと思いますが、逆にいうと、日本全国で考えると、そのような学生がチラホラいて、そんな学生が東大や京大、医学部に進学していくのだろうなと思います。
もちろん、中高一貫校の生徒が多いようですが、一部には高校受験もするのにも関わらず、高校内容を先取りしていると聞きますから驚きです。
ここまでしないと、現役合格は難しいでしょうね。
世の中広いなとつくづく思いますわ。