なんでも道しるべ

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大学は勉強だけを学ぶのでなく、対処法を学ぶところでもある

大学への進学が高まっていると、こんなことまで気にしないといけないのは、困ったものだと気になったことがありました。

週末にネットでブログを見ていると、ある大学生の親だと思いますが、推薦で大学に入学した場合の単位取得や留年・退学についての懸念が書かれていました。

推薦で入学した場合に、数学などで付いていけなくなって、単位を落として、大学を留年・退学している同級生が多いという話です。

そんなことまで親が心配しないといけないなんて、すごい時代だなと感じます。

■大学では勉強以外に対応策を勉強する場でもある

正直、私自身も、推薦で大学に入学していますし、高校時代に心配されている数学もきちんと勉強した記憶がありません。

それでも、それなりに大学では単位を取得できましたし、きちんとストレートで卒業できました。

ここまで心配される理由が良く分からないのですが、結局、大学で本来学ぶべきことができていないとしか言いようがありません。

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大学にもなると、内容が専門的ですし、教える教授も変わった人もいるので、授業が面白く無かったり、テストが異様に難しかったり、出席しているも知識が入ってくる気がしない授業も多いです。

それでも、大学というのは自由に学べる場所なので、自分の責任のもとで単位を管理しなければなりません。

出席するのも、しないのも、単位を取るのも、落とすのも、結局は自己責任なのです。

そして、大学では内容が高度になって当然ですから、自分の能力では太刀打ちできないことだって当然に置きます。

その際にどうするのか?が問われるのです。

自力で勉強して解決するのも一つですが、その教科が得意な人を探してきて教えてもらうのも一つですし、教授のところに行って対応するのも一つです。

高校までと違って、努力すれば対応できるレベルを超えてくるのは当たり前です。

社会においても同じケースがあるので、その対応策を勉強するのも大学で学べることです。

授業に出て、勉強して、テストを受けるだけが全てではありません。

上手に単位を取得している人は数多くいます。

■大学進学率が高まる余波

こんな心配を親がしているというのに驚きました。

今の時代は、大学生活まで親が管理する時代になってきているのだろうなと感じます。

大学に進学する率が増えてきているということは、昔の高校までは卒業というのが、今では大学までは卒業という時代になっているのでしょう。

そして、学生本人が望んで大学に行くだけでなく、親がレールを敷いて、大学生活や授業のことまで口出ししだすとなると大変ですね。

大学なんて、子どもの責任のもとでやるべきだと思いますが、そうはさせられないのが「学費」の高さでしょうか。

ほったらかしておくと、留年を繰り返して学費はドンドンいるし、挙句に退学となると、何をやっているか分かりません。

それも時代の流れなのかなと感じます。

■大学費用のことを考えると

私の場合は、親が高校卒業までしか考えていなかったので、大学に進学することは自分自身で考えましたし、学費や生活費も自分で捻出しました。

卒業して社会人になったときに、奨学金返済で苦労しましたが、それも自分のためなので仕方ないです。

そういう学生が少なってきて、親が子どものために大学の費用までを考えて生活費を抑制していると、やはりこのような心配がでてきてもおかしくないかなと思います。

個人的には奨学金で大学に行くことはあまり良い策ではないと思っていますが、甘やかして進学させるとそのような留年・退学を選択してしまう可能性もあるということですね。

悩ましいものです。

■子育ての責任

高校までの勉強と大学での勉強は全く違うものであるというのは、本人だけでなく、親もしっかりと認識しておかなくてはいけないと思います。

また、単位取得という感覚は、高校までだと普通に学生生活を送っていれば自動的に取得して、卒業も問題なかったと思いますが、大学になると、一気に自己責任になってきます。

そこで緩んでしまうのか、しっかりと自己管理ができるかは、学びに対する姿勢なのかもしれません。

幼少時代から高校までの学生生活で、そのあたりの教育をしっかりしていくのは、ある意味、親の責任なのかもしれませんね。