なんでも道しるべ

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小学6年の苦手分野「割合」について思うこと・・・

小学生の算数で、我が娘が常に引っかかっているところがあります。

それが「割合」の分野です。

確かに、ちょっと複雑な問題は、大人でもちょっと悩んでしまうような問題文なので、分からなくもないですが、一行問題であったとしても、娘が間違えることがあります。

■割合の定義

割合って、小学校では、「比べられる量」「もとにする量」「割合」で習います。

自分が小学校の時ってどうだったかな?と思い返しても、思い出せません。

割合というのは、「もとにする量を1とみたとき、比べられる量がどれだけにあたるかを表した数」という定義です。

まあ、そのままなので、結局は「もとにする量」も「比べられる量」も単位のついた数字なので、区別が付けられずに間違えるパターンが第一です。

定義では、もとにする量を1とみたときとありますが、文章題ではそれが数字ですので、何がもとにする量なのかを判断できなかったら、その問題は間違えます。

そして、学年が上がるごとに、倍数だけでなく、もとにする量よりも比べられる量の方が小さくなることも習いますし、分数や少数なども入ってくると大変です。

感覚だけで答えていると分からなくなります。

■線分図を書く

文章を読んで、何が「もとにする量」なのか、何が「比べられる量」なのか、を判断することが大切だと思うのです。

そして、私が家で教える場合は、必ず線分図を書かせるようにします。

そうすると、もとにする量と比べられる量が明確になりますし、比べられる量と割合が一致していることも確認できます。

この線分図を書く作業もなかなか難しい。

国語能力が乏しいと、問題文から線分図を書くことでも間違ってしまうからです。

■テントウムシ形式

あとは、テントウムシ形式で、下側に「もとにする量」と「割合」、上側に「比べられる量」と書く、「く(比べられる量)・も(もとにする量)・わ(割合)」で当てはめれば、計算での「かけ算」と「割り算」を間違えることは無いです。

本当は、このテントウムシ形式も使わずに、かけ算、割り算を判断してほしいのですが、これを使わずに問題を解いていると、小学生の娘はかけ算と割り算を間違えます。

なので、仕方なく、このテントウムシ形式は使ってもらっています。

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話が脱線しますが、テントウムシ形式を使って覚えた分野は「速さ」だと思います。

私が小学生の時もそれで覚えました。

私の時は、「は(速さ)・じ(時間)・き(距離)」で覚えたのですが、今の子どもは「み(道のり)・は(速さ)・じ(時間)」で覚えるみたいですね。

言葉も違うし、順番も違うので、ちょっと戸惑いましたが、昔も今も変わっていません。

そのテントウムシ形式を「割合」でも取り入れて覚えている子が大半だと思います。

この覚え方が、算数能力をダメにするという新聞記事を以前見ましたが、それは仕方ないです。

なぜなら、理屈で覚えられるのは大人ですが、子どもは基本的には暗記です。

逆に大人は理屈が無いと覚えられないので、テントウムシ形式で覚えている子どもに違和感を覚えるようですが、テストは短時間で解いて、〇×が容赦なく付けられるので、楽にできるところはしないと、点数が伸びません。

この問題点を訴えるのであれば、点数化するようなテストや入試を無くすべきだと思います。

話が脱線しましたが、今の日本の入試制度であれば仕方ないことです。

■分数と小数

分数や小数が出てくると、もとにする量が最初から分数だったり、さらに割合までが分数だったりするので、訳が分からなくなってきます。

それでも、整数の時とやることは一緒なので、しっかりと線分図をかいて、何がもとにする量なのか、何が比べられる量なのか、そして割合と比べられる量が一致しているか、大小関係は正確かを整理すれば、普通のテストは問題ないです。

入試問題レベルはもっとハイレベルですが・・・。

そこに、分数や小数のかけ算や割り算の計算がしっかりできれば、答えとしては大丈夫ですが、やはり、分数や小数が入ってくると、感覚での大小が分かり難くなるので、答えが感覚で正しいかの判断ができない点が悩ましいですね。

ただ、しっかりと手順を踏めば、答えが間違っていることは無いですけどね。

■問題をいっぱい解いてレベルアップ

小学6年生の山場の一つの単元はここにあるような気がします。

割合の定義判断、分数や小数の計算、かけ算と割り算のどちらを使うのかの判断、これらが一つ一つ確実にできる子は、総合問題でもきちんと点数をあげてきますが、どこかに弱点があると、何かで間違えます。

我が娘も、いつもどこかで抜けがあって間違えることがあります。

割合の定義の判断を間違ったり、テントウムシ形式を使い忘れてかけ算と割り算の判断をミスしたり、分数の計算を間違ったり、約分忘れをしたり、など間違えるポイントは多様です。

文章問題は様々な方向から問うことができますから、弱いところから聞かれると、たちまち間違えます。

こればかりは、様々な問題を解いて、レベルアップを図るしかないのかなと思います。