卓球の石川佳純選手が引退されました。
引退会見を開くということでネットニュースのトップに出ていました。
私自身、卓球というスポーツは好きですが、あくまで国際大会のにわかファンという感じで、そこまで卓球に関心があるわけではないので、引退会見までは見る必要ないかなと思っていたのですが、あるニュースを見て、ちょっと見たくなりました。
それは、会見の途中で、中国メディアの方が「中国語で答えてくれますか?」という質問を受けて、中国語で受けた質問を中国語で返答し、さらに自分の返答を日本語訳にしたという話です。
このバイリンガルの受け答えが、記者会見でも拍手が起きて、それがニュースになったという経緯です。
家で会見映像をYouTubeでアップされていたので、観てみたのですが、けっこう凄かったです。
娘も語学なので関心があると思って見せてあげたのですが、とても興味をもっていましたし、娘自身も英語の次は中国語を勉強したいと言っていました。
■語学堪能な若いアスリートが多い
スポーツ選手というアスリートであっても、語学はコミュニケーションとしては必須のツールだということだと思いますし、日本以外の場所で活動するなら現地の言葉はカタコトでも話せた方がファンのウケが良いってことだと思います。
野球でも外国人選手はヒーローインタビューで日本語を発します。
文を話しているだけではなく、たった一言ですが、それだけでファンは喜ぶものですから、相当、練習していると思います。
最近の若い日本のアスリートは複数言語を話すのは当然のようにやっています。
一方で、全く話さないというのをポリシーにしている人もいますが、それは会見の時であって、コミュニケーションでは話していると思いますけどね。
私は全く外国語ができないので、このように語学堪能な人を見ると、尊敬してしまいます。
それも、話すことが第一である人は出来て当たり前だと思いますが、今回のように、一番は卓球技能であり、それに加えて中国語もできるというのは尊敬以上のものです。
娘には英語を乳幼児期からさせています。
今は苦にしないで英語を話しています。
このような事例をみると、英語をやっていて良かったなと思えます。
■中学生のリスニング能力は格段に上がっている
石川佳純選手の中国語バイリンガルとは全く違う話ですが、先日、娘の学校で1学期中間テストがありました。
当然、英語のテストではリスニングがあるのですが、娘がそのリスニングについて感想を言っていました。
その内容が、ELTの先生がリスニングの問題を読んでいるらしいのですが、その話すスピードがどんどん速くなっていったらしいのです。
最初はゆっくり英語を話していたらしいのですが、最後はかなり速く話していたということです。
娘は最後まできちんと聞き取れたらしいのですが、何故なのかな?と不思議そうでした。
答えは簡単で、徐々に難易度を上げて、どこまでの速さまでなら聞き取れるかをテストしているのだと思います。
リスニング能力って非常に微妙なもので、なかなか授業だけでは力は付きにくいです。
小さいころから英語に触れる機会が多い人であれば、中学英語くらいなら聞き取れると思いますが、学校でしか英語を勉強しない人だと難しいでしょうね。
それをきちんとテストするために、様々なスピードの英語を聴いて、問題の難易度を変えているのだと思います。
娘にとっては、遅くても、速くても全く問題無いので、普通に聞き取れたのだと思いますが、単に何でこんなに速く話しているのだろう?って疑問が出たのだと思います。
もう中学3年ですからね。
受験の際、高校によって英語のレベルは桁違いですから、このような英語のテストをしているのだと思われます。
■英語の分布が一番広い現実
娘の場合、英会話から英語学習に入りましたが、幼児期から英語をやっていて本当に良かったと思っています。
塾の模試テストの結果を見れば一目瞭然なのですが、英語が一番得点の分布は広いです。
それだけ、得意としている人と苦手にしている人の差が大きいのだと思います。
高校受験でも、偏差値の高い高校の入試問題は、かなり長い文章の問題が出題されます。
注釈も何十個もある問題なので、通常の中学のカリキュラムでは学習しない単語が普通に出るということです。
もちろん、注釈があるので、覚えておく必要のない単語ではあるのですが、知っていた方が読むスピードは速いです。
それに高得点を取る人は知っているのでしょうね。
注釈で単語の意味を知って読んでいたら進みませんから。
それだけ語学のスキルというのはとても重要だということが中学の段階でヒシヒシと感じています。
石川佳純選手の事例でもあるように、語学はあくまでコミュニケーションのツールなので、勉強や受験を考えなくて、生活していくうえで必要なものであることは間違いありません。
一方で、学生にとって英語などは受験では必須の教科で、これで足を引っ張るとかなり痛い教科であるのは間違いないです。
事情は様々ではありますが、英語をやらないより、やった方が確実に有利になりますので、何らかの取り組みは必要なのではと感じます。