通塾するのって、意外と無駄な移動時間があったりするんですよね。
娘の場合、地域の近くの塾よりも、近隣の複数県のチェーン塾の方が良いかと思い、そちらに通塾していますが、近所にはないので、自転車で10~15分くらいの場所にあります。
そうなると、ギリギリには到着できないし、往復の時間も考えると、意外と無駄な通塾時間というものがあるんです。
その理由もあって、定期テスト前の対策授業は休むようにしています。
先日、社会の対策授業だけは出たいということで、通塾したのですが、1コマ70分の授業のために、前後の移動時間などがありました。
この時間があれば、他の勉強ができたなという話をしていたのですが、塾から帰ってくると、娘からは違った言葉も聞けました。
塾に行くメリット、移動に時間を要しても塾に行く意味、それらを考えるきっかけになったと思います。
■通塾の移動時間って意外とバカにできない
塾選びって結構難しいんですよね。
塾の規模、対象生徒のレベル帯、目指すべき合格する学校の実績、先生の雰囲気や質、そして、通塾の時間も考慮しなければなりません。
娘の場合、自転車で10~15分程度の通塾にかかっていますが、ギリギリに到着できないので、授業開始の30分くらい前には家を出るようにしています。
実際は25分前~20分前くらいに出ているみたいですが。
塾が終わってからも、家に帰るまでの時間としては15~20分くらいは想定しなければなりません。
そうなると、往復で40~50分程度は通塾のためのロスが存在するのです。
50分となると、相当な時間ですよね。
過去問が1つ解けますし、参考書で考えると数ページは余裕で進みます。
やりたいこと1つが終わる程度の時間になります。
なので、移動時間と言えとも、時間を甘く見たらいけないのだと思います。
話が変わりますが、学校選びでも通学の時間を気にした方が良いです。
いくら、移動中に勉強できるとしたとしても、移動中のクオリティは家で机に座って勉強する時間に比べると果てしなく下がってしまいますからね。
定期テスト前になると、少しでも時間が欲しいですから、塾で単にテスト勉強するだけの時間であれば、家でやった方が効率的である可能性が出てくるのです。
■気分転換と同級生からの刺激
定期テストの対策授業のスケジュールに変わっているので、どの授業は参加して、どの授業は休むかというのを考えるようにしています。
娘が出した結論は、理社は参加したいということでした。
この2つは暗記教科なので、先生からプリントをもらえることがあるらしく、そのプリント欲しさに行くと言っています。
でもまあ、先日は1コマだけだったんですよね。
なので、70分のコマのために、40~50分のロスを作って、塾に行っていました。
娘が帰ってきたときに、私が、「今日の移動時間を考えると、塾行った方が非効率だったかな?」という話をしたのです。
それに娘は否定をしませんでしたが、逆にこんなことを言っていました。
娘曰く、「たまには気分転換で塾に行くのは良いと思うし、また、周りを見ていたら自分だけが辛いテスト勉強をしているんでは無いんだなって思えた」ということです。
確かに、塾に通うメリットには、勉強する仲間というのがあるのだと思います。
特に、上位クラスのメンバーはやる気がある生徒が多いので、対策授業であっても、自分で参考書を広げて、どんどん勉強していくという生徒もいます。
そんな姿に刺激を受けたという意味では、移動時間をかけてでも塾に行った意味があったということです。
■同じ価値観をもった仲間の存在
勉強の基本は、自学自習であると私は思っています。
学校や塾で授業を受けるのは、確かに勉強といえば勉強ですが、それは本質的な学習ではないです。
ゼロの状態から知識をインプットしている作業にすぎません。
本当の勉強はインプットした知識をアウトプットできるかどうかにかかっています。
また、そのアウトプットする作業が結構辛いのです。
自分だけで家で勉強していると、自分の立ち位置を見失うこともありますし、モチベーションにおいても低下することがあります。
そんな時に仲間から刺激をうけることで、再度やる気を出すことが可能となるわけです。
塾に通うことで、自分と同じような価値観をもった仲間を見ることは大切なのかもしれません。
塾って勉強するだけにいくので、友達という友達としては、あまり深くはできないみたいです。
たまに話すことはあっても、学校のようにワイワイできるものでもありませんから。
けれども、目指しているところが一緒なので、言葉で話さなくても、態度やオーラで感じることがあるのでしょうね。
そのような刺激を受けるのは塾や予備校に通う最大のメリットなのだと思います。