娘が中学3年になりましたので全国学力調査の対象学年になります。
昨年度、様々な学校や先生が、授業で予習をしていたとか、宿題に過去問をやらせていたとか、そのような調査結果が明らかになり、正当な調査ができないという問題点が出てきました。
ランキングを見れば分かることなんですけどね。
今さらという感じがしますが、こればかりは疑いだけで確定はできないので仕方ありません。
昨年にそのようなことがあり、それをもっての今年なので、娘の学校の先生はスルーの状態です。
一応、学校から学力調査があるというプリントは配布されていましたが、先生からは何の一言もないみたいです。
昨年のバッシングがありましたから、先生としても、何も言えないのだと思います。
勉強しておくようにとも言えないですし、学力調査があること自体も言えない状況なのかもしれません。
先生の立場を考えると、それも頷けます。
生徒のためを思って言ったことでも、今の時代は先生自体が様々なところからバッシングされるわけですからね。
自分の先生としてのキャリアを考えると、何もしない方が身のためというものです。
私自身はしっかり認識していますし、過去問もネットから入手できることも知っていますから、そんなに心配していないです。
別に先生の口から聞く以前にちゃんと対策してから挑もうと思っていますから。
何が気になるかって、全国学力調査自体よりも、来週末にある塾の公開テストとの兼ね合いです。
学力調査ってあくまで文部科学省の調査ですが、そんなことよりも、公開テストできちんと点数をとって偏差値を上げる方が優先ですから。
■著作権って
全国学力調査の過去問をいくつかダウンロードしました。
数学と国語は2年分、英語は1年分を準備しました。
ダウンロードして分かったのですが、国語は著作権の問題で掲載できない問題があるみたいです。
確かにユーチューバーも国語は著作権があるから、過去問解説が難しいと言っていたと思いますし、各予備校も取扱いが難しいみたいなので、その辺りが勉強する生徒側としては大変です。
私からすると、小中学生が解く問題なので、著作権が問題ないものを採用してほしいものですし、著作権によって過去問に掲載できないとか、解説ができないとか、そのような問題はクリアしてほしいものです。
結局、このような問題の積み重ねが子どもの学力を低下させる要因になると思います。
まあ、著作権が問題ないものを問題に使うようにすれば、テストに使って欲しい人は著作権フリーにすると思いますけどね。
もしかして、著作権を気にしているだけで、意外と著作権者は何も感じていないかもしれませんが。
■問題のレベルが高くないけれど
娘に、数国英の計5回分の過去問を渡したのですが、やはり塾の公開テストの方が気になっているみたいで、すぐにやろうという意気込みは無かったです。
おそらく、全国学力調査の実施日の前日に過去問をやるという感じになると思います。
問題自体のレベルはそれほど高くないので、前日でも十分に対策は取れると思いますし、どちらかというと、問題を解いて実力を付けるというよりか、どのような問題が出て、時間配分などをどうするのか?という話になると思っています。
過去問を全く見ずに初見で解くと、時間配分などが分からないという事態が起きやすくなります。
いくら問題が簡単だったとしても、初見で解き始めるとかなり危ういです。
あらかじめ問題レベルや問題数を知っておくというのは重要で、それによって自分自身の準備が変わってきます。
そのための過去問という位置づけを想定しています。
■印象って意外と大事
ところで、この調査用のテストって、どこまで成績に反映されるのかが不明ですよね。
個人を特定されないような番号管理と聞いていますが、採点などは誰がやるんでしょうね?
外部機関という感じはしないですから、教科担当の先生がやるのだと思いますが、番号管理でどこまで個人特定がされないのかが気になります。
対外的には調査テストは成績に入らないとなっていると思いますが、印象というのがあります。
教科担当の先生も、毎年同じ先生ではありませんから、初めての学校や学年を持つ場合は、印象っていうのが非常に大切になってきます。
印象によって、定期テストの点数が微妙なラインだった時に、上がるが下がるかというところになると思いますからね。
あくまで全国学力調査テストでありますが、きちんと準備をしていく必要性があるかと思っています。
塾の公開テストの方が優先度は高いので、時間の投入は最小限にしますが、何もしないという判断はないかなと思います。
一つ気になるのは、英語が久々であるのと、英語の学校学習レベルが上がっているので、過去問だとレベル感があっていないかなと感じます。