なんでも道しるべ

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【集団授業塾の闇】優秀な先生は上位クラスを担当する⁉自分にあった塾選びを

私の子どもの頃は、塾といえば集団授業塾のことを言っていました。

個人指導を受けたい場合は、家庭教師などの派遣がありましたが、教室にかよって個人指導というのはかなり少なかった印象です。(私個人としては聞いたことありませんでした)

いまでは、塾に通うといっても、集団授業だけでなく、映像授業や、1:2の指導、マンツーマンの個別指導もあります。

スタイルもバラバラで、集団授業のように同じカリキュラムを多人数で進める形態もあれば、1:2指導のように決められたテキストを個別の進捗で進める形態もあれば、テキストや参考書も個人に合わせてスピードもバラバラという形態もあります。

時間の制約やスケジュールの問題、さらには料金の違いなど、一長一短なところはありますが、料金の面は置いておいて、各形態で比べて、自分には何が適しているかを考えるべきかもしれません。

今回、高校受験を念頭においた中学生向けの集団授業塾の選択について考えてみたいと思います。

■小中学生と高校生向けの塾の違い

中学受験や高校受験向けの塾というのは、集団授業が多く、集団が苦手な人は個別指導を受けているケースが最も主流だと思います。

大学受験の場合は、対象が全国になりますので、集団授業よりは映像授業に移行していっています。

先生から直接指導を受ける場合は、個別指導が多く、指導の内容としても、勉強を教わることもあれば、学習法を教えてもらうというものもあります。

また、料金面が最も要点になるのだと思いますが、小中学生のように2教科~5教科を教えてもらうのではなく、高校生の場合は1教科や2教科に絞るという視点もあります。

その理由は明確で、小中学生の場合は勉強の仕方を教えてもらうのではなく、学習内容そのものを教えてもらうのに対し、高校生の場合は勉強の仕方を教えてもらい、基本的には自分で勉強するものだという意識の違いがあります。

さらに、高校の場合、英語と数学の学習内容が、中学時代の5倍と言われていますから、5教科を一斉にやるほどの時間が無いというのも理由なのかもしれません。

中学生向けは、やはり集団授業と個別指導が2大ケースだと言えます。

■集団授業塾は優秀が学生向け?

今回、記事に挙げたようと思ったのは、中学生は集団授業塾を行くことが良いのか?という話です。

塾といえば集団授業と思っている人が多いと思います。

したがって、塾に行く、イコール、集団授業塾という認識の親が多いのが事実なのかもしれません。

私も自分の子どものことを考えると、集団授業塾が基本だと思ってしまいます。

けれども、誰しもが縦断授業塾に合っているかどうか分かりません。

というのは、集団授業というのは、比較的、成績優秀な学生向けであることが大きいです。

成績の伸びが悪い生徒は、そもそも、自分が理解していない分野がある、分からない所が分からない、勉強の仕方が分かっていない、など、授業を受ける以前の問題があると思うのです。

そのため、集団授業を受けたとしても成果が乏しいというか、成績が伸びないということがあります。

■同じ料金なのに上位クラスの方が優遇

集団授業の塾に通って、成績の伸びが悪いと、ドラマ「2月の勝者」のエピソードのような、塾にとってのお客様になってしまう可能性が高いと思います。

また、塾内部の事情としても、合格実績を伸ばすために、優秀な先生は優秀な生徒のクラスを担当することが多いですから、下位クラスに入ると、様々な意味で成績が伸びにくくなる環境になるということです。

実際、娘に、「塾のクラスの先生って上位クラスの方が優秀なのかな?」聞いてみたところ、今の校舎は生徒数が多いから、他県の校舎からヘルプに来る先生がいるらしいのですが、その先生の方が優秀だから上位クラスを担当していると言っていました。

やはりそんなことがあるのだな、と感じました。同じ料金なのに。

結局のところ、塾としては合格実績が重要ですから、いかに優秀な先生を上位クラスに付けるかがポイントだと思います。

塾も営利企業ですから仕方ありません。

■自分の性格にあった選択を

では、通う生徒としてはどうすればよいかという点ですが、集団授業塾に通うのであれば頑張って上位クラスに行かなければならないです。

もし成績の伸びが悪ければ、個人指導などの塾も考えた方が良いかもしれません。

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やはり個人個人で好き嫌いがあると思いますし、集団と個別も合う合わないがあると思います。

集団では切磋琢磨できるというメリットもありますから、負けず嫌いの人にとっては非常に良い環境です。

逆に、競争させられるのが嫌いな場合は、集団よりも個別の方が合っているかもしれません。

その辺り、自分の得性も良く把握しながら、塾選びをするべきかと思います。