娘の性格は非常に負けず嫌いです。
学校でやる遊びであっても負けるのを嫌がります。
それで怪我をしてくることがあるので、親の私としては非常に困ることもあります。
そんでもって、娘は馬渕教室に通っています。
馬渕教室は競争性を講じています。
塾選びの時に、集団授業か個別指導を迷いましたが、今のところは集団授業にしていてよかったと思っています。
また、馬渕の競争心を仰いでいるのも非常に功を奏していると感じています。
その訳は・・・
■競争心を煽る「クラス分け」と「席順」
馬渕教室の競争心を煽る特徴は「クラス分け」と「席順」です。
大手の進学塾であれば、クラス分けはどこもやっていると思いますが、席順は取り入れている塾と、そうでない塾があると聞きます。
馬渕教室に通わせている親も、席順に関する仕組みは批判もあると言います。
このクラス分けと席順は、年6回ある公開テストの成績によって決まります。
偏差値で順位を決めて、クラス編成に用いて、さらにクラス内でも成績順で席を座ります。
最も成績の良い生徒は、後ろの端であり、順番に座っていくので、誰が賢くて、誰が成績が悪いのかは一目瞭然となります。
成績の悪い生徒や、その親は良い気持ちはしないと思います。
だから、席順に関するクレームが入っているのだろうと推測しています。
馬渕教室の先生内でも席順に関する議論はされたということで、今の時代に合わないので止めようという意見もあったようですが、やはり成績アップを考えるとこの制度は必要だという結論になったと聞きました。
私が娘を見ている感覚としては、この制度によって、娘の負けず嫌いの性格にかなり合っているなと感じています。
勉強なので、一気に上位にあがるのは難しいのは確かですが、娘にとっては抜かれたくない、1人でも抜きたいという気持ちがあるので、公開テスト前の勉強につながっています。
■自分で勉強する目標ができる
塾で、競争性は不要、自分のペースで勉強を進めたい、弱点補強をしていきたい、などと思っている人も多く、これらが塾に通う理由であるのなら、集団授業よりも個人指導や家庭教師で学習を進めていった方が良いと思います。
誰もが、小・中学校の勉強内容強化にだけでなく、大学受験を見据えた高校での学習補強であることは最近のニーズでは明らかであり、目的の方向性は合っています。
ただ、人によって、性格や目標が違いますし、大学へのルートも異なりますから、何を選択するのかは人によって違うべきでしょう。
我が娘の場合は、幸い負けず嫌いですので、馬渕教室のルールは全く問題にならないですし、逆に好都合です。
親が言わなくても、勉強するための目標が出来ているので、非常に助かります。
親としては子どもに勉強することを促すのは極力したくないですし、できれば、自らが勉強するようになってもらえる方が嬉しいわけです。
塾がそのような仕組みを作ってもらえるのは非常に助かります。
■受験結果につながることが重要
馬渕教室の競争性の取り組みは、難関高校への受験結果につながっているのは確かだと思います。
あくまでクラス分けや席順は、仕組みや戦術であって、目標が塾で一番になることではないです。
目標は希望高校受験の合格であるわけですから、塾でどんな成績であっても、高校に合格できればそれで満足であり、合格できなければ失敗です。
入試本番は何があるか分かりませんから、実力がある人であっても不合格になることはあると思いますが、やはり成績や偏差値が高い人は、不合格になる確率は減ってくるでしょう。
したがって、実力を上げることは必ず必要であり、それが、クラス分けや席順を決める偏差値を上げることで賄えるのであれば、それに越したことはありません。
■テスト回数も実力がつく
また、公開テストが年に6回あり、2ヵ月に1回あるのは絶妙です。
初め聞いた時、6回は多いなと思いましたが、そのくらいは必要だと最近は感じています。
というのは、学校のテストと馬渕教室のテストのコンセプトが全く違うからです。
学校のテストは範囲が決まっており、各教科の単元の理解を確認するものですが、馬渕のテストは、受験を目指した実力テストの位置づけです。
したがって、馬渕のテストは出題範囲が広いですし、あまり明確ではなく、習った範囲であれば、どこから出てもおかしくないです。
そのようなテストへの勉強が最も実力がつきます。
また、中学になると学校の定期テストは年6回、学校での実力テストは年2~3回ほどありますが、そこに馬渕の公開テストが、年6回加わることで、毎月がテストになってきます。
こうなると、毎月のようにテストがある環境になります。
また、資格試験なども入ってくるので、さらにテスト勉強が増えてくることになります。
毎月にテストがあるような環境は、本当に実力をつけたいのであれば、非常に良いのですが、勉強が嫌いな人は相当辛いかもしれませんね。
馬渕の仕組みは大変なことが多いですが、上手く利用すれば実力は付きやすいものであると認識しています。