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小学生の親必見!英検のリスニングCDを用いた効果的学習法

昨日の記事では、小学生以下の英語学習の方法について書きました。

【英語上達の極意】英検2級の小学生の親が教える家庭学習でのコツ - なんでも道しるべ

何よりも重要視したいのは、リスニング力です。

小さい年齢だから故にリスニングは有効なので、是非とも取り組んでいきたい方法です。

今日は、より格段に英語能力が上がるトレーニング方法を紹介したいと思います。

小学生以下の子どもはリスニングを中心に英語力を上げるのは変わらず、これだけでも英検合格は可能ですが、他の3技能(ライティング、スピーキング、リーディング)の能力を上げる方法として有効です。

昨日の記事では、小学生以下では単語は気にしなくても良いと書きましたが、今回のトレーニング方法を使うと単語を覚えることにも繋がります。

■効果的な学習法:ディクテーション

まず結論から書くと、トレーニング方法は、「ディクテーション」という勉強方法を使います。

日本語で言うと「書き取り」です。

ディクテーションそのものは別に新しい手法ではなく、語学の勉強方法では普通にやられています。

でも、この勉強方法は、ある程度、英語の単語や文法を知らないと辛い勉強方法であることは間違いなく、例えば、単語を知らないと全く書けないといったことになるからです。

だったら、小学生のレベルだとやっても意味ないのか?ということになりますが、そんなことはなく、リスニング力がある程度身に付いた状況だと、このディクテーションの手法は効果的です。

最初は、中学1年生レベルの単語すら書けなく、聞き取れていてもスペルがめちゃくちゃだったりするのですが、それでも気にしなくてOKです。

どうせ、小さい年齢なのですから。

それよりも、「これが聞き取れるのか?」という驚きがあります。

スペルが間違っていても、単語は知っているので、一応聞き取れているということが分かります。

会話の能力はリスニングとスピーキングだけで成り立ちますから、例え書けなくても、単語や文の並びを知っているということが、このディクテーションで分かるわけです。

■英検のリスニングCDを用いる

実際のやり方ですが、まずは英検問題集のCD付きを購入します。

CDが付いているということはリスニングの問題が入っているということです。

そして、重要なのは、問題集の中身を見た時に、リスニング問題が文で書かれているものを選ぶことが大切です。

文で書かれていないと、ディクテーションの答え合わせができないからです。

■少し巻き戻せる機能で何度も聞く

CDを流して、リスニングの問題のディクテーションをします。

CDをそのままCDプレーヤーで再生しても良いですが、少し戻せる機能などが付いてないと駄目です。

なぜなら、普通に流しているだけで、聞き取って、書きだすことなんてできないからです。

何度も何度も、戻して聞いてを繰り返しているうちに、少しずつ聞き取れるようになってきます。

最近はスマホなどにも音楽ファイルが入れられますから、CDを読み込んで、スマホに保存した方が使い勝手が良いかもしれません。

このような時、意外と現代の小学生は凄いと思えます。

CDプレーヤーやスマホの使い方は小学生の方が慣れるのが早いです。

したがって、ディクテーションの勉強は小学生でも十分にできます。

ただし、単語は間違えまくりです。

何度も言いますが、そこは気にしないでOKです。練習なのですから。

もちろん、間違った単語のスペルは覚えていくべきです。

■小学生はまずは5級から

英検のリスニング音声を利用するのは、それで練習した方が英検の対策にもなるので一石二鳥だからです。

小学生の最初のうちは、5級レベルからでも良いので、ディクテーションの練習をしていきたいものです。

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ディクテーションの答え合わせは、最初は親がやってあげることです。

理由としては、英単語に慣れていないとどこが間違っているのか分からないのと、間違いが多すぎて真っ赤になるのでショックをうけるからです。

そして、どのスペルを覚えるのが効果的であるのかは、一度、英語を勉強したことのある親が判断した方が良いからです。

例えば、固有名詞などはスペルが書けなくて当然ですし、覚える必要性もありません。

逆に、よく使う単語(例えば、動詞や形容詞など)は先に覚えた方が使いやすいです。

そのあたりの判断は、最初は親がやってあげると良く、だんだんと自分で丸付けや判断できるようになってきます。

■初歩の単語が出来なくても2級合格まで可能

我が家の場合、娘がディクテーションに取り組むようになってから、単語を覚える量が一気に増えた気がします。

でも、今でも中学1・2年生レベルの単語が書けないことが発見できます。

それでも英検2級は合格できています。

なので、単語ができなくてもそれほど悲観的に考える必要はなく、ディクテーションでリスニング、スペル、文法などが総合的にチェックできると軽く考えれば良いと思っています。

ディクテーションを続けることで、徐々に力がついてきます。

最初のうちは時間がかかりますが、徐々に聞き取り速度が速くなってきてくるのが分かりますし、間違ったスペルも減ってきます。

このような経験が英語を好きになっていき、得意になっていくのだと思うのです。

地道な作業ですが、小学生のうちに身に付けたい英語学習法の一つです。