なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

【目の前の努力】お金は与えることはできるけれど、頭脳は与えることはできません!

今週末は塾で志望校判定模試があります。

なのですが・・・学校の行事もあって、1学期中間テストの影響もあって、あまりテスト対策の勉強がはかどってない様子の娘です。

1学期中間テストは、今年度最初のテストだったというのもあって、かなり気合が入っていました。

結果としては十分だったのですが、それもあって、塾の宿題や学校の課題などを後回しにしていたというのがあります。

塾自体が週に4日ないし5日ありますから、宿題をやってもやってもどんどん増えるという感じになってきています。

また中3になって、内容が難しくなってきているのに加え、受験を見据えた授業も増えてきていることから、宿題が簡単に終わらなくなってきています。

特に数学と理科は、量も多いですが、内容も難しいみたいで、これまでだと1日に4教科の宿題を終えることもできていたのですが、中3になるとそれは難しいみたいです。

この辺りの宿題のさじ加減は娘自身に任せていますので、1日どのくらいの量の宿題をやって、1日どのくらいのテスト勉強を進めるかは本人の判断に任せています。

まあ、言っても、中学3年ですからね。

いつまでも宿題をやることや、テスト勉強をどの程度やるかについて、親の意見を参考にすることはあっても、一から十まで管理されることは無いようにしなければなりません。

■大きな目標と直近の目標

娘を見ていて思うのが、毎日宿題があった方が、やるべきことが明確になっていて、少し先のゴールが見えて、非常にやりやすいのかなと感じます。

大学受験などで大きな課題となるのが、ゴールが分からず、スケジュールが大まかすぎて、毎日何をどのくらいの量をやっていったら良いのかが分からず、やみくもに勉強するので、数ヵ月経ったときにあまり進捗していなく、模試でも結果が出ないということです。

もちろん、これの小さいスケールが中3でも起きるので、毎月のようにテストや模試がありますが、何のスケジュールも立てずに勉強していても実力は上がってこないです。

それに、範囲が広くなってきているので、1日ないし2日の勉強では何をしたら効率的なのか?って話になってきて、悩んでしまうということもあります。

実際に、受験だけを見据えて、自分だけで独学で勉強していたら、毎日何をしたら良いのか?って話になるのかなって思うのです。

そういう意味では、塾に通って、何かしらの宿題が出るというのは、かなり恵まれている環境だと感じます。

さらに、塾のカリキュラムというのは、その通りにしっかりとやっていけば、一定の学力は身に付くようになっていますからね。

■自分だけの努力では成績は上がらない

たまに娘に話すことがあるのですが、塾のカリキュラムや宿題をやっても、一定の学力には到達するが、他人よりも学力がつくような状況にはならないというのは注意点だと思います。

学校も同じですが、塾であっても、カリキュラムは平均的な人を対象にしています。

分かりやすく考えると、カリキュラムどおりにやっても偏差値50にしかならないということです。

他人よりも成績を上げるためには、今やっていることに手を抜かないこと、そして、それ以上の学習をやるということです。

偏差値って結局は他人との比較ですから、自分の実力だけの問題ではありません。

いくら自分の点数が良くても、周りの人が良かったら偏差値が上がりませんし、逆に、点数が悪くても、他人も同じように悪かった場合は偏差値が下がりません。

したがって、点数と偏差値は相関があるようで無いということになります。

言い方が悪いけれど、他人をどれだけ出し抜けるかで、成績と偏差値は変わってくるということです。

■最後は自分で考える

努力というのは、誰もが基準は違うけれど、一定数はやろうという気持ちになります。

また、年齢が若いうちは誰かに手助けをしてもらって、努力を現実的に実現していくことになります。

けれども、ある時から、その手助けは自分と他人の利害関係が一致していないと成り立たないということが分かります。

無償の手助けほど怖いものはないのです。

子どもの段階ではそのようなことに気づきませんが、親は大人なのでそれが分かっています。

親子の場合、親は子どもに幸せになってほしいので、無償の手助けをしますが、それが他人になると違ってきます。

仕事であるということ、自分の正義でやっていること、将来的な糧にすること、様々な理由があると思いますが、結局は目の前にあるのものは自分が生きていくための道具でしかありません。

その中で、自分に何ができるかを、自分自身で見つめ合うってことになるのです。

子どもの段階から、努力は自分自身でやるべきこと、手助けしてもらえる人は徹底的に使うという精神は大切だと思っています。

結局、最後、自分の人生は自分で考えるべきものです。

それは、中学生でも、高校生でも、大人でも、それほど大きく変わりません。

違いといえば、子どもの方が将来は広いってことでしょうかね。