塾の春休み講習もほぼ終わりの状態です。
春休み講習って、特別講習の位置づけと思いきや、年間カリキュラムの一部なので、通常授業の延長になっています。
とはいえ、春休みというのは塾にとっては一番の集客時期なので、新学年の始まりということで、春休み講習を無料にするなどして営業をかけているようです。
私自身、カリキュラムの内容を見ていないので、春休みに何をしているのかは分からなかったのですが、娘を見ていると、かなり宿題が多いような印象があるなと思っていました。
実際、午前中は宿題を終えるのに時間がかかるようで、自分のやりたい勉強が午後からになっているようです。
学校がある時の塾の場合、1日の夜だけで3~4教科の宿題を終えているようなので、春休み講習がいかに多いのかというのが分かるような気がします。
まあ、宿題の絶対的な量よりも、娘自身が春休みということで気が抜けているというのもあるのかもしれませんが。
この春休みは国語を克服する休みにしているので、時間が取れれば国語の勉強をするようにしています。
これで少しでも国語の苦手が減ればよいのですが、結局のところ、模試テストなどで点数が取れないとやる気が出てきませんからね。
何より良い薬は点数が取れて、偏差値が上がることだと思います。
それにしても、今回の春休み講習の内容を聞いて、少し驚いたことがありました。
■受験学習の基本は先取り
受験に向けた勉強って、いかに先取りをして、早く単元学習を終えるかにかかっています。
急いでばかりで身に付いていない勉強だと意味がないのですが、かといって、基礎基本を何度も何度もやり直していても実力はアップしてきません。
その辺りのさじ加減が非常に難しく、指導者の腕の見せ所というものだと感じています。
集団授業の塾もそうですが、学校なんて様々な学力の生徒が集まっているので、先生からしてみれば、前に前に進めることや、レベルの高い問題をさせるというのは難しいことが多いです。
一般的に言われているのが、クラスの中盤より少し下の生徒に合わせて授業を進めているといいます。
そうなると、クラス内で上位にいる生徒は面白くないといいますか、刺激がなく退屈になります。
単に退屈だけだったら良いのですが、それによって成績が伸びなければ本末転倒であり、何のために塾に通っているのかって話になります。
受領の質と進行度ってかなり難しいと思います。
娘の通っている馬渕教室では、SSSクラス以上になると下位クラスとは別のテキストで授業を進んでいます。
なので、クラスによって質と速度が全く違うということです。
さらに、他塾と比べても進度が速いってことが最近知りました。
■もう3年生の内容が終わってる?
ふと、娘がいま何の単元を学習しているのかが気になって聞いてみたのですが、春休み講習のカリキュラムで、数学が三平方の定理、英語が中3の復習と高校英語の内容に入っていると言っていました。
結構私の中では驚きで、数学の三平方の定理って、いつも高校受験生が問題視しているところで良く聞く単元名です。
学校で三平方の定理が三学期に学習し、すぐに高校入試になるから、いつ受験用の勉強をするのか?というツッコミに使われます。
先程も軽く触れましたが、学校というのは、別に受験向け学習をしているわけではないですし、平均より下の学生向けに学習を進めているわけですから、トップ校を受ける生徒なんて全く眼中にありません。
勉強したければ学習塾を使って勝手にやってくれというイメージです。
そこまで露骨には表しませんが、ほぼ合っているイメージだと思います。
私の子どもの頃の時代は、学校の先生は塾嫌いで、塾なんか通わずに学校の勉強だけで十分だという先生が多かったです。
今の時代はそんなわけにはいかず、受験で難関校を目指す場合は、自ら外で勉強してくれても良いですよっていうスタンスを取っています。
なので、先生は塾に対して拒否感も毛嫌い感もあまりありません。
■付いていくことさえできれば
娘から進度を聞いて、もう中学内容がほとんど終わりかけていることに驚きました。
まだ学校では3年生の授業が始まっていないのですから、かなり早いということが分かります。
私の勝手なイメージでは、1学期中くらいに中3内容を終えて、夏休みに復習をして、2学期になると過去問をガリガリ解いていく感じなのかな?って想像していたのですが、この様子だともう少し早いかもしれません。
娘の友達が他塾に行っているのですが、その塾はもっと進度が遅いようで、娘の通っている塾はかなり早いみたいです。
早いことが悪いことだとは思っていません。
もちろん在籍する生徒は、予習や復習などに時間が取られると思いますが、それにきっちりと付いていけるのであれば、全く問題ないと思いますね。
私の個人的なものさしは、この1年もない高校受験までの間に、どこまで難関大学を目指せる土台ができるかということです。
高校は学習雰囲気の場としては重要な位置づけであることは理解していますが、あくまで通過点。
どこまで個人的な実力を上げることができるかが勝負だと思っています。