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【コンピュータ試験のメリット】英検S-CBT試験を受けてみた!

英検S-CBT試験を受けました。

受験したといっても娘ですが、今回は初めて英検S-CBTを受けてみました。

小学5年の時に英検2級に合格して、今回は準1級です。

コロナ禍でなかなか受験する機会が減ってきているのですが、以前の記事でも書いたように、従来型の紙の試験だけに頼るのではなく、これからの時代はコンピュータを使ったS-CBT試験にも慣れないといけません。

初めて受けてみたので、その感想を少し記述したいと思います。

■英検S-CBT試験のメリット

英検S-CBT試験は、2020年度から始まった試験方法ですが、大学入試制度改革の一環として開始されました。

国公立大学の受験で、外部の4技能試験結果が使えるようにするということで始まったのですが、結局は、文科省大臣の失言により、その方策は流れてしまいました。

このままS-CBT試験も無くなるのかな?と思っているのですが、一応、2021年度も実施するようなことは書いています。

私立では外部試験結果を使える大学も多いので、そのために残っているのもあると思います。

S-CBT試験は、後述しますが、非常に使いやすい点があるので、慣れると良いと思います。

S-CBT試験の大きなメリットを挙げると下記のとおりです。

  1. 受験日が自分で選択できる。(候補日の中から)
  2. 1日で、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能試験が受けられる。
  3. コロナ禍で会場都合などの中止可能性は低い。

■受験日が自分で選択できる

受験会場によって、自分の受けたい級の受験日候補が挙がっています。

その中から、受けたい日を選択して申し込みます。

申込は先着順なので、早く申し込まないといけません。

娘の場合は準1級ですが、準1級は月に2回程度しか受けられないので、結構早く埋まることが多かったです。

したがって、申し込みも1.5~2ヵ月ほど前にはしておかなくてはいけません。

今回も1月下旬に受験しましたが、12月上旬には申し込みをしていました。

3級~2級の場合は、平日でも受験できる日程が多いので比較的申し込みはしやすいと思います。

やはり大学入試用にしているので、3級~2級というのは、ちょうど良い級なので枠を多くとっている印象です。

2ヵ月後の予定をあらかじめ立てるのは大変ですが、従来型の紙の受験を並行して受験することもできるので、受験機会が増えることにもなります。

注意点としては、1期~3期までで、年に3回しか受験できないことです。

1期は4月~7月、2期は8月~11月、3期は12月~3月です。

それぞれの期で2回以上の受験はできない点が注意です。

■1日で4技能が全て受けられる

従来の紙ベースの試験の場合は、一次試験でリーディング、リスニング、ライティングの試験を受け、一次試験をクリアすれば、二次試験でスピーキングの試験を受けていました。

けれども、S-CBT試験は、これらの試験を一気に受けます。

最初にスピーキングの試験を行って、そのあとリスニングの試験、そしてリーディングとライティングの試験を受けるという流れです。

また、スピーキングは実際の面接官に対して話すのではなく、録音形式になっているのも特徴的です。

これまでの場合は、一次試験に突破しないとスピーキングの試験を受けられませんでしたが、S-CBT試験の場合は最初からスピーキングの試験を受けられるのでとても良いと思います。

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あと、従来の一次試験と同様に、リーディング、リスニング、ライティングの試験で一次試験の合格基準をクリアすれば、一次試験免除になるのも同じということです。

でも、この場合は、次回のテストの時は従来型で申し込んで、いきなり二次試験になるようです。

もう一点、S-CBT試験とは異なるCBT試験というものもあります。

S-CBT試験は問題をコンピュータで表示して解答は紙に直接記入しますが、CBT試験は問題も回答もコンピュータで行う試験です。

小中学生にとっては、キーボード入力ですらハードルが高いので、紙に直接記入できるS-CBT試験の方が受けらえやすいと思います。

■コロナ禍での中止可能性は低い。

コロナ禍で会場が使えなくなりキャンセルとなる事例が相次ぎました。

たとえ使えて実施できたとしても、英検の受験者がかなり多いので、教室が密になるのは避けられないでしょう。

それに対し、S-CBT試験の場合は人数が少ないので、中止になる可能性はかなり低いです。

ソーシャルディスタンスも確保できていれば、制度上はあまり問題にならず、通常試験が行えると思います。

■S-CBT試験で感じたこと

最も感じたことは、センターとなる会場があまりにも小さいことです。

1回の試験当たり10人程度なので、これは予約が取りづらい訳だと思ったくらいです。

もう少し席数を増やすなどして、S-CBT試験者数を増やすことを考えた方が良いと思うのですがね。

娘が受験した感想としては、コンピュータでチェック機能があると言っていました。

チェックマークをしておけば、後から見直しが簡単にできるということらしいです。

ページもすぐに移動できるので、コンピュータを使って困ることはなかったと言っていました。

まあ、最近の子どもはスマホやタブレットに慣れていますし、オンライン授業や電子媒体テキストにも慣れており、S-CBT試験はそれほど苦にはならないような気がします。

大人や年配の人であれば、紙じゃないと実力が出せないという人がいるかもしれませんが、今後はこのような試験は増えると思いますので、一度挑戦してみるのも手かなと思います。