まともに子育てをしたことない社会人は、子どもの大変さを知らないし、家庭の大変さも知らないし、しいては、他人のことすら無関心というか、他人想いが無い人が多いと感じます。
子どもがいる人でも社会人にうようよ居るではないかと思われるとかもしれませんが、社会人でちょっと性格的に癖のある人は、そもそもまともな子育てをしたことないと考えています。
言い換えると、子どもがいるだけで、子育てはしていないということです。
子どもって、結局は人間なのですから、ご飯を与えて、住む家があって、服があれば、別に教育的に育てなくても成長はします。
なので、子どもが成長するのと、子育てをきっちりするのとは意味が違います。
子どもがいる成人であっても、まともな感覚では無い人は、子育てもまともにやってないでしょうね。
大人だって同じです。
普通に生きていて、社会人として仕事をして、お金を稼いで、消費をすれば、それは一人の社会人として認められます。
けれども、私の持論では、子育てをきちんとやっていない人は、そもそも考え方が変です。
考え方が偏っています。
生き方が偏っています。
力の入れるポイントが偏っています。
妙なところに真剣になり、やるべきことをやっていない。
結局は時間の使い方はめちゃくちゃなのです。
私が思っているのは、日本社会が低成長でデフレだったのは、一人の大人が自分のためにしか動いてないという人が多く、家族や子どもを中心に考えていない人が多かったからだと考えています。
これは何を意味しているのか。
それは効率性です。
日本人って非効率な人が多いんです。
非効率だから成長が緩いんです。
非効率だから無駄な時間や費用を使うんです。
非効率だから生産性の無い部分に力を注ぐんです。
非効率だから評価のポイントがずれているんです。
このような変な部分が、令和の時代になってもまだまだ改革されていません。
非効率な無駄な動きをする人が多く、ポイントがずれている人がどれだけ多いことか。
それは、まともな子育てをしていないから、自分がいかに非効率な生活をしているのかという点に気づかないのです。
日本を成長社会に戻したければ、日本人はもっと子育てに関心を持った方がいいと思いますよ。
■子育てをしていない人は非効率
いまだに、仕事は時間で評価されるもの、人より時間をかけて仕事をした者が評価されるもの、休日を取らずに働いた者が評価されるもの、一円の利益にもならない上司からの指示に従った者が評価されるもの、と勘違いしている人が多すぎます。
会社って、基本は、利益追求なんですよ。
将来の利益のために、目の前の利益には目をつむって働くことはあっても、それを未来永劫続ける人って本当に何も考えていないです。
なせ子育てをした方が良いと言っているかというと、子育てをすると、効率を重視します。
子育てを本気でやったことある人なら分かると思いますが、子どもは自分が想定している以上のイレギュラーをもたらします。
そのために、効率よく、トラブルを見越して事前に動くのです。
それが会社の効率に繋がり、結果的に利益に繋がるのです。
なぜ技術力が進歩したと思いますか?
それは、人間というのは効率を追求して、コスパやタイパを目指しているからです。
世の中にあふれている技術というのは全てそれが源泉となっています。
なので、自分自身に余裕の時間がある人は、効率なんて考えませんから、社会の技術進歩なんかに興味がないというか、真剣に取り組みません。
よって、子育てをしていない人間は、時代の改革に取り組まないのです。
それが社会人としてダメ人間だということです。
■子育てをしていない人は考えが甘い
子育てをしていないと、他人の考え方、動作、想いなどに無頓着になります。
子どもというのは、大人が考えても無いことをやりますし、思いもよらない動きや思考をします。
大人になり、社会人となると、その辺りの本音の部分は分かりません。
当たり前ですが、社会人になって本音で語り合う人なんていないんですよ。
なぜなら後先を考えるからです。
自分の考えをさらけ出したら、何が起きるかを考えるから、本音が言えないのです。
子育てをしたことない人は、そのような建前の生活に慣れてしまって、思いもよらないイレギュラーな出来事に慣れていません。
だから、仕事をしていても甘い考えになるのです。
子育てをしていると、驚くようなことが日々あるので、イレギュラーに慣れますし、それを上手くこなしていきます。
特に子どもというのは一人では何もできません。
なので、大人が何かしら手助けをしてあげなければならないのです。
子育てをしたことない大人は、その辺りのスキルがないので、それが仕事でもにじみ出ます。
簡単にいうと、見た目は大人でも、中身が未成年の子どもなのです。
子育てをしていない大人は、世の中を全く何も分かってないです。
そんな人にまともな仕事ができるわけが無いわけです。
変わった社会人がいるなと思うと、そのような人は子育てをしていない人が多いと思います。
たとえ子どもがいたとしても、そのような変わった人は子育てをしていないです。
家庭があっても家庭内の役割をしていません。
そんな人が、社会で、会社で、まともな仕事ができるわけが無いというのが私の持論。