娘には、質問のできる先生が3ヵ所います。
一ヵ所目は学校の先生で、学校の先生は毎日学校に行っているので質問がしやすいですが、一つ弱点としては、定期テスト過去問で悩んでも質問できないですね。
二ヵ所目は塾の先生で、質問をすると関連するプリントなどもくれるので、質問ができるタイミングだと良いみたいですが、塾の先生は結構忙しいので、捕まえるのが大変なようです。
三ヵ所目はオンライン家庭教師の先生で、家庭教師は週1回の2時間で、分からない問題を実際に解きながら教えてくれるので、先生の思考回路が分かって良いみたいですが、質問したい時にすぐに質問できないのが大きな弱点です。
娘はこの3つの先生を使い分けています。
どの先生もメリット、デメリットがあるので、その質問の状況や難易度から使い分けているみたいですが、一番困るのは、やはり定期テスト期間中みたいです。
定期テスト中の質問って、基本的に学校の先生になってしまうんですよね。
その理由は、塾は時間の無駄とか言って休んでいますし、オンライン家庭教師の先生とも特に質問がないからといって休むからです。
けれども、たとえ定期テストだったとしても問題集を解いていたら質問が出てきますし、考え方に悩む問題も出てきます。
そのような時に学校の先生しか頼れないのは大変みたいです。
特に、先ほども書いた過去問に関しては、学校の先生には質問に行くことができないので、どうしても悩みが解消されなければ塾の先生を頼ることになりますが、それでもわざわざ塾に行くことになるので、往復の時間を考えると結構大変です。
その辺りは、定期テストならではの悩みなのかもしれません。
■現役学生は実際に解いてくれる
娘にとって、一番難しい問題の質問は、オンライン家庭教師の先生と決めているみたいです。
理由は簡単で、家庭教師の先生は現役京大生なので、問題を実際に目の前で解いてくれるからみたいです。
娘の場合、数学と国語を中心に教えてもらっていますが、特に数学に関しては、解き方というか、考え方というのが重要で、それはいくら解説を読んでも、問題の初見時にそれがひらめかなければいけないわけです。
そういう意味では、解ける人の思考というのは結構重要で、実際に解く過程を教えてもらうというのはとても勉強になります。
先生に教わるだけでなく、同級生同士で教え合った方がお互いに成績が伸びるというのは、そういうことだと思います。
先生は教えることに特化していますから、分からない人の気持ちというのが理解できません。
学生同士は解けない思考というが理解できますし、現役大学生というのは、つい数年前までこのような難問を解いていたわけですから、質問の意図が理解しやすいということです。
問題集の解説を読んでも、思考の部分までは書かれていませんからね。
特に塾の問題集の解説ほど不親切なものはないです。
先生に質問に来ることを前提とした不親切解説になっていますからね。
■自分よりレベルが上の人に教えてほしいから
質問に行けるというのは、一生懸命に勉強している証でもあります。
勉強していなければ質問にもいけないわけですし、そもそも質問するというのは、自分でしっかりと考えて、それでも分からないものを質問に行くわけですから、相当分からないことに自信が持てないといけないわけです。
言い換えると、中途半端な勉強量だと質問には行きづらいということです。
受験生は質問をしやすい人をどれだけ作るかで勝負が決まるといっても過言ではないと思っています。
自分が問題を解いていれば、必ず分からない問題が出てきます。
その時に誰に聞くことができるのか、先生でも良いですし、友達でも良いですし、先輩でも良い訳です。
けれども、大事なことは、自分のレベルより上の人に教えてもらう必要があることです。
娘の場合、自分が悩んでいる問題を同級生に聞くわけにもいかないですし、塾の先生や学校の先生だと理解が不十分、だから、家庭教師の先生が最も都合が良いと思っているのでしょうね。
偏差値の高い学校を目指している人って、その辺りの周りの環境というのも重要になってくると思います。
大学入試で高校の偏差値により合格できる領域が決まってくるのも、学校の先生や同級生、学校やクラスの環境も影響するからだと思います。
親ができることは、いかに勉強しやすい環境を与えてあげるかだと思います。
学校選びも大切ですが、お金がかかるけれど塾に通わせてあげることや、質問できるような家庭教師みたいな先生をつけてあげることも重要なことなのでしょう。
やはりお金はかかりますけどね。
それでも教育投資はどんな投資にも負けないリターンがあります。
それに我が子のためなら何かを我慢して費用を捻出してあげるのも親の務めだと思っています。