金曜日の夜の投信の収益は、まだ木曜日の相場分までしか反映されていませんが、この一週間で結構利益が飛びました。
一番言えることは、リスクを取らないとリターンは得られないということです。
これまでの上昇相場で恩恵を受けたいという気持ちでテック株などに投資をしている場合、ここ最近の下落で大きく利益が削られています。
けれども、それは反対の意味では、リスクを取っているからこそ、これまでのリターンがあったとも言えます。
上昇相場で、オルカンやS&P500で満足できていたのか?って話なんですよね。
満足できなかったから、テック株の指数や個別株に手を出してきたわけで、それは逆にこのリスクは受けなくてはいけないということです。
けれども、自分で見つめ直す必要があるのは、必要以上のリスクを取っていないか?って話なんです。
どこまでのリスクを取れるかは人それぞれ違います。
リスクを全く取れない人は株に手を出すことすらできないと思いますし、投資をしてもできるだけリスクを抑えたい人は、それこそS&P500やオルカンに手を出しているはずです。
そのようなリターンで満足できない人が、リスクを怖がってはいけないというわけですね。
■為替介入なんて要らない
金曜日の夜の収益はそれほど下げませんでした。
私の投資信託のポートフォリオはまだまだS&P500を中心に動いているからです。
今は、新NISAの枠はFANG+で埋めようとしていますが、まだ4月なのでそれほどウエートが大きくありません。
一度、ポートフォリオの中の割合を算出しておいた方が良いかもしれませんね。
なので、S&P500は指数が下がっても、円安効果であまり基準価額としては下がっていないんです。
この円安効果もどこまで続くか分かりませんけどね。
為替介入が口先介入で何度も何度もニュースに挙がっていますが、どこで現実に実行されるかは分からないです。
けれども、一つ、政府や財務省や日銀に言いたいのは、新NISAを国民全員に推奨して、さらに中身でS&P500やオルカンなどの海外投資ができるものを選べるのなら、為替には手を出してほしくないです。
というか、手を出すべきではないと思っています。
これが市場原理であり、投資をしている者は、この市場の揺さぶりを受け入れて投資をしているのです。
なぜ、税金で潤沢に資金を持っている当局が捜査できるのか?
それが私には理解できません。
日本企業が圧迫されるから、生活費が圧迫されるから、そんないかにもまっとうな理由を並べていますが、それは企業や個人のリスクの問題なわけです。
円で資産を固めている個人が悪いですし、価格に反映できない企業の姿勢の問題なわけです。
政策で為替を円高方向に持って行くようなことを打ち出すのであれば分かるのですが、やみくもに資金を使って為替操作するのは、それはあまりにもやりすぎです。
日本企業のため、日本人のために、為替介入をやりたいのであれば、新NISAでは日本企業にしか投資できないようにするべきです。
海外投資もできるようにしておいて、国の操作で利益を削るようなことって本当に合って良いのか?って私は思いますけどね。
■エクストリームフィアーはちょっと期待薄?
金曜日の米国マーケットは、一段と下げました。
半導体銘柄とマグニフィセントセブン銘柄の狙い撃ち状態です。
逆に、ダウ平均は上がっており、生活必需品セクターなどは上昇しています。
そして、驚きなのはラッセル2000の小型株が上昇していたのです。
利下げ遅延の影響なら小型株が最も打撃を食らうような気がしているのですが、そこにはあまり売り圧力はなく、ビックテックを中心に大きく売られました。
これは私の中ではちょっと変だなと思うところです。
まあ、小型株はここ数日でかなり下落しましたから、もう下げる余地が減っているだけかもしれませんけどね。
これで、かなりグロース銘柄と指数が下げたことになります。
リスクが取れる人は、ここで投入するべきポイントに来ていると思っていますが、まだフィアグリが31でフィアーなんですよね。
これが25のエクストリームフィアーになれば、大きな買い場になるのでしょうが、そこまで下がると、相場はかなり大きな売り圧力が出ていると思います。
今のところ、ダウ平均は上がっていますし、セクターによっては上昇しているところはありますし、騰落比では上がっている銘柄の方が多いみたいなので、エクストリームフィアーにまで下げるのは結構厳しいかもしません。
来週からはマグニフィセントセブン銘柄の決算発表が始まります。
ここまで下げたビックテック銘柄がどのような反応をするのかが楽しみです。
もう一段下げるのか、それとも反発のシグナルを出すのか、利下げに期待できない以上、業績相場になると思っています。
そして、金曜日の経済指標が一番注目ですね。
PCEデフレーターですが、これが予想よりも上振れるか、下振れするかで、利下げ観測がまた変わってくるので、金曜日の相場が一番注目なのかもしれません。