前回の記事で新NISAの積立ポートフォリオを変えたって話を書きました。
今の好調な相場で大切なことは、積立はきちんと継続して、いつでも暴落に対処できる体制を整えておくことかと思っています。
好調な時は誰しも買いたいという想いが強くなります。
周りが良い話ばかりをするので、自分の乗り遅れたくないという想いが強くなるからです。
持たざるリスクというものですが、株式相場で利益を上げたいという想いが強くなってきて、早く多額の軍資金を投入したくなるのものです。
それが株式相場にとってはかなりの餌になります。
相場って、ちょっと変な上がり方は必ず修正が入るものです。
過去にはあり得ない上昇っていつまでも続くものではなく、通常の上昇直線に寄ってくるものなので、急激な上昇カーブは必ずどこかで調整が入ります。
そのような勉強をしない人が、カモにされて、資金を吸い取られるってことになります。
いつもより自分は強欲になっているなって思っているときこそ、冷静に投資を続けなければなりません。
私自身も様々な投資手法を組み合わせています。
何も新NISAの積立だけが全てはないということです。
その方法を少しご紹介できればと思います。
■積立金額なんて人それぞれ
新NISAの積立って、積立なので、基本的には淡々と同じ金額を積み立てれば良い訳です。
その金額は人によって違います。
それは自分の資産額と入金額、リスク許容度で考えるしかありません。
私は上限の月30万円にしていますが、一括投資の年間360万円を年初には投入していません。
これはスタイルなので、誰が正しいってことはないのですが、私は自分が積立することが安心なので、毎日積立にしているだけです。
その上限だって、人それぞれです。
上限の30万円できる人もいれば、10万円の人もいるでしょうし、5万円、3万円、1万円の人もいると思います。
これは金額の問題だけなので、金額の大小ではなく、継続することが大切ですから、継続できないなら金額を減らすべきというのが私の感覚です。
そうなると、相場の調整が来たら、どうするの?って話になると思いますが、それはまた別で対処しています。
■ETFも上手に使おう!
新NISAはあくまで非課税枠なので、長期運用をベースに考えていますが、サテライト的に利益増を狙っているのは特定口座の方です。
特定口座では、レバレッジ型のレバナスやレバファンも買っていますし、NASDAQのテック20のETFである2244も買っていますし、さらには債券ETFにも手を出しています。
細かい話になるのですが、他のファンドも買っており、例えば、インド株インデックスやアクティブファンドのひふみプラスやひふみワールド+も買っています。
これらはあくまでサテライトなので、金額の修正や買うタイミングは結構変更しています。
ですが、基本的にはバイアンドホールドを貫くことにしていますから、売却は考えないようにしています。
売却してしまうと、特定口座なので利益の2割は持っていかれますからね。
金額やタイミングを変えられるサテライトっていっても、基本的には中長期的に持ち続けるものを買っています。
だたし、売却をするものもあり、その理由は、そのファンドやETFに興味が無くなったものです。
人間なので興味が出る時もあれば、興味が無くなるものもあって当然です。
興味が無くなったものを持っていると、何かとストレスが溜まることがあるので、それだったら現金にしておいて、次に買うための種銭にしておいた方が良いって理由です。
新NISAの積立分は基本的には触りませんが、サテライトは自由に触って、またチャートを見ながら調整をするので、自分の株式相場感というのを高めるのに有効に使っています。
株投資をするとニュースを見る機会も増えますし、チャート分析をする機会も出てきます。
その時に何も触れない投資スタイルだと、株投資が楽しくなるなると私は思っています。
投資をやる以上、楽しまないともったいないですからね。
投資信託って注文から約定まで1日程度の時差があるので、未来を読みながら注文するのが難しい部分です。
ですから、新NISAの積立設定って、基本的には触らないってことになるのです。
対して、ETFで買っているもの、例えば、2244のテック20や、2621の米国債ヘッジ有り、そして、2644の半導体日本株なんかは、その場で買付ができるので楽しいです。
特に、株式と債券を両方売買するというのは、どちらかを買い増ししていけるので楽しいものです。
あまり売却は考えていないですが、債券の場合は、米国が利下げを開始して、債券価格が上がってきたら、キャピタルゲイン狙いでどこかで売却することになると思っています。
それまでは下げたら買うという姿勢で、適宜買っていくという感じで進めています。
様々な投資法があるので、自分にあった投資スタイルを確立することで、株式運用を楽しんでいきましょう!