ゴールデンウィークに子どもと相談して、「カタン」というボードゲームを買いました。
このゲームがなかなか面白くて、ハマりそうです。海外でも結構有名なゲームのようですね。
今日は、たった数回しかやっていませんが、「カタン」の紹介と、小学生でも十分楽しめて、勉強にもなるという話を書きたいと思います。
■「カタン」のゲームの魅力5点
カタンはボードゲームですが、簡単にいうと、「陣地取りをして、ポイントを稼ぐゲーム」です。
陣地取りも、①道、②開拓地、③都市の3つがあり、それぞれを取るためには、5種類の資源カードと呼ばれるカードの組み合わせと数が必要です。
そのカードを取るためには、陣地の場所とサイコロの目で毎回配布されるカードが異なります。
また、カードばかりを大量保有していると、7の目がでるとショックなことが起きたりするので、戦略的にドンドン進めなくてはいけません。
このカタンのゲームの最大の魅力は5つあります。
- ボードの構成が毎回異なる。
- 他人のサイコロの目でも、陣地取りの場所によって資源カードが得られる。
- 交渉で資源カードがチェンジできる。
- 処置配置の陣地取りによって運命が大きく異なる
- ボーナスカード(最大交易路、最大騎士力、発展カード)のポイントが勝負を大きく握る
子どもとやって面白いのが、1.ボードの構成が毎回替えることができるので、毎回違った雰囲気でゲームできるのが、楽しいのだと思います。
また、2.自分の番でなくても資源カードを得られるチャンスがあるので、他人の番を見ていて楽しいですし、休む暇がありません。
子どもが難しいと感じられるのが、3.交渉で資源カードをチェンジできる点なのかもしれません。
子どもの場合は、何を交換すると得なのか、何を交換すると自分には損なのか、そんな駆け引きが分からないので、そのあたりを教育できると楽しめると思います。
ただ、資源カードはオープンですし、子どもを騙すつもりがなければ、子どもにとって有利な条件を提示してあげると、子どもが勝てるチャンスが増します。
けれど、このゲームの最終ポイントはやはりサイコロの目なので、思惑から外れることも多いですし、子どもが勝てるチャンスは大いにあるゲームです。
■ゲームの決め手が分かると思考力が身に付く
このゲームの勝負の決め手は、やはり、4.処置配置の陣地取りによって運命が大きく異なってくるという点と、5.ボーナスカード(最大交易路、最大騎士力、発展カード)のポイントが勝負を分けるので、このカードを取りに行く戦略が必須なことです。
大人はすぐに気付くのですが、子どもは気付くのに時間がかかります。
言葉で説明しても、自分が理解して、納得しない限り、大人の言うことは聞きませんしね。
でも、子どもがこの2点に気付いた後は、ゲームをやるのを楽しかったようで、何度もやってしまいました。
家族3人でやりましたが、ゲーム1回は40分位で終わる早いゲームなので、一気に4回やってもあまり疲れませんでした。
■サイコロ出目確率の教育にも
子どもが、4.初期配置の陣地取りに気づくと、最初の駒を置くのにとても時間をかけるので、見ていて面白いです。
いろいろ考えながら、こうするとカードがたくさんもらえる可能性があるというのを自分なりに試行錯誤するのでしょう。
教育的に丁度良いと思っているのが、ここでサイコロの目の確率を教えることができるということです。
サイコロ2つの合計で出る目は、「7」が6パターンで一番多いのですが、その次に多いのが、当然「6」と「8」なわけで、そして「5」「9」と続きます。
「2」は1と1の1パターンで、「12」は6と6の1パターンなので、1/36の確率というわけです。
この確率論は理論的には分かるのですが、小学生は理論から分かるよりも感覚で身に付けてもらった方が良いです。
この2つのサイコロによる出目確率を勉強するには、このゲームはとても良いです。
そしてこの確率を頭に入れながら、カードの種類も考えながら、配置を考えていくのがこのゲームの最も大きな特徴であります。
これが自然に身に付くので、教育的にも非常に良いツールだと思っているわけです。
■子どものセリフ「まだ諦めたらアカン!」
そして、最初の1.の特徴で挙げました「ボードの構成が毎回異なる」ことから、サイコロの出目確率との組み合わせで、毎回、頭を悩ますわけです。
娘もこのゲームをやっていると非常に暑くなるのか、上着を脱ぎたいと言い出し、半そでになってやっていました。(笑)
あとは、家族でやっているので、やっぱり親心としては、子どもに勝たせてあげたいという気になります。
実際に、自分が不利になっても、子どもが有利になるのであれば、カードの交換も応じてあげるので、子どもも勝ちやすいです。
私が10ポイントに到達して、あと一周で勝ちをなった時、娘が「まだ諦めたらアカン!」と頑張っていました。
まあ、残りのメンバーで結託すれば、一周の間に10ポイントから引きずり出すことも可能なゲームなので、それもそれで、面白いところです。
教育的にも良いゲームなので、紹介してみました。
少し思考的に戦略を考えられる年齢になれば、小学生も十分楽しめるゲームだと思います。
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