目標は高めに設定した方が良いという話があります。
何かをやり始める際には、目標設定が必要です。
目標を定めずにスタートしても、動機付けやゴールが明確でないので、長続きしませんし、挫折する可能性が高いです。
目標を低く設定してしまうと、目標達成とともに、やる気が無くなってしまうということもあります。
人間というのは、届くか届かないかの微妙なラインというのが一番力を出しやすいので、目標設定は非常に重要なことです。
勉強における目標というのは、一番気にされているのが多いのは偏差値ではないでしょうか。
特に塾内テストや模試テストを受ける人は偏差値を重視します。
学校のなどの定期テストの場合は、今は順位などが出ないので、最高得点や目標点ラインなどになると思われます。
偏差値というのは的確に立ち位置を示してくれるのですが、値の大小がとっつきにくいので、慣れていないとピンとこないかもしれません。
また、偏差値というのは母数が大切です。
テストの受験者層をいうものを意識しないと、偏差値の数字だけでは何も語れません。
■学校の場合はテストの点数が目標
学校の定期テストでは、順位がでませんので、自分自身の個人目標で挑んでいます
個人的な目標は、全教科90点以上を死守、95点以上を目標とする。
そのため、5教科の総合点は450点が最低ラインで、475点が合格ラインということになります。
市内の統一テストでは、順位こそは明確には出ませんが、度数分布グラフが付いていますので、だいたいの順位といいますか、位置する場所は分かります。
これも、450点以上あれば、合格という感じで、上位3~4%以内に入れます。
問題の難易度によって、きちんと得点ができるかどうかという点もありますが、学校の定期テストや統一テストはそれほど難易度の高い問題はでませんので、得点を基準に考えれば、大抵はOKだと思っています。
友達によっては目標が高すぎるというような反応をされるそうですが、私から言わせてみれば、これくらい取れなければ、基礎基本のどこかが抜けているとしか言いようがないと感じています。
学校の定期テストであれば、満点防止に1~2問程度は難易度が高い問題がだされますが、それでもきちんと勉強していれば95点ラインは突破できますし、たとえケアレスミスをしても90点は死守できます。
これらの点数は妥協すべきではないと思います。
■塾の場合は偏差値が目標
塾のテストの場合は、問題の難易度が高く、さらに難易度も上下することがあるので、得点で判断するのは難しいです。
やはり最も位置が分かりやすいのが、偏差値だということになります。
偏差値と割合などの関係性は下記のとおりとなります。
- 偏差値-割合-1000人あたりの順位
- 80-0.1%-1位
- 79-0.2%-2位
- 78-0.3%-3位
- 77-0.4%-4位
- 76-0.5%-5位
- 75-0.6%-6位
- 74-0.8%-8位
- 73-1.1%-10位
- 72-1.4%-14位
- 71-1.8%-18位
- 70-2.3%-23位
- 69-2.9%-29位
- 68-3.6%-36位
- 67-4.5%-46位
- 66-5.5%-56位
- 65-6.7%-67位
- 64-8.1%-83位
- 63-9.7%-100位
- 62-11.5%-111位
- 61-13.6%-143位
- 60-15.9%-167位
割合でも順位は分かるのですが、1000人当たりの順位にした方が分かりやすいので、そのようにしてみました。
偏差値60以上であれば、まあまあ賢いと言われるのが、上位15%だからです。
目指すとすれば、偏差値70超えをしたいところです。
上位2%以内に入れますので、かなり上位といえます。
とはいえ、先ほどにも書いたとおり、母数の質によってかなり変わってきます。
半分以上が勉強しない層であれば、そもそも半分は脱落していますから、少し勉強すれば偏差値60以上は十分に入ってきますし、しっかりと勉強すれば偏差値は60台の後半以上に入ることも可能です。
けれども、塾を始め、勉強する層ばかりの場合、そもそも母数の質が高いので、偏差値60を取るのも至難の業となります。
■目標に一度到達すると可能性が見いだせる
前回、塾の模試テストで、偏差値70を超えていました。
順位も約7000人中で100位以内だったので、正規分布ではないので、偏差値と完全に一致はしませんが、おおよそ想定どおりの順位になっています。
それでも何よりも良かったのが、基本的に勉強するために塾に通っているメンバーの中で、偏差値が高かったということです。
学校の中では偏差値70というのは、目標としては十分に狙える数値ではあるのですが、塾内で偏差値70というのは相当勉強しないと難しいです。
前回の時は、英語は超難しすぎて、周りが撃沈しまくったというのが要因ではあるので、必ずしも自分の実力が上がったわけではなく、敵失であると思うのですが、それでも、偏差値70というのは嬉しい数字ではあります。
目標が偏差値60台後半だったので、それを一気に抜かせたのは驚きでしたし、逆にいうと、可能だというのを実感できたということです。
目標は高い方が良いというのはそういう意味です。
目標が高いと、それに到達できた時には、一度経験しているので、できなくはない数値だというのが実感できます。
そのような成功感覚が次のステップに行くためには重要なことです。