なんでも道しるべ

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【米国3倍ブルETF】下がったら買い増し戦法が使い難く、逓減リスクは意外に食らう

米国株投資を中心にやっていますが、3倍ブルETFを売却してしました。

これまで、4つの3倍ブルETFを持っていたのですが、今回、一旦手放そうという気持ちになりました。

投資方法って様々ありますし、人それぞれリスク許容度も違いますし、保有している資産額も違いますから、何が心地よいかというのも変わってきて当然です。

完全に3倍ETFから身を引いたわけではないのですが、今年になって初めて3倍ETFというものを体験して、この商品の特徴が良く分かりました。

当たり前ではありますが、3倍ブル商品って、癖が強いんですよね。

大きく上がるメリットもありますが、大きく下がるデメリットもあります。

それ以外にも自分が実際に保有してみて感じたことがあり、一旦手放そうって思ったのです。

■値動きが凄くて刺さりまくる

3倍ブルETFって、ベンチマークの3倍の値動きを目指して動きます。

実際にはETFなので、投資信託と違って、売買が成立しないと値が決まらないわけですが、ETFのファンドがあるていどベンチマークにそって売り買いの板を作ってくれるので、少しはスプレッドがありますが、おおよそ売買は成立します。

今回、3倍ブルのETFに手を出したきっかけは、ユーチューバーが半導体指数のSOX指数の3倍ブルであるSOXLを推していたので、私も半導体は今後も伸びると思って購入しました。

国内ETFでやっている手法ですが、下がったら買い増しという方法で積み上げていました。

けれども、この下がったら買い増しっていうのは、米国市場が開いている時、そして、3倍ブルのETFってあまり相性が良くない気がしました。

というのは、米国市場が開いていると、かなり値動きが激しんですよね。

3倍というのも一つの理由ですが、それ以上に、半導体のSOX指数というのも良く動きやすい指数だということです。

なので、下がり基調な相場の場合、1日で結構指値に刺さってくるんですよね。

それが自分の中で、かなり想定外って感じでした。

また、3倍で動くので、高値に行く時も一気に上がっていきます。

私の取っている手法である「下がったら買い増し」というのは、前日比のことなので、実は高く買ってしまうことが良くありました。

そのご、少し軟調相場になるだけで、3倍の値動きなので、大きく下落することが多かったのです。

それが自分の中では売買が非常に難しかった点です。

国内のノーマルETFだとそんな状況にはなりにくいのですが、3倍ブルで値動きの大きい指数だと仕方ないですね。

■3倍上がるけど、3倍以上下がる

もう一つ、私が気になったものは、逓減リスクというものです。

これは、レバレッジ商品だと問題になりやすいリスクなのですが、指数が下がって上がる場合には、下がった時よりも大きく戻さないと元の数値には戻りません。

例でいうと、100が1%下がって99になったとき、99から1%上がっても100には戻らず、99.9しか戻らないということです。

それが3倍の場合には、3倍で効いてくるので、一旦下がると、元の価格に戻ってくるのに相当の上昇が必要になってきます。

なので、3倍ブルの指数がヨコヨコで上下している場合には、この逓減リスクは大きく乗っかってきます。

これに耐えられなかったのです。

逓減リスクは知っていましたが、そんなに大変なものだとは認識がなかったので、余裕だと思っていたのですが、実際に体験すると、これはなかなかキツイなって思いました。

これもあり、ヨコヨコの相場だとなかなか利益が上がらないので、結構ダルくなっていました。

それも売却しようと感じた大きな要因の一つです。

3倍ブルETFは、その名のとおり、ブル相場が一番強いですね。

そして、大きく下落した時にこそ、買っていって、買い増しする姿勢の方が良いかと感じました。

今の米国市場はやはり高値圏です。

ここで3倍ブル商品をあまり含み益のない状態で持っていると、これは大きなリスクになりかねないと感じました。

なので、今後は、下がった時に買えるように待機しておこうかと思っています。

あとは、この3倍ブル商品は、デイトレードには面白いですね。

日中に仕事しているので、なかなかデイトレードはできないですが、機会があればやってみたいと思いますね。