高校受験が終わって、ちょっと気が抜けてしまっている中3の娘です。
そんな娘に、高校数学の基礎となる入門問題精講と基礎問題精講、高校英語の超基礎文法編の参考書を渡しているのですが、なかなか本気になれないようです。
それは仕方ないと思っています。
今のところ目標やターゲットが一時的に無くなっているので、気合いが入らなくても全く不思議ではありません。
少しでも勉強する意識が継続できればと思っているので、渡しているだけにすぎませんからね。
ここで本気モードの勉強をするなんて思っていないです。
というか、仕方ないことなのかもしれませんが、公立高校は合否が出るのが遅いですね。
私立高校は翌日とか翌平日には出ていたのですが、公立高校は一週間かかります。
おそらく、インフルやコロナにかかった人用に追試験をやるので、その人の採点なども含めた合否が必要なんだと思いますけどね。
この一週間が長いこと、長いこと。
通う高校が決まっていないと、なかなか次のターゲットが定まらないので、過ごし方が難しいなと思いますね。
■一気にレベルが上がる高校数学
ここ数日の数学ⅠAの参考書をやって、娘が分かったこと、それは私立文系が私文だと下に見られる要因が何なのかということです。
これまで、私立文系の略称だと思っていたのでしょうね。
高校数学の参考書をやって、今は最初の数と式の章なのですが、中学数学との違いに驚いています。
1問解くのに、途中式がどこまであるのだ?という感じで衝撃を受けているようです。
基礎問題精講は解説が詳しいってことで有名ですが、それでも、中学生の娘にとっては、途中式の省略部分が分かっていないです。
なんで、この式からこの式に代わるのか?って不思議に思っていながら勉強しています。
途中式で代数の文字が置き換わるってことが中学ではあり得ないことなので、掛け算だからXとYが入れ替わって括っていくということが分からないのでしょうね。
この辺りが中学数学では養えない部分なのだと思います。
このような数学が数ⅡBまで続きますし、理系になると数ⅢCまでになります。
このような大変な高校数学を受験で使わなくてもよいのが、私立文系です。
いくら文系でも国公立大学の文系は共通テストもありますし、二次試験でも難関大学だと数学から逃げることはできません。
私立文系が私文と言われて、下に見られる原因はそこにあるのだということを、娘は初めて実感したようです。
■全部授業を受けるなんてナンセンス
私は武田塾の進め方が非常に好きです。
参考書を中心とした参考書ルートというものがあり、それを管理する形で進めていく塾です。
授業をしない塾というキャッチフレーズが有名だと思います。
本当に授業をしないのか?理科や数学など難問はどうするのか?って話があるみたいですが、実際には個別指導って形で教えてくれるみたいですが、基本は参考書で理解していこうというコンセプトのようです。
この方式、最初は半信半疑だったのですが、最近は非常に理にかなっていると感じるようになりました。
高校の学習内容って広すぎるんですよね。
中学の範囲が狭すぎるという方が正しいのかもしれませんが、大学受験はさらに6教科8科目になってきますから、本当に勉強内容が拡大しすぎです。
ゆえに、授業なんて取っている場合じゃないということです。
授業は60分なのか90分なのか、それは塾や予備校によって異なりますが、こんな時間でダラダラと授業を受けていても賢くはなれません。
いかに参考書を使って、自分で自学自習するかで学力は変わってくると、本当にそう思います。
娘の中学時代の勉強姿勢を見ていても、授業なんていくら受けても学力が上がらないと思いますし、家や自習室でしっかりと勉強した時間分だけ伸びています。
だから、導入部分は学校の授業や映像授業で学んでしまって、あとは参考書で演習を重ねて、それでも分からない部分は、その問題をピックアップして誰かに聞いた方が良いってことです。
質問するための先生なんて、周りにたくさんいますからね。
結局のところ、いかに自分自身で時間を作って勉強していくかに尽きると思いますけどね。
合否結果まであと2日です。
2日後には自分の進むべき道が決まっています。
進学校に行って難関国公立大を目指して勉強するのか、それとも、私大付属校で難関私大の指定校を狙いつつ英語中心の学習を進めていくのか、この2つのどちらかに絞られます。
どっちに行っても勉強は継続ですが、勉強の中身というか、質の部分が大きく変わってきます。
今回挙げた数学なんて象徴的で、進学校にいったらガツガツと高校数学の参考書をしなければなりませんが、私大付属校だと定期テストで点数を取って評定を上げる勉強になります。
どちらに行っても良いような進路になっていると思いますので、まずは結果が出てからです。
ちなみに、娘は公立トップ校に合格した夢を見たそうです。
これは正夢なんですかね?