考えて悩んで末に、ついにあることを実行しました。
それは、何かというと、iDeCoの投資先の変更です。
私自身、iDeCoはSBIのセレクトプランを利用しているのですが、セレクトプランが選べるようになってから、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)をずっと積み立ててきました。
そのまま放置していたので、あまり値上がり、値下がりは気にしていなかったのですが、一番気になっていたのが、全世界株式(除く日本)で良いのか?って話なんですよね。
別に、日本を除いていること気にしている訳でなく、オルカンじゃなくてもいいのかって気にしているわけでもないですよ。
逆で、全世界株式(除く日本)って分散しすぎじゃないのか?リスクヘッジになっているのか?
実はそこが気になっていたのです。
巷では、オルカンvs米国株みたいな論争が巻き起こっているのですが、私は米国株派なんです。
このブログをいつも見ていただいている人からすると、知ってるわい!って感じだと思いますが、だからゆえに、iDeCoで全世界株式(除く日本)を持っていることに違和感を覚えているのです。
■オルカンで本当に良いのかジレンマ
オルカンvs米国株論争をしていると、必ず米国株派が言う話は、オルカンは別にリスク分散になってないという話なんですよね。
それは本当にそうだと思っていて、今の経済って世界中で繋がっており、相関係数も米国を中心にそれなりに高いので、米国株だけが下がって、周りの国々だけが大きく上がるってことは、あまり期待できないと思っています。
米国が下がれば、周りの各国の株価も下がりますし、米国が上がれば、世界中の株価が上がってくるものです。
もちろん、それぞれの銘柄でファンダメンタルズ的な部分や、テクニカル的な要素もあると思いますが、全体的な市況感ではそんなものだと思うんですよね。
それに、分散が出来ていると思っているオルカンであっても、実は下がる時は米国株以上に下がることも多いのは有名な話です。
それは、米国の経済対策がそれを避けられているのだと思いますが、米国の動きは早いので、早めに株価が元に戻り出すというのがあるのだと思っています。
こう考えると、日本を含めるか、含めないか、を置いておいて、オルカンを持っていることに疑問が出てくるわけですよ。
まあ、オルカンvs米国株っていうのは、蕎麦が食べたいのか、うどんが食べたいのか、と言っているようなもので、結局は麺類が食べたいのねというのと変わりません。
そうなると、自分の好きなものに投資する方がスッキリすると思うんですよね。
そこでハードルになっていたのが、今のiDeCoの利益率なんです。
■積立はS&P500、現保有資産は全世界株式のまま
実のところ、私が今保有している、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)って利益率が60%を超えているんです。
その利益がきちんと乗っているということもあり、全世界株式(除く日本)を捨てて、米国株に乗り換えるのって、ちょっと勇気がいるんですよね。
本当にオルカンを捨ててしまって良いのか?
ちゃんと利益が上がっているのに、止めてしまった良いのか?
ということです。
そこにはかなり後ろ髪を引かれたのですが、やはりオルカンよりも米国株の方を信じている私としては、ここは米国株にした方が良いと思っていますし、もう一つ理由があります。
それが、新NISAの存在です。
新NISAは、今のところFANG+で全ツッパする予定なんですよね。
そうなると、安定的なコア投資である米国株インデックスの割合がドンドン減ってくるんですよね。
FANG+が魅力的であることには否定しないなのですが、やはり投資額が増えていってもコア投資というのは必要だと思うんです。
私はコア投資といえば、S&P500だと思っていますから、ある程度は非課税枠でS&P500を持っておきたい。
でも、FANG+を全力投資したい気持ちもあるので、そこがジレンマになっていたんですよね。
そこで、思い立ったのが、iDeCo枠なんですよ。
iDeCoであっても同じ非課税枠ですからね。
これを使わない手は無いと思いました。
実際に、今はセレクトプランでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)がラインナップされていますからね。
使わない手はないです。
結局どうしたのか?というと、これまで月23,000円を全世界株式(除く日本)に全ツッパしていたのを、S&P500全ツッパに変えました。
そして、今まで運用していた金額に関しては、スイッチングはしないで、そのまま全世界株式(除く日本)で残しておこうと思います。
これから先は、全世界株式(除く日本)に追加入金しないので、単純に上がればどんどん利益率が上がっていくと思います。
そして、今からはS&P500を全力で積立て行きたいと思います。
もしかすると、米国利下げでドル円が円高に行くかもしれないですからね。
iDeCoの非課税枠で為替ヘッジの効いていないS&P500を買っていくのは、逆張り思考からしても良いと思っています。
これで、積立投資先が全部米国株になったので、なんかスッキリした気分ですね。