自宅学習に対する親の関わり方は非常に難しいです。
先日の記事でも触れましたが、小学生は親主導の学習スケジュールを立てるに対して、高校生は自分自身で勉強をしていきます。
中学生というのは、その過渡期ということです。
現在、娘が中学1年生ですが、確かに、中学に上がりたての頃に比べると、自分で勉強をしていくというスタイルが出来てきたかなと思えます。(大学受験を控えた高校生に比べたらまだまだですが)
よく言われるのが、中学受験であまりにも親が関わっているので、私立の中高一貫校に進学した子どもが、全く勉強しなくなって、挫折していくというケースです。
中高一貫校への進学は、その学校に行くことがゴールではなく、大学受験やその先の就職を見据えて行動しているはずなのですが、それがいつの間にか、中学受験の合格がゴールとなってしまっているということです。
自分自身で勉強スタイルが確立しないと、後からどんどん大変になってきます。
親が関われるのは小さいときだけ。
そこを意識して子育てしないと、子どもも親も幸せになれませんよね。
■親がすべき助言を変えて、減らしている
中学1年の娘は、現在学年末テストのテスト勉強期間中です。
学校によっては、期間が早いと、今週がテスト期間のところもあるようですが、娘の学校は来週になります。
ラッキーなことに、天皇誕生日が間にはいるので、連続3日間のテストでは無く、2日と1日に分かれます。
この日程は勉強する側としては非常にありがたいと思います。
今回のテスト勉強期間は、あまり私は、勉強の声かけをしていないです。
勉強内容一覧くらいは作って上げたのと、たまに喝を入れたくらいです。
一覧は、非常に簡単なのですが、各教科のやるべきワーク類や過去問などを列挙して、あとは、学校のテスト範囲表に基づいて、重点的に勉強・確認しなければならない項目を挙げています。
いろいろなワーク類をやっていると、やり忘れが生じる可能性があるので、このような一覧表が必要だと感じて、作成するようになりました。
この一覧をハイ!って渡して、あとは基本的に放置なのですが、たまに、どこまで進捗しているのかを聞きます。
学年末テストは、教科数が多いのと、範囲が広いので、思ったようなペースで進んでいなかったようです。
ある時、「このペースだと、ワーク2周目、3周目は難しいと思う」と喝を入れました。
■自分自身で鼓舞することが重要
本人は自ら勉強していますから、客観的な判断が難しいです。
自分では一生懸命やっているつもりなのでしょうが、客観的に見ると、このペースだと、ワーク類を3周するのはかなり難しいと感じました。
もしかすると、前日に、間違った箇所の2周目をやって、本番のテストになりかねないと思ったのです。
私からそのようなことを言われて、本人もヤバいと気付いたようで、数日経ってから状況を聞いてみると、2周目がそろそろ終わると言っていました。
かなり意外でした。
2周目というのは一番時間がかかるものなのです。
1周目は自分が解ける問題と解けない問題を種別していきます。
2周目は、自分が1周目で不正解だった問題であり、尚且つ、不正解の問題が多いと、非常に辛い周回になるのです。
それが私の想定よりも早く進んでいることに驚きました。
娘曰く、「この前、間に合わないと言われて、ヤバいってなって、スピードアップした」と言っていました。
■親がすべきサポートは学年で変わる
毎日毎日ガミガミと勉強するように言っても、中学生くらいの思春期になるとそれは難しいです。
その方法が通用するのは小学生までだと思います。
ある予備校講師が言っていましたが、高校生にもなると、勉強しなければならないのは自分が一番良く分かっているということです。
なので、精神的に勉強するように持って行くというよりも、いかに効率よくモチベーションを維持した勉強スタイルをやり続けることができるかが、塾などで必要なサポートだと言っていました。
これを聞いて私が感じたのは、親として必要なことは、勉強することを言うのではなく、なぜ勉強する必要があるのか、を親目線で話してあげることだと感じています。
誰でも楽に過ごしたいです。
それは大人も子供も変わらないと思います。
勉強しなくて学生生活が送れるのであれば、その方が良いに決まっています。
けれども、後悔を経験したことがあるから、親は子どもにそれを伝えていくことが大切だと思うのです。
勉強法もできれば、親も一緒に考えて、悩んであげるべきかもしれません。
徐々に自分のスタイルが確立すれば、あとはモチベーションだけで、やり続けることができるのかな?と思います。
まあ、以前に占いで、娘の場合はどこかで一旦挫折を味わうようなので、そこでしっかりとサポートしてあげるのが私の務めだと思っています。
占いなので当たるか外れるか分かりませんし、それがいつ来るのかもも分かりませんが。(笑)