なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」米国株式のアクティブファンドはどうか?

f:id:anyguidepost:20181007074815j:plain

先日、SBI証券iDeCoが新たに出したプラン「セレクトプラン」について紹介しました。

SBI証券iDeCoの荒業!「セレクトプラン」により信託報酬の安いファンドが多数ラインナップ - なんでも道しるべ

SBI証券が老舗なので昔から商品ラインナップがたくさんあり、35商品を上限とされると厳しい運用を強いられていましたが、プランを併存させることで、事実上、無限に商品設定できるようになりました。

利用者はプラン選択をするわけですから、35商品を上限となった原因である「商品が多すぎて選べない」ということに関しては35商品までで選べば良い訳ですね。

この方策を他社や金融庁がどのように受け止めるのか?が少し興味があります。

これがOKと慣例のようになれば、追随してくる販売会社は出てくるでしょうね。

本日は、このセレクトプランの商品ラインナップを見ていて、「ん?この商品はどうなんだ?」と思ったものがありました。

少し面白そうなので、ネタ的に積立投資してみようかなと思っています。

■「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」に興味あり

セレクトプランであっても35商品上限は変わらない訳ですから、SBI証券としては売れないような無駄な商品は入れたくないはずです。

インデックスファンドでは、低コストのeMAXIS Slimや、同じSBIグループのインデックスファンドやEXE-iシリーズを入れてきてことには非常に感心しました。

また、アクティブファンドでも、ブロガー内で人気のある商品や、売れ筋商品をラインナップしているので、抜け目ない印象です。

そのアクティブファンドの中で、一つ目に留まったのが「農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド」です。

アクティブファンドですが、名前のとおり、米国株式を主要投資対象としているようです。

米国では、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないという過去の膨大なデータから結論付けられています。

私自身も、このデータと結論には異論なく、右肩上がりの米国市場であるならそうだろうなと思っています。

でも、内心では、海外市場をターゲットにするアクティブファンドで手数料が安いものがないかな?と思っていて、さらに、米国中心のアクティブファンドがどのようなパフォーマンスをするのかが見てみたいという好奇心も芽生えています。

あくまで米国投資の中心は、S&P500であり、VTIであり、全世界株式(米国比率約50%)であるのは間違いないのですが、アクティブファンドで米国を主対象にしているものを興味本位で探していました。

アクティブファンドは手数料が高かったり、手頃な手数料でも全世界対象であったりしていたなかで、今回のものは面白そうでした。

■手数料に関して

まず、アクティブファンドなので、何といっても手数料が気になります。

購入時手数料は上限2.16%ですが、SBI証券のインターネットからの買付だと無料なのでノーロードです。

ちなみに、確定拠出年金(iDeCoなど)の場合は手数料無料とのこと。

信託報酬は、年率0.972%(税抜0.9%)です。

アクティブファンドにしては比較的安く感じます。

海外投資対象といっても、米国を中心にして地域限定をしているからなのかもしれません。

設定日が2017年7月5日ですので、第1期の運用報告書が出ています。

したがって、実質コストを確認することができました。

期間が2017年7月5日~2018年6月20日なので、1年間には少し届いていないですが、おおよそ1年となります。

信託報酬0.935%+売買委託手数料0.031%+有価証券取引税0.01%+その他費用0.018%=0.985%という結果でした。

アクティブファンドなので、もっと実質コストは上がっているかと思いましたが、売買回転率を下げて運用できたのか、意外と低コストを維持しており、1%を切っていました。

■リターンはインデックスを下回っている

リターンに関しては、2017年7月5日~2018年6月20日の騰落率は、+8.7%ということでした。

この期間の米国市場は絶好調で、S&P500だと+14%近くは上がっていたと思いますので、それに比べるとリターンは低いですね。

インデックスファンドには勝てないということが、この1年でも現れていることになりますが、私の考えとしては、アクティブファンドは市場が弱い時にどこまで抑えられるか、インデックス指数をアウトパフォームできるかが勝負だと思っていますので、その辺りを見極めたいです。

あと、気になる点としたら、分配金が出ており、1年目の2018年6月20日の決算では50円出ています。

長期投資についていえば、分配金は不要であるのが私の感覚です。

分配金は基準価額を下げる要因になりますので、非常に気にはなりますが、その影響がどこまで抑えられるかだと思っています。

■ちょっと面白そうだから積立してみる

2017年7月5日が設定日で、まだ1年と少ししか経過していないので、期待しながらも、過度な期待をせずに、積立投資を始めてみようと考えました。

とりあえず、毎日積立500円で、月11,500円というSBI証券の積立設定をしてみました。

設定から1年経過し、運用報告書を確認できたのは、実質コストを知る上では非常に良かったです。

設定日から最初の数年はコストが高くなっているファンドも多く見られているようです。

インデックスファンドで信託報酬も安く、低コストと思っていたら、実質コストは意外と高かったというファンドも現れています。

低信託報酬やインデックスファンドであればどれでも安心ではないので、選びもなかなか難しいですが、そのファンド選びを楽しみながら投資ライフを過ごせたらいいかなと思っています。