いま、娘の一番苦手な教科が国語です。
以前までは数学も苦手だったのですが、最近は少し難しい問題を解くようにして、オンライン家庭教師に解説してもらうことで、かなり実力が付いてきました。
油断したらすぐに落ちてしまうのが苦手な教科なので、ここは継続して取り組まないといけないのですが、2教科も苦手があると大変なので、1つでも克服できたのは良かったかなと思っています。
国語に関しては、この教科で足を引っ張ってしまっている感じになっており、簡単にいうと、国語が偏差値50程度で、他の4教科が偏差値60を上回るという感じです。
それにより、5教科で目標の偏差値64超というのは達成できていないということになっています。
得意な教科で苦手な教科の穴埋めができれば良いのかもしれませんが、得意な教科の上積みはなかなか大変なので、苦手な教科を克服することが早く成績を上げる方法です。
とはいえ、この偏差値50や偏差値60を上回るという成績は、あくまで塾内の成績なんですよね。
偏差値って、母数が異なると意味合いが全く異なってきます。
実はこれを学校内の順位で考えると全く様相が異なってくるんです。
それゆえに、さらに苦手克服のやり方を模索することになってしまうのです。
■中学受験と高校受験の偏差値は全く違う意味
偏差値という数値は、受験の業界では非常に使われるのですが、一般的にはあまり使わないです。
なので、あまり馴染みのない数値のため、偏差値教育という批判もあるわけですが、偏差値は非常に取扱いやすいと言いますか、受験層の中の位置関係や、得点層の分布も加味されているので、とても良い指標だと思っています。
けれども、最も注意なのが、受験者層の質です。
受験者層のレベルによって全く偏差値の扱いが異なってきます。
なので、中学受験の偏差値と高校受験の偏差値が全く違うとされるのです。
実際、便宜的に、中学と高校の偏差値を比べる場合、サイトなどで記載されている偏差値から中学は+5をして、高校は-7した方が良いと言われています。
なので、中学と高校では偏差値が12も違うということです。
具体的には、高校で偏差値72といわれるようなトップ校は偏差値65、中学で難関といわれるような偏差値60で偏差値65になるので、高校の72と中学の60が同じ程度ということになりますね。
なぜそのようなことになるのかって話ですが、それが受験者層の違いということになります。
高校受験は公立中学に通う生徒がほぼ受験するものですが、中学受験は小学生のなかで限られた上位層が受験します。
受験層が違うので、偏差値の取扱い方が変わって当然なんです。
なので、中学生の場合、学校での偏差値と塾の偏差値では全く意味が違うってことを理解しておく必要があります
実際には学校で偏差値が出るようなことはないのですし、塾によっても成績層が違うので、そこがまた難しいところではあるのですが。
■塾では成績が低くても学校では上位
娘の場合、馬渕教室での国語の成績が偏差値50なので、塾内ではほぼ半分くらいの位置です。
対して、その他の教科は、偏差値60超なので、偏差値67が出たときは上位5%、偏差値60の時は上位15%くらいかなと思っています。
けれども、先ほどの話のように、これはあくまで塾内の順位です。
これが学校内の順位になると話が全く異なってきます。
そもそも馬渕教室に通っている生徒って、学校の中でも上位層なんですよね。
入塾テストもあるのですが、もちろんトップ層でないと入れないというわけではなく、おそらく学校で半分以上の層であれば入塾はできると思います。
けれども、学校で半分くらいの位置だと、通塾を継続できない人が多いみたいですけど。
なので、学校でトップ層とまでは言えなくても、上位層にいる生徒群が馬渕教室で公開テストを受験していることになります。
■自分が在籍する母数が大事
そこから考えると、馬渕教室の偏差値50の成績上位半分くらいというのは、学校では上位層の半分くらいという感じなんですよね。
簡単にいうと、学年で200人いた場合、上位層って50位以内だと思いますが、その半分なので25位くらいだと思います。
もう少し中間層の受験者もいると考えると、25位~30位くらいかなと思います。
対して、馬渕教室で偏差値60超となると、学校ではトップ層になります。
上位層の50名の上位15%ですから、7~8位くらいですか、そんな感じです。
なので、塾で偏差値50だからといって、悲観する必要は全く無く、上がっていくために、25位から20人くらいを抜かす勢いで勉強すればよいだけの話です。
とはいえ、実際のところは、国語も他の4教科も同じくらいの成績です。
国語が多少低いかなと、市内統一テストを見て思うことがありますが、それでも公立中学の中では誤差範囲です。
これが塾内の模試テストの成績ではしっかりと差が出てくるのですから、思うところとしたら、「自分の実力がきちんと反映される母数に在籍しておかないと井の中の蛙になる」ということです。