我が子は言うことを聞きますか?
聞くと言っても、それぞれレベルが違いますから、どこまでが聞いていて、どこまでが聞いていないのかなんて各人の捉え方で違いますから、客観的な基準はありません。
それでも、親自身が聞いて欲しいと思っていることに対し、子どもが素直に耳を傾けるかどうかは基準になるかもしれません。
親の要求が厳しければ、子どもだって聞けないことはあるかもしれませんが、それもケースバイケースであり、親が基準を厳しくしているのも、それはその基準であります。
親の問題、子の問題は様々ありますが、子どもに主導権を握らせないのはある程度必要なのだと思います。
というのも、子どもは子どもの世界観がありますが、それは限られた範囲であり、かつ狭い世界観でしかありません。
親は大人として広いコミュニティで生活しているうえ、生活基盤として稼ぐという行為も行っています。
したがって、基本的に子どもの基準と大人の基準が異なって当然なのです。
そのうえで、親は子どもに不幸になってほしいなんて考える人はいませんから、子どもが幸せになるためのアドバイスをしようとします。
それが素直に聞けるかどうかです。
■9歳までに親が主導権!?
あるネット記事に、東大や京大に合格する為には9歳までに親が主導権をと書かれていました。
主導権とか、ハンドルとか、そのような表現をされていましたが、まあ、結局は親の言ったとおりに子どもが動けるかどうかですね。
学力試験が難しくなければ、子どもを東大・京大行かせたいと思っている親は多いはずです。
勉強だけできてもとか、人生勉強だけじゃない、などといった奇麗事をいう大人もいますが、東大や京大に入って損をすることはありません。
まあ、誰でも入れるようになってしまうと、学力ブランドは崩壊してしまって、卒業しても意味ないですけどね。
結局は、しっかりと勉強して、難しい試験をパスした、一流の学力をもっている証しみないなものであるから、挑戦する意味があるというものです。
■勉強は超コスパ良い!?
結局、世の中、勉強することは最もコスパが良いと言われています。
それは親が体験して一番身に染みているから、子どもに勉強してほしいと願うわけです。
当然、親もそれなりに、お金を出すとか、サポートするとか、時間の融通をつけるとか、子どもに丸投げはできませんが、親にとっては勉強してもらえることが、子育てにおいて非常に重要な要素であると思っています。
ただ、勉強は楽しいだけではないです。
楽しくないし、面倒くさいし、辛い時もあるし、テストは緊張するし、遊べないし、面白くない、などで、嫌なことであればどれだけでも挙げられると思います。
それでも、勉強した方が良いと親が思っているのは、それなりの理由があるからです。
そうしたときに、子どもが親の言うことを聞いてくれるかどうかです。
■子どもに信頼されている!?
子どもには必ず反抗期がやってきますが、その時と、学業専念の時期が重なってしまうから問題です。
後悔してほしくないから、親はそれでも子どもに勉強するべきだと言いますが、なかなかそのとおりに動いてくれる子どもは少ないです。
その中でも自ら自分を律せる子や、大人の言うことを素直に聞いてくれる子もいます。
私が思うに、親の言うことを聞いてくれるようになるプロセスは様々な方法があり、正解はないと思っています。
スパルタのようにする親もいれば、説き伏せる親もいるでしょうし、放置する親も必ずいるはずです。
子どもの性格と親の意気込みでも変わってくるので、どの方法が正しいのかはないと思いますが、最終的には親の希望が子どもに伝わり、実践してくれることがあれば良いのです。
そのために必要なことは、子どもが「親を信頼しているか」どうかだと思います。
信頼していなければ、年齢を重ねるごとに反発を生みますし、親の言うことなんて聞くわけがありません。
信頼していれば、親の背中を見せるだけでは、子どもは理解してくれるようになると思います。
■子どもに行動で示す!?
信頼を得るための方法も様々あると思いますが、それは基本的な生活スタイルだと思います。
子どもは「大人ばっかり」と思っている節が必ずありますから、それを根付かせないことが重要で、大人も大変なことがあることや、なぜこのようなことを言っているのかをきちんと説明して、行動で示してあげることが大切です。
意外と、親は自分だけ楽なことをして、子どもに苦労を押し付けている人が多いです。
そんな様子だから、子どもに足元を見られて、言うことを聞いてくれなくなるのです。
別に親が高学歴でなくても、子どもが高学歴になる例はたくさんあります。
遺伝子が良い悪いとか、地頭が良い悪いなんて関係ないです。
もっと子どもに信頼される親になることで、親のいうことは聞いてくれるでしょう。
それが9歳までと言われたらそうなのかもしれませんがね。