勉強する参考書は子ども本人に選ばせるという話がありますが、これって正しいのかな?と思えます。
子どもの年齢は小中高で違うので、考え方や取り組み方も異なるため、同じように扱えないのですが、このアドバイスを鵜呑みにして、子どもに丸投げするというのは少し違うかなと思います。
おそらく、問題点は、親が勝手に買ってきた参考書を子どもに与えて、子どもは全くやる気が出ないとか、反抗的にやらないとかが起きるので、本人に選ばせた方が良いという考えだと思います。
けれども、それって、親子関係の問題であって、参考書選びの問題にすり替わっているだけのような気がするのです。
親子関係が良好で、親が選定した参考書を、子どもが疑いもなく使うのであれば、これは問題にならないと思います。
このときに、親はしっかりと参考書の情報を勉強しないといけないです。
ただ単に何も考えずに、誰かが使っていたからとか、本屋でお勧めされていたとか、発売したところだからとか、そんな単純な理由で買え与えていると、子どもが反発しても仕方ないです。
また、実績も重要ですよね。
親が買ってきた参考書で、子ども自身がテストで良い点が取れたかどうかも重要でしょう。
親に信頼があれば、子どもは疑いもなく、その参考書を使うはずです。
なぜ、私がそのように考えているかというと、それは参考書を選定するのに時間がかかるからです。
子どもを参考書マニアにしてはダメです。
その選定時間があれば、勉強時間にすべきだからです。
■本人が選ぶとデメリットが大きい
参考書選びは非常に難しいと思います。
そもそも無数にある参考書の中から、評判の良いものを選定し、自分にあったものを探し出すというのはかなり時間を要します。
また、何が良い参考書なのかというのは、学生本人は分からないものです。
客観的に参考書をレビューして、良い参考書なのか、あまり良くない参考書なのかを結論付けているものを確認しなければなりません。
塾の先生などはある程度の意見は持っていますが、それでも、塾は商売なので、やはり推薦図書的なものは存在しますし、さらに、塾の先生が学生のバイトである可能性もあり、学生だとあまり良い意見はないかもしれません。
それは、バイト学生自身は、自分が高校の時に利用した参考書を推薦すると思いますし、それで合格しているので、疑わないと思うのです。
しかしながら、それが学校から配布されたものであったりすると、その参考書がその学生に合っていたとしても、それが万人受けするかどうか分からないのです。
なので、参考書を探し出すというのは非常に時間を要します。
はっきり言って、参考書を探している時間がもったいないので、その時間を勉強した方が成績は上がるでしょうね。
それに自分で探せるようになると、いろいろな参考書に目移りしてしまう危険もあります。
私が教育系のYouTubeを見ていると、各塾の先生でも意見が割れている部分も結構あります。
とはいえ、ある程度の推薦参考書は共通部分がありますから、それらで紹介されている参考書を購入すればほぼ間違いはないでしょうね。
けれども、様々なチャンネルの紹介動画などを観ないといけませんから、参考書探しはかなり時間を要するのは間違いないと思いますよ。
■親は子供から信頼が得られるかどうか
私の場合は、様々な動画を観て、ある程度の参考書は頭に入っています。
あとは、本人が高校生になってから、実際に参考書選びのルートなどを手に入れれば、購入する参考書選びは間違いないと思っていますし、迷うこともないと思っています。
現時点では中学生ですが、高校生の参考書も一部購入済の部分もあります。
中学生であったとしても、高校生の参考書を進めても問題ないのは多いです。
特に国語とか英語などはそうなのかもしれません。
大切なのは、親の選定した参考書を子どもが信じてやってもらえるかどうか。
それには、子どもの信頼を得なければなりません。
やはり小中学生の段階から、親の与えた参考書を使ってテストで良い点が取れたとか、学校の成績が良くなったとか、そのような実感しやすい結果が必要なのだと思います。
信頼さえあれば、親の先生参考書を疑うことなく、利用してもらえると思いますから。
■参考書マニアは子どもではなく親がなるもの
子どもを参考書マニアにするほど無駄なことはないです。
参考書を選んでいると勉強している気になるものですが、この時間はかなりの無駄です。
逆に親はしっかりと時間を取って、世の中の参考書から、有名で、利用価値のあるものを選定する知識を得なくてはいけません。
それってかなりの時間を要しますから、興味をもっていないと厳しいでしょうね。
でも子どもが成績向上してくれるなら、親としてはやって損はないと思いますよ。
なぜなら、いまは便利なYouTubeがありますから、無料で情報を取ることができます。
参考書選びが勉強の基本ですから、親が子どもの勉強に関われる大きなチャンスとして捉えることができます。
是非とも親も一緒に参考書選びの勉強をしましょう。