年も明けて、「今年は勉強を頑張る」っていう子どもがたくさんいると思いますが、言い方は難しいですが、子どものいう頑張るっていうセリフだけを信じていても結果が伴いません。
一つ、前提として知っておく必要があるのが、学校の成績と入試の偏差値は全く違うということです。
これは大学受験でも高校受験でも同じです。
大学受験ならもっと顕著かもしれませんが、高校の偏差値によって、集まる生徒の学力が全く違いますので、同じ学力でも評定は全く異なってきます。
高校では絶対評価だから同じじゃないのか?って思う親がいるかもしれませんが、絶対評価は絶対ではないのです。
そんなことしたら、トップ高校だと全員の評定が5になって、下位層の高校だと全員の評定が2になってしまいます。
なので、評定の絶対評価というのはあくまでの表向きの話であり、実際は相対評価中の絶対評価ということです。
言い換えると、先生の中ではある程度の評定の割り振りがあるんだけど、年によっては、どこかの評定に大量の人が偏ってしまっても仕方ないよね、という感じで評定の付け方に自由度が付いただけです。
これは、中学校でも同じで、昔の相対評価のように人数割りがしっかりしていた時に比べると、その生徒の本質の学力を見てくれるようになりましたが、かといって、良く勉強する地域の生徒が全員評定5になるということはあり得ないということです。
これを前提として、子どもの頑張るというのは全く信頼できないというのが、子どもは何をどのように頑張ったらよいのかが分からないからです。
それは親も同じかもしれません。
もし子どもが中学生の場合、子どもが通知表で評定5を取るための方法ってどのようにするか知っていますか?
答えられる親はほんの一部であり、多数の親は子ども任せの家庭が多いのではないでしょうか。
親はどうしたら良いか分からないのに、子どもが自力で頑張るっていっても、それは空回りというものです。
親が道筋を知っているからこそ、子どもがそれでできるようになり、結果が出てくるというものです。
■正しいやり方で勉強しないと結果はでない
当ブログでは、定期テストで90点以上を取る方法、評定で5を取る方法を書いています。
実際には、その方法を取ってもらえれば、やる気のある子どもであれば、ほぼ確実に90点以上、評定5以上を取ることが可能になります。
我が娘は、地頭は良くないです。
両親が高学歴では無いので、遺伝子がそもそも良くないので仕方ないですよね。
それでも、中学3年間で、評定は134/135でしたので、正しいやり方で、その方法を愚直にやり通せば可能だということです。
ただ、その方法を知らないから出来ないだけで、その方法さえ知っていれば、自分自身でしっかりとコントロールできる子どもであれば、やる気と同時に結果も出てくるでしょうね。
その方法は、当ブログの記事で頻繁に書いていますので、それを見てほしいです。
さて、親の意識ですが、実はそっちの方が問題なのです。
■まずは親が何をしたら良いのかを勉強すべき
私の職場の上司の人が、我が娘の3年間の通知表の評定を聞いて、言葉を失っていました。
私からすると普通のことで、娘はすでに受験生ですので、学校の通知表と入試は別物だと思っていますから、いくら学校の通知表がオール5だったとしても、難関校に合格できるとは限らないと思っています。
けれども、そのような通知表を見たことない親からすると、その次元の話が分からないので驚くのです。
驚く前に、どうしたら、そのような成績が取れるのか、本気で考えたことあるのかな?って私からすると不思議なのです。
というのは、別に子どもが優秀ではなくても、オール5なんて取れると思っているからです。
正しいやり方を知らず、子どもが本気で勉強しないで、親が何も調べないから、オール5が取れないと私が思っていますので。
だから、きちんと調べて、子どもに正しいアドバイスができれば、自然と成績は上がっていくものです。
あくまで学校の通知表の評定ですけどね。
ただ、その成績向上が子どもの学力の第一歩だと思っています。
学校の通知表の成績すら上がらない子が、難関校を挑戦しようとする土台すら立てない、それが現実ということです。
まずは、正しいやり方を知って、正しいアドバイスをすることを、親は目指すべきです。
子どもがやる気を出して、今年は頑張るって言っている時がチャンスですからね。
せっかくの年明けですから、年末年始で子どもと会話する機会も多いですし、お年玉を渡す時に話もできます。
そして、新しい年になって、新年の抱負なども言う時期ですから、親が子どものためにできることはたくさんあるということを分かって欲しいですね。
チャンスだった年末年始に何も手立てをしていない親だと、子どもの成績は上がらないでしょう。
まずは、子どもの前に親がどうしたら良いのか?何をすべきなのか?を勉強することからスタートです。