なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【新NISAを始める前に】投資を始めるまでに生活防衛資金としていくらの貯金が必要か?

2024年から新NISAが始まり、これまで投資に興味が無かった人や、興味があったけどやってこなかった人でも、とりあえず初めてみるかという考えの人が増えてくると思います。

というのが、給与も上がらない、年金も心配、老後資金が不安という人が多くなっているからというのと、100円からでも投資信託は購入可能という宣伝文句から、購買意欲が増えてくるからです。

けれども、今まで投資を一切やらなかった人が急にやりだすと非常に危険です。

なせなら、世の中にはビギナーズラックというものがあり、本当に偶然ならが最初は何も考えなくても利益が乗ってしまって、自分って投資に向いてるんじゃ?って勘違いしてしまうケースが結構な頻度であるからです。

これは、インデックスファンドを買って放置する戦略であっても、アクティブファンドを買ってタイミングを見る戦略であっても、個別株を売買して利益を追求する方法であっても、何でも当てはまります。

注意しないと自分のリスク許容度以上の投資をしてしまう可能性があるのです

リスク許容度以上の投資だと、まあ、ちょっと下がった時に焦るくらいで、はたまた少し損をして、やり過ぎたなと反省する程度で済むかもしれませんが、きちんと制御していなければ、生活費を全て投入するということもやってしまう可能性もあるわけです。

投資とギャンブル(投機)は紙一重なので、その辺りの線引きを上手くやっておかないと痛い目にあいます。

この線引きにおいて一番必要なことは、生活防衛資金を貯蓄しておくこと。

この貯金額が意外と重要で、これを割り込んでまで投資してしまうと、お金が必要な時に相場が下落していたら泣く泣く売却しなければならなくなります。

そうなると、せっかく増やそうと思って投資しているのが、マイナスの結果になってしまうからです。

投資というのは資産運用の中でコアであり、一番利用できる方法ですが、一度マイナスを経験してしまうと、二度と手を出せなくなってしまう可能性もあります。

そのためにも、生活防衛資金は必ず守らないといけません。

それがあってこその投資ということになります。

■正直なところ人や家庭による

生活防衛資金を貯めておこうという話は投資初心者には必ずされることですが、結局のところいくら貯めれば良いのか?って話です。

正直な話、人によって違う、家庭によって違うというの結論になるのですが、それでは回答になっていません。

よく言われるのが、生活費の半年~1年分は貯めておいた方が良いと言われています。

ここで厳密に言えないのが、人によって会社員なのか、自営業なのかによって違いますし、どんな保険に入っているかによって変わるからです。

万が一収入が無くなる状況といえば、退職とか病気だと思いますが、この状況って人によってかなり異なります。

なので、人によって貯金で置いておかなければならない金額って変わるんですよね。

なので、とりあえず最低でも半年分は置いておいたら安心だと思います。

■100万円~200万円の貯蓄することからスタート

生活費の半年分っていくらくらいなのか?

これも人によって違いますから、何とも言えない部分ではありますが、一般的なアンケート結果からの話ですし、単身世帯で16万円、2人世帯で25万円、子どもが1人の3人世帯で30万円だと言われています。

あとは自分の節約度合いや贅沢度合いによって変わってくると思いますが、とりあえず金額を想定するには、これらをベースとして考えれば十分です。

なので、単身世帯であれば96万円、2人世帯であれば150万円、3人世帯であれば180万円となります。

おおよそ100万円~200万円くらいの生活防衛資金があれば安心ということになります。

この金額に関しては絶対に投資に回してはいけません。

生活費の口座と別口座に置いておく必要があります。

生活防衛資金は定期預金にしていては解約手続きなどが必要なので良くないと言われますが、解約手続きなんてすぐできるので、使えないようにしておくという点では定期預金くらいは良いかもしれません。

決して、定期性保険などには入れないようにしないといけません。

保険は解約すると元本割れする恐れがありますからね。

多少の金利で元本割れのリスクがあるくらいなら、普通預金や定期預金で置いておいた方が良いです。

2024年からNISAが新しくなることで、様々な広告や噂、キャンペーンなどがあるので、いままで投資に興味が無かった人も、何かとソワソワする年になりそうです。

ほとぼりが冷めるまでは、今までやったことないものに急に手を出すのではなく、徐々にやっていかなければ、取り返しのつかない損を被ることになりかねません。

生活防衛資金をまず貯めることがスタートです。

この資金が貯められていない人は、まだスタート地点に立っていないと思うべきです。