なんでも道しるべ

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【伝統という言葉】甲子園の土・辞書引き学習法・単語ノートの写経、共通する時代遅れな教育

甲子園で行われている高校野球、負けた高校が甲子園の土を持って帰るのが風物詩みたいになっています。

けれども、今回負けた高校の中で、誰一人として甲子園の土を持って帰らなかったという高校がありました。

まあ、甲子園の土を持って帰るかどうかは個人の自由だと思いますから、持って帰るのも自由ですし、持って帰らないのも自由だと思うのですが、私が気になったのは、「持って帰らないのが伝統」と言った言葉でした。

伝統って言葉、一昔前であればこれも有りかなと思いますが、今の時代、伝統ほど無駄なことはありません。

伝統を大切にするのは良いことだと思いますが、甲子園の土を持って帰るかどうかを伝統って言葉で片付けるにはあまりにも安易すぎます。

このような精神が日本の低迷に繋がっていくと思っており、現代の18歳までがこの伝統って言葉で片付けるというのが日本の将来が不安です。

実際、高校野球は丸坊主という伝統を気にしないで自由な髪形にしたチームの方が勝っている事実。

これは伝統を自由が勝ったという結果なわけです。

何をやるにも自由、自分で決める、自分の人生は自分で判断する、自由であることには責任がある、このような気持ちの方がこれからの時代に合っていると思いますし、グローバルコミュニケーションでは普通のことです。

いまだに昭和の古い習慣に魅了されて、それを伝統という言葉で片付けているのは、ちょっと危ういというのを周りの大人は認識した方が良いと思います。

このような高校生を育てた周りの大人が原因でもあります。

■辞書引き学習を今でもやっている

数年前、娘が学校からショートステイで海外への語学研修に行くことがありました。

事前の説明会である母親が言った一言に引っかかりました。

その母親が言ったのが、「うちの子は辞書引きを教育しているのですが、持ち物で辞書を持って行っても良いですか?」

その質問に答えた先生は、「それは家庭の方針の自由ですが、かさ張って荷物になるので、できれば電子辞書も検討して下さい」という言葉でした。

そらそうでしょ。

辞書引き学習も自由ですし、電子辞書にするのも自由です。

勝手にしたら?というのが私の感覚であり、一番意味が分からなかったのが、そんな質問を皆の前でやったという母親の感覚です。

一体何が言いたかったのでしょう?

うちの教育は辞書引きなので良いですよね?という単純な質問だったのでしょうか?

それとも、うちは今でも辞書引きという世の中で流行っている正しい教育をしているんですという自慢だったのでしょうか?

真意は分かりませんが、どちらであったとしても、そこでみんなの前で言う質問ではありません。

勝手にすれば良いということです。

それが自由であり、各家庭の責任であるからです。

これを家庭の伝統みたいな言い方をしていること自体が古いです。

実際、英語の先生からすると、紙の辞書よりも電子辞書、電子辞書よりもスマホが良いと言われています。

その理由は、調べるのが早い、楽だからです。

受験なんて時間勝負なんです。

紙の辞書でちんたら引いている時間があったら、他の勉強ができますからね。

周りの単語も一緒に覚えるなんてナンセンスと言いますか、全く意味の無い行動なのです。

一時、辞書引き学習法というのが流行った時代もありましたが、今は見る影もありません。

当たり前です、時間の無駄な勉強法なんて滅びるんですよ。

伝統的な学習法なんて無意味なんです。

■単語ノートで写経するなんて古い

今の大人が子どもの時代、単語ノートで毎日単語を書くという宿題があったと思います。

いま、そんな宿題がありますか?ないですよね?

そうなんです、単語ノートで単語を覚えるなんて時間の無駄というか、その宿題自体が無駄なんです。

覚える漢字を、わざわざ紙に書いて覚えるなんて時間の無駄だと言われています。

覚えるなら空中書きでもなんでもいいから一気に覚えるんです。

そして、1回で覚えられたらそれで終了、10回書く必要があれば10回書けばいいんです。

それが単語の覚え方です。

そして、書く単語と読む単語を分けるのも今の時代の覚え方です。

全ての単語が書ける必要がありませんし、読めなければいけない単語も昔より何倍も増えています。

それが今の勉強法です。

それを単語は単語ノートで書いて覚えるというのを、今でもやっていたらそ、それは時代遅れなんですよね。

それを知らずに、昔は書いて覚えてたとか、いまだに写経のような宿題をやらせる親や学校の先生がいます。

何が教育なのかは大人が考えなければなりません。

伝統という言葉を使うとカッコよく聞こえますが、それは大きな問題です。

今からの時代、伝統的なものを生かしながら、新しいものを取り入れる精神がないと時代に取り残されます。

現状維持は後退という言葉は有名ですが、その感覚は子どもではなく、周りの大人が意識しなければなりません。

間違った教育を永遠としているほど無駄なことはないですし、子どもにとっても不幸なことです。